2020/01/24

「AQUA SHOOTERS!」フェイス交換

  ガチャポン「AQUA SHOOTERS!」シリーズのフェイス交換実験。
  第2、3、4弾の顔と頭髪を相互に交換してみた写真集。
  ※第1弾は入手しそびれた。限定販売フェイスも入手していない。

まずは第2弾から第4弾までのデフォルトキャラ全員集合。頭髪とフェイスだけでなく、服装やアクセサリー類、手持ち武器、全身のポージング、そしてチーム編成や撮影アングルまでチューニングすれば、ほとんど無限の広がりがある。

  500円でリーズナブルに入手できる全身可動キャラクターとしては、非常に優れた出来のシリーズだと思う。キャラクターデザインもあざとすぎず、親しみが持てるし、ヴァリエーションも豊富だ。関節可動も安定しているし、支柱無しでも十分自立できるほどの安定感がある。水鉄砲サバゲー風という、とっつきやすいシチュエーションでありながら、武器セットには対戦車ロケットランチャーやゴーグルや土嚢といった本格的なミリタリー系アイテムを入れてきたり、かと思えばヘッドフォンのようなユニークなアイテムを入れてみたりと、懐の深いラインアップになっている。とても良いシリーズだと思うし、今後とも注目していきたい。


  正面写真を3人ずつ並べていく。実際にはポージング等によって雰囲気は大きく変化するものだが、ひとまずサンプルとして組み合わせを試してみた。閲覧者の参考になれば幸い。


  【 第2弾頭髪と各ボディの組み合わせ 】

まずはデフォルト、キットのままの組み合わせ。第2弾は左右横向きのフェイスが大きな特徴。頭髪は、三人とも短めにまとめている。設定上の名前は、左から「湊ゆき」「風見ひかる」「岩城ひなこ」。
第2弾の中での頭髪入れ替え。ピンク髪+ツリ目はちょっときついが、動きをつければ輝きそう。おさげ+岩城フェイスも、ちょっと顔立ちがぼんやりする。グレーのボブカット+赤目は、とぼけたユーモアを感じる面白い組み合わせ。
ピンク髪+岩城フェイスは面白い。真面目そうな雰囲気も出てきた。おさげ+横向き赤目は、ずいぶんおっとりした雰囲気になった。困り顔のようにも見える。ふんわりボブ+ツリ目の組み合わせは、かなり刺激的。相手チームのサブキャラっぽい感じ。
第2弾頭髪と、第3弾のフェイス&ボディの組み合わせ。ピンク髪+正面フェイスは正統派。おさげ+赤い猫目は、ちょっと媚びた感じかもしれないが、爽やかな夏服がよく似合っている。グレー髪+青目は、かなりクールな印象。表情が読み取りにくい。三人並べると、隙のない熟練チームという印象。
第2弾頭髪と第3弾のフェイスの組み替え。ピンク髪と青目の組み合わせは、めったに見ない配色。オレンジ色の正面顔は、やはり正統派美少女キャラになる。グレーボブ+赤猫目もなかなか。
ピンク髪+猫目は、案外おとなしい感じになった。赤目なのでデフォルトフェイスの表情変化のようにも見える。おさげ+青目も、かなり真面目そうな雰囲気。グレー髪+オレンジ目は、軽妙な可愛らしさ。
第2弾頭髪と第4弾のフェイス&ボディ……うん? なんだかきついぞ。ツリ目フェイスは、目の位置が高いせいか、フィットする頭髪とフィットしないものの差が激しい。おさげ+正面顔は、古風な少女キャラになった。狂気の赤目は……ゾンビ化?
瞳孔の開いた赤目は、まるでバーカーサーか何かのようだ。扱いが難しい。おさげ+ツリ目笑顔は、ほっこりする感じ。右の本橋いずみフェイスは、寡黙系美少女キャラのようになった。
ピンク髪+正面顔は無難。おさげ+赤目は、ゾンビハンターのようになった。やや幼い雰囲気になったのも興味深い。水鉄砲試合のシーンでは良いアイキャッチになるだろう。右のボブ+ツリ目は、なかなか似合っているし、かなり面白い雰囲気になった。


