2022/09/03

2022年9月の雑記

  2022年9月の雑記。(→-/8月

今月の一枚は、潜水艦の内部再現プラモデル(REVELL「1/144 U-2540」)。鉄道模型の人物フィギュアも組み込んで、ジオラマっぽい雰囲気にしてみた。




 09/28(Wed)
 
  英語圏のトーク配信に日本語のサブカルスラングがポロッと出てくると、なんとも申し訳ない気分になる。「ナーカドゥアシ(中出し)って何かって? オー、かなり幅広く"letting it out inside"を指す言葉だね。だから色んなものに色んなものをナーカドゥアシできるんだよ、トイレの中(inside)にもナーカドゥアシできるし、自分の車の中にもナーカドゥアシできるし、ガス室にもナーカドゥアシ、どこにだってナーカドゥアッシングできるんだよ」。自由な発想に圧倒される。
 「cringe(ヒくほど奇妙な)に対応する日本語は、たぶん『痛(イタ)』だね。アニメガールを描いた車を『イターシャ』って呼んだりする。つまりcringe car(見たらヒくような車)って意味だよ。文字通りに取るとpainful car(痛苦のある車)、that hurts you to look at(見たら痛みを感じる)だけど」。……うん、だいたい合ってる。合ってるけど、聴いていて居たたまれない気持ちになる。つまり、まさに「痛い」オタクトークでございます。
 英語由来の固有名詞ももちろん英語ベースの発音になるので、アニメ『エヴァ』も、「ニーアンジェンシスイーヴァンゲーリュアン」(Neon Genesis Evangelion)という感じになる。


 9月末時点で、今年の漫画購入数が400冊を超えていた。ここ数年は、年間400冊以上買っているが、それを上回るペースになっている。「自宅の書籍タワーがやけにポンポン増えていくなあ」と感じていたが、それも当然か。まあ、買うに値する本がそれだけたくさん刊行されているということであり、また、買って満足できる漫画にそれだけたくさん出会えたということでもあり、そして漫画文化にそれだけ(金銭的に)寄与できているということだから、喜ぶべき話だ。
 ちなみに、95%以上が新刊の筈。古本も、ごく稀にまとめ買いをすることがあるけど、できるかぎり「新刊」「店頭」で購入していきたい。そうするのが、作家を生かし、出版社を生かし、書店(実店舗)を生かしていくことにつながる。もっとも、電子書籍や通販にも、気軽さや在庫量といったメリットがあるので、一概に否定するつもりは無いが。
 PCゲームは、発売数そのものが減っていることもあり、さすがに減ってきたが、定期的に実店舗も訪れていろいろ購入している。プラモデルは、作ったものから箱をどんどん潰していくので、室内キャパの圧迫度合いはそれほどでもない。(プライズ)フィギュアも、立ち姿か腰掛けポーズが大半なので、なんとでもなる。


 ブログの過去記事について、gglポリシー違反だとかいう警告が来ている。どうやらげっちゅに言及しているだけでもアダルトコンテンツ扱いにされるようだ。さすがにそれを削除するのは受け入れられないので、そのままにしておく。残念ながら、外部の閲覧者に対しては「アダルト」警告が出ているのだろうけど、趣味人のポリシーとしてそこを曲げたくはない。


 バイク模型についても、経験のために一つくらい制作しておきたいが、バイクには一切興味を持てないので、どのキットを選んだらよいかも分からずに逡巡している。うーん……。バイクはバイクなりに、特有のパーツ構成とか、工程ノウハウとか、塗装上の注意点などがいろいろある筈なので、それらを簡単にでもいいから知っておきたいという思いはある。
 艦船からロボットから航空機からガールまで、ひととおりのジャンルは制作してきた。残るはバイクと鉄道くらいか。本格的なジオラマも、作ったことは無い。ラジコン(RC)カーも、一応別枠で考えるべきだろうか? さすがに兜/甲冑プラモデルとか恐竜プラモとか(そういうのも存在する)は、カウントしなくていいと思うけど。建築物などの木製模型(ソリッドモデル)も、ちょっと手が出ない。



 09/21(Wed)

HASEGAWA「1/24 ランチア ストラトス & ルーシー・マクドネル」。既存キットにレジンキャラを同梱した製品。車両制作の合間に、ちまちまと筆塗りでキャラクターを作るのは、気分転換になって楽しいし、キャラと並べるとスケール感がはっきりするという意味でも意義があるだろう。
IBG「1/35 7TP(双砲塔、後期型)」。ポーランドの模型メーカーによるポーランド戦車プラモで、しかも複砲塔、さらにエンジンなどの内部再現も盛り込まれているという珍しいキット。「砲塔」といっても、ただの機銃なんだけど。
座席周辺はこんな感じ。小さな軽戦車だし、迷彩塗装も簡素なので、制作はわりと楽だった。人物フィギュアは入っていないので、別途購入して座らせておきたい。
後部。エンジン周囲のディテールがたいへん楽しい。せっかくなので外壁装甲は接着せず、いつでも外せるようにしてある。ウェザリングは水性塗料(シタデルSHADE)を使ってみた。エナメル塗料と比べ、サラサラに塗れるのは良いが、乾燥後に微妙にテカりが残ったのは不満。
REVELL「1/144 U-2540」。こちらも内部を一部再現したインテリアモデル(※内部まで再現したプラモデル)。艦船模型のインテリアキットは非常に珍しいが、潜水艦は元が小さいので、大縮尺キットにして内部再現できる余地が生まれる(巡洋艦などは、元が大きすぎるため、ディテール再現が困難)。
U-2540の全景。鉄道模型用の人物フィギュアを配置してジオラマっぽくしてみた。1/144と1/150では微妙に縮尺が異なる(175cmが168cmになるくらい)だが、雰囲気が伝われば良しとしよう。
さらに、REVELL「1/144 U-96」も。映画『Uボート』40周年特別版という珍しいキット。人気の映像作品とコラボしたスケールモデルは、他にもいくつか存在する(特にHASEGAWAは、アニメに登場した航空機キットでいろいろリリースしている)。

 というわけで今年は、インテリアキットの夏になった。

 上記ルーシーさんはポージングのおかげもあって、「いろいろな物を景気よく紹介する」写真を作るのに便利に使える。楽しい……今後ともこのキャラを多用しよう。

 模型制作は、「物を作る」だけで成果が出てしまう(――そう感じてしまう)。模型制作の意義とは、価値とは、目的とは、いったい何だろうか?
 ある一つのキットを完成させれば、その特定のモデルが自分のものになり、手に取って鑑賞できるという意義は、確かにある。だから、似たり寄ったりの艦船模型をまったく同じような手法で作り続けても、さらに言えば同型艦の「利根」と「筑摩」をわざわざ両方を作っても、それはそれで一定の意義と満足感が得られる。あるいは、似たり寄ったりの可動構造をしたガールプラモをいくつ制作しても、それぞれに別のキャラクターだし、それぞれに可愛いのだから、それぞれを一々制作する意味(必要)はある。つまり、「模型制作作業は、対象物(ミニチュア)を手に入れるためのプロセスにすぎないのだ」という見方をすれば、マンネリの問題は無くなる。ただし、いささか消極的な見方だが。
 それに対して、制作作業それ自体に意義を見出すこともできるだろう。新たな制作技術やツールを試したり、戦車模型にリアリスティックな汚し表現を追求したり、ロボット模型で独自のカラーリングを表現したり、ガールプラモで自分なりの武装アレンジを施して楽しんだり。そういった技術ベース、実践ベースの模型観も、成立しうