2016/07/18

神鉄旅行

  神鉄旅行の備忘録。


  JR加古川線の風景は、ローカルすぎてあまり面白くなかった。兵庫県だと、ちょうど先日乗ってきた神鉄の三田線~有馬線がやたら楽しかった。山中を走るので周囲のダイナミックな高低を間近に見られるし、この季節だと停車駅毎に森林の心地良い香りが楽しめるし、斜面沿いの見晴らしの良いエリアも多いし、線路沿いの市街地もモダンで清潔感がある(きちんとした都市計画が行われている感じで、居酒屋やパチンコ店が無さそう)し、やたら大柄なビル(たぶんマンション)が高台にぽこぽこ建っていたりするしで、見どころがたくさんある。一時間に4本と運行本数も多いし、谷上駅から北神急行に乗り換えれば新神戸へ直行できる。もちろん新開地から三宮にもすぐなので利便性が高い。三田-新開地間で約1時間と、所要時間もほどほど。

  ちなみに、上記の谷川-加古川間は約80分で、ダイヤは2時間に一本。加古川沿いにゆるゆる走る単線路線で、山々の間の狭い平地に沿って畑と民家がずっと続いている感じ。私が乗った時は曇天だったせいもあり、わりと退屈してしまった。

  ゲーマー的には『こみパ』の猪名川さんなのだった(有馬の旅館経営者の娘)。


(2016年7月6日撮影。以下同様)
(図1:)横山駅を三田側から。ココアブラウンの屋根が美しい橋上駅だが、線路部分が周囲から窪んでおり、駅正面は地上駅のような形になっているらしい。平日の真昼(12時台)だが、なぜか学生が多かった。緑に囲まれて気持ちの良い駅風景。
(図2:)花山駅。これも片側(西側)は地上駅のような造りだが、逆に東側(写真正面)は高架のように斜面が開けている。正面の大きなマンションは、1988年築とのこと。このあたりには、緑豊かな高台の上にがっしりしたビル(マンション)が建っていることが多い。坂がきついので住民はたいへんだと思うけど。
(図3:)箕谷駅付近。複雑にうねる山々の隙間(盆地)に、住宅やビルがぎっしりと密集している。この写真では分かりにくいが、写真右端の遠景にも住宅地が広がっており、車中から眺めるだけでわくわくした。下車して歩き回れなかったが、1時間に4本もあるので、時間的余裕はあると思う。もし次の機会があれば、夜景も見てみたい。
(図4:)同じく箕谷駅付近。このあたりは緑に囲まれた狭隘なルートだが、ちゃんと複線で敷設されている(※一部には単線の箇所もある)。有馬口駅は有馬温泉行もあるので4線、谷上駅は北神急行の路線も入っているためほぼ6線が平行している。自動車道をダイナミックにくぐり抜けていくところも楽しい(左の写真で奥に見えているのは、たぶん阪神高速)。
(図5:)山の街駅付近だと思う。このあたりのカーブはたいへん見晴らしが良かった。左手は斜面の下に明るい街並みが広がっており、正面の山の中腹にも住宅がコロニーのように集まっている。このような開けた場所があるかと思えば、また木々の茂る山裾に入っていったりトンネルを抜けたりと、飽きの来ない展開が続く。特にこの時期は森山の空気が気持ち良かった。