  第2弾の総評:
  頭髪について。ピンク髪は、一見すると無難に可愛いが、フェイスとの組み合わせが案外難しい。前髪が重いし、両脇の横髪もかなり濃いため、雰囲気が限定されてしまうのだろう。結局、デフォルトの組み合わせが一番……ということになりかねない。黒髪おさげはクラシカルな髪型で、フェイス次第でさまざまなタイプの美少女キャラになる。いずれにせよ、どのフェイスにも合わせられる懐の深さがある。グレーのボブヘアは柔軟性が高く、フェイス次第で雰囲気が激変する。なかでも華やかなオレンジ目(望月あかねフェイス)と、シックな紫目(本橋いずみフェイス)が出色の出来。
  フェイスについて。横向き視線のフェイスは個性が強いが、アクションを取らせると輝くだろう。「湊ゆき」の赤目フェイスはおっとりした雰囲気を作ってくれる。「岩城ひなこ」のフェイスは、凜々しい感じになったり物思わしげな雰囲気になったりする。「風見ひかる」の正面にらみつけフェイスは、頭髪などで多少雰囲気を和らげる方が良いと思われる。


  【 第3弾頭髪と各ボディの組み合わせ 】

第3弾頭髪と、第2弾のフェイス(&ボディ)の組み合わせ。茶髪は「望月あかね」、癖毛は「和田あずき」、金髪は「野中りか」。茶髪+横向きフェイスは、かなり冷静そうな感じ。赤目は、デフォルトフェイスの変化版のようでしっくり来る。にらみ金髪は、ロシアからの殺し屋っぽい。
茶髪+にらみ顔は、色調がぴったり合っている。試合ではかなり強そう。癖毛+横向き視線は、個性が掴みづらい。赤目金髪は、これはこれであり。
茶髪+赤目は、落ち着きのある正統派。癖毛+にらみ顔は、かなりボーイッシュな雰囲気に傾いた。金髪+横向きは、うーむ、よく分からない。魅力はあると思うが……。
第3弾のデフォルト状態。しっとりした茶髪キャラ、活発な猫目ショートのキャラ、そして金髪碧眼キャラと、それぞれ方向性が明確。
第3弾の中でのフェイス交換。茶髪+レッド猫目は、元気そうな印象が強まり、夏服と相俟ってスポーティな感じ。癖毛+青目は、ちょっとミステリアスな感じ。見せ方次第では面白くなりそう。金髪+オレンジ目は、穏やかな雰囲気になった。中位ランクの堅実なチームのような雰囲気。
茶髪+青目は視覚的なインパクトが強い。ジオラマ写真でも主役を張れるだろう。癖毛+オレンジ目は、ちょっと無難すぎるかもしれない。アクセサリーを盛り付けたい。金髪+猫目は、やはり媚びが出る。
第4弾フェイスとの組み合わせ。茶髪に紫目は、ちょっと沈みすぎるかも。癖毛+赤目+八重歯笑顔は、小動物系やんちゃキャラの記号を乗せまくっている。金髪+ツリ目笑顔は、風変わりな組み合わせだが、面白い使い方が出来そう。
やはりツリ目は扱いが難しい。ツリ目が前髪で隠れているのももったいない。中央は真面目な後輩っぽい。ハンターアイの金髪は……宮内レミィ?
この赤目は、(小)悪魔キャラかゾンビ化キャラになりがちだが、楽しそうな笑顔のおかげで、案外使いやすい。癖毛+ツリ目は、やはりツリ目の端が隠れてしまう。『キルミーベイベー』のソーニャを再現するなら、この金髪+紫目をベースにすると良さそう。

  第3弾の総評:。
  頭髪:第3弾の頭髪はどれもファッショナブルで、組み合わせが楽しい。茶髪は使い勝手が良く、特に第3弾どうしでは、どのフェイスと交換しても非常に良いキャラが出来上がる。ただし、フェイスとの組み合わせによってはかなり地味になる場合もある。癖毛は、第2弾のグレーボブと同じく、柔軟性が高い。クールな青目にしても面白いし、狂気の赤目もしっかり受け止めてくれる。金髪キャラは、この「野中りか」と第1弾のキャラの二人だけ。個性が強そうに見えるが、意外なことにどのフェイスにもうまく合う。フェイスや服装との組み合わせ次第で、かなりポテンシャルの高い頭髪パーツだと思う。
  フェイス:「望月あかね」の正面向きオレンジ目は非常に使いやすく、安定感がある。組み合わせによって、真面目な雰囲気になったり、優しそうになったり、知的な印象を形作ったりする。「野中りか」の碧眼フェイスは、クールな青色が強い個性を持っている。ただし、顔全体としては表情が薄いので、案外扱いの難しいフェイスかもしれない。「和田あずき」の赤い猫目フェイスは、愛嬌のある可愛らしいフェイスパーツだが、組み合わせによっては媚びが強くなりすぎる。第2弾のグレー頭髪や、(後述の)第4弾の黒髪ロングや片目隠れと合わせるのが、個人的には好み。


  【 第4弾頭髪と各ボディの組み合わせ 】

第4弾の頭髪は、青系ショートカットの「長島まゆみ」、黒髪ロングの「本橋いずみ」、そして片目隠れの「星乃ともよ」。ブルー髪はやはり寡黙系フェイスとの相性が良い。黒髪+ツリ目は、責任感の強いリーダータイプか。片目隠れ+横向きフェイスは年齢不詳っぽい。
第4弾頭髪と第2弾フェイスの組み替え。頭髪と両目をブルーで統一すると、まとまりが良い。黒髪+横向き赤目は、なにやら天然キャラっぽくなった。目隠れ+ツリ目は、かなり強気な印象。リーダー頼みの一強チームっぽい。
まるでリーダー不在の三人といった様子。ブルー髪+ツリ目は、ちょっと堅苦しくまとまりすぎたかも。黒髪+横向きは、こちらもちょっと抜けた感じに見える。横向きの赤目フェイスは、これが桜咲ヴォイスの白坂小梅に最も近いだろうか。
第3弾フェイスはすべて正面向き。ブルー髪+赤目は、べつに綾波レイっぽくなったりはしない。明るいオレンジ目は、やはり美少女顔。目隠れ+碧眼は、マリア・タチバナを連想させる(ツリ目を重視するなら、上述の風見フェイスでもよい)。
ブルー頭髪に水色の両目は、とても爽やかな雰囲気になる。黒髪ロングは、猫目にしてもどこか天然な雰囲気が拭えない。片目隠れ+望月フェイスは、ほどよくキリッとした表情になった。調整タイプのリーダーか。
ショート青髪とオレンジ目は、安心できるリーダーの風貌になった。黒髪+青目は、おっとりした感じ。片目隠れ+猫目キャラは機敏な状況判断が出来そう。チームワークの良さそうな三人になった。
第4弾のデフォルト。ツリ目は非常に個性が強い。両目のプリントの位置は、もう少し下のほうが良かったのではないか。黒髪ロングの「本橋いずみ」は、あまりにもオーソドックスだが、組み替えによって様々な個性を見せる。そしてシリーズ最大のイロモノ「星乃ともよ」も、組み合わせ次第で非常に面白く使える。
長島さんがゾンビになった! 黒髪+ツリ目は、少々落ち着きがよろしくない。片目隠れ+正面顔は、ずいぶん真面目な雰囲気になる。
ショート青髪と正面顔は、清潔感のある雰囲気になる。そして黒髪キャラはゾンビハンターになった! よく見ると、両目のプリントが片側にズレているようだ。片目隠れ+ツリ目は、これはこれで頭の良さそうなキャラに仕上がった。ライトブラウンどうしで色調も合っている。


  第4弾の総評。
  頭髪:青髪は、シリーズ全体の中で最もコンパクトにまとまっている。髪の長さも、第2弾の「和田あずき」と並んで最も短い。フェイスパーツとは合わせにくいが、赤目系のフェイスと組み合わせると色彩面でも面白味が出てくる。黒髪ロングは第1弾にもあったが、セーラー服ともども汎用性が高く、フェイス次第で真面目キャラにも天然キャラにも出来る。デフォルトフェイスも無難だが、いろいろ組み替えて楽しみたい。片目隠れはかなり奇抜な髪型だが、意外なほど使い勝手が良く、どのフェイスにも似合う。片目隠れそれ自体が苦手でないならば、複数入手してブルーや銀髪や紫などに塗り替えてもよいだろう。
  フェイス:「長島まゆみ」のツリ目は、前髪に隠れて個性が潰されやすいのが残念。第2弾のボブカットや第4弾の片目隠れヘアなどと組み合わせるのが良いだろうか。「本橋いずみ」の真面目フェイスは、寡黙系の雰囲気が強く、どの頭髪と組み合わせてもキャラクターイメージを強く規定してしまう。個人的には、片目隠れヘアと組み合わせるのがお気に入り。「星乃ともよ」のフェイスは、赤目の瞳孔が白く開いており、さらに目の上半分に影が掛かっているという、見事な狂気仕様。このフェイスを使うと、ゾンビか吸血鬼か、あるいは興奮したハンターになってしまう。しかし、口元の笑顔のおかげで、シリーズ全体としての雰囲気はぎりぎり保たれている。そもそも、口を開いて笑っているフェイスは、市販シリーズではこれが唯一だという貴重さもある。試合中のアグレッシヴな表情としてはたいへん効果的だし、中央の白目部分をサインペンなどで黒く塗りつぶしてマイルドな表情にすることもできるだろう。



  【 他の小道具等との組み合わせ 】

ハイキューパーツ社「カスタムアイデカール」などのデカールに貼り替えることもできる。「AQUA SHOOTERS!!」のアイプリントは、ラッカー系溶剤(シンナー)を綿棒に付けて軽く擦れば、きれいに拭い取れる。左記写真は110%サイズを使用した例。
組み替え。左の黒髪キャラは15cm級ガールプラモ「フレームアームズ・ガール:バーゼラルド」のデカールを使用。右の茶髪キャラは上記ハイキューパーツ「カスタムアイデカール」。目のサイズや角度、左右のバランスなど、かなりデリケートな作業になる。
「ねんどろいど ぷち」や「にいてんごでらっくす」、あるいは他のガチャポンフィギュアなどと組み替えることもできる。ただし、首の接続は、適当なプラ棒を削って合わせる必要がある。
「アビスクローラー」(1/24スケール)に乗せてみた。実際には手も足も届いていないが、なんとなく雰囲気は出たので良しとしよう。脚部の長さからすると、バイクなどは1/24くらいのスケールだと乗せやすいと思われる。それに対して手持ち武器などは、1/12相当の商品がだいたい近いサイズになると思う。「デスクトップアーミー」シリーズは、サイズも頭身も近いので、ものによっては相互に流用が利きそうだ。
1/18スケールのピアノ(「ポーズスケルトン」)と組み合わせてみた。SD体型なのでバランスが異なるが、おおまかなサイズ感はかなり近い。聞き及ぶところでは、「シルバニアファミリー」シリーズも合わせやすいらしい。
1/12ドールよりも顔の幅が狭いので市販の眼鏡パーツはフィットしないが、「五菱重工」のエッチング製金属眼鏡には小ぶりのものがあり、うまく装着できる。左の風見さんは真面目強気眼鏡。中央の本橋さんはクール眼鏡。右の和田さんは、猫目の似合う愛嬌眼鏡。
ヘッドフォンやゴーグルは、1/12スケールのドール等にもフィットする。流用できるようにサイズを合わせてくれたのかもしれない。フェイスパーツは流用困難だが、1/12ガールプラモ用の両目デカールは「AQUA SHOOTERS!」にも使えそうだ。



  (※※以前の雑感※※)

「AQUA SHOOTERS!」の4頭身プロポーションに既視感と親近感があると思ったら、そうか、『キルミーベイベー』の体型なんだ。特に最近の絵柄に近い(※左記写真は単行本9、10巻)。

  これ以外でも、特に萌え四コマ漫画の女性キャラクターは「AQUA SHOOTERS!」の造形に親和的だろう。しかし、活発に水鉄砲サバゲーをやりそうだという点では『キルミー』の右に出るものは無い。それどころか、実際に水鉄砲を使っているシーンも作中に存在する(※単行本1巻66頁。アニメ版もたしか第1話で描かれていた)。

  そんなことを考えて、web検索してみたら、
  [ https://twitter.com/kaduho/status/1138119249782722562 ]
  まさにカヅホ氏も、「AQUA SHOOTERS!」に手を出しておられた。
  うーん、うまく持ちかけてコラボでキルミーシューターズを出してくれないかな。

  「デスクトップアーミー」も、サイズと頭身はASと似ているのだけど、プロポーションはかなり違う。DTAは重心が高い位置にある感じ。『キルミー』のどっしりした三角形のシルエットは、AS規格の方が再現しやすいと思う。

  水鉄砲サバゲーといったら『ソラノヲト』なのだが、あのキャラと服装を再現するのは少々手間が掛かりそうだ。竹筒水鉄砲も自作することになるし。コラボで砦の乙女シューターズを出してくれないかな。


  並べてみると、星乃さん(左端)のイロモノっぷりが際立つ。外見属性がとんがりすぎ。しかしそれでも、全体の統一感や雰囲気を破壊するほどではない。絶妙のバランスだと思う。

  顔パーツを初めとして、首の接続部やソックス部分もすべて共通規格なので、自由に組み替えられる。フェイスパーツ+頭髪+服装+脚部(+アクセサリーパーツ)の組み合わせで、アレンジするとどんどん新たなキャラが作れる。それほど好みでないように思えたキャラクターも、フェイスと頭髪の組み合わせを変えるだけで、意外な魅力が見出せる。第4弾までの市販パーツだと、
- 靴:同一造形で3色
- ソックス:ブーツ型(白/青)、黒靴下、ルーズソックスの4種
- 胴体:ブレザーやセーラー服で、リボンの色やバストサイズもそれぞれ違うので12種?
- 頭部:頭髪と顔を組み替えられるので、12×12=144通り
 (※プレバン専売のフェイス12種もふくめると、12×(12+12)=288通りになる。)
なので、全体として20736通りのキャラクターが作れる(※プレバン込みだと41472通り)。
そのうえ、武装、アクセサリー、両手パーツを含めると、爆発的な多様性がある。



  (※※さらに遡った雑感※※)
  【 「AQUA SHOOTERS!」雑感 】
  「AQUA SHOOTERS!」は実に楽しいシリーズですね。
  しかも第4弾は、ついにセーラー服ですぜ。

  ひとまず一個組んでみたところ、造形もさらに良くなっている。関節可動プラモデルで上腕と前腕をきれいにつなげるのは難しいが、上腕を∩型に受ける形にして、肘の接続部をなめらかにしている。15cm級ガールプラモとは異なって長袖デザインなのが奏功している。塗装済みパーツもかなり多く(頭髪、顔、襟とスカーフ、両袖)、同価格帯の食玩並のクオリティはきちんとクリアしている。高さ8cm足らずの小サイズながら、各部関節もよく動く。

  以前にも書いたが、コンセプトの狙いどころも上手い。
  1) ベタな銃器ガールではなく、水鉄砲という明るく爽やかな路線を採っている。
  2) それでいて、ミリタリー系の文脈もきちんと踏まえている(武器セット)。
  3) プラモデルとしても、BANDAIクオリティ。小サイズながら関節部もきちんと嵌まる。
  4) SD体型なので、頭部が大きく(1/12ガール並)、十分な魅力を発揮している。
  5) キャラデザも、あざとすぎず程良いバランスでまとまっている。
  もしもSD体型でベタなリアル銃器路線を目指していたら、安っぽくなってしまっただろう(=水鉄砲アプローチの成功)。かといって、ただの水鉄砲だけでは底の浅いものになっていただろう(=ミリタリー要素の成功)。また、普通のプロポーションにしていたら、キャラクターとしての魅力が感じられなかっただろう(=SDキャラの成功)。キャラデザも、クドすぎず薄すぎずのマイルドな感じで、簡素なSDフィギュアに似合っている(=キャラデザの成功)。そのあたりのバランス取りが上手い。
  プロポーションに関しても、たしかに4頭身程度のSD体型なのだが、見ようによっては(ポーズのつけ方と写真の撮りようによっては)普通のプロポーションのようにも見える。SDだからといって、強引に寸詰まり体型にするわけではなく、四肢の動かし方にも説得力がある。そのあたりも絶妙に出来ている。

  キャラクターとしては、第2弾の3人の人気が高いようだ。今回(第4弾)は、瞳孔が縦長の無表情系(?)ツリ目キャラに、赤目+片目隠れの邪笑キャラと、やたら濃いデザインを持ち込んできた。今回は武器セットに長物(剣)が入っているので、アグレッシブな表情を入れたのだろうか。顔パーツは他のキャラに組み替えられるし、今後も楽しみ。
  (次はそろそろショタキャラでやってくれませかね。)

  ガチャポンと箱売りの両方があるが、いずれにしても買い逃すと後からの入手は難しくなる。一部のホビー店では、ばらし売り(箱から開封済みで中身が判別できる)もしているが、それはそれで多少高くつく。

  webを見ると、プラモデル(ガールプラモ)というよりは、「シルバニアファミリー」のようなカワイイ人形遊びに近いかたちで楽しんでいる人が多いようだ。ユーザーは女性比率が高めのようだし。まあ、独自カラーリングで塗装してメカパーツをゴテゴテ盛り付けるような路線とは明らかに異なる独自のジャンルだ。

「AQUA SHOOTERS!」、第4弾の星乃ともよさん。攻めまくったキャラデザをいきなり突っ込んできたのに驚いた。(本心:いいぞ、もっとやれ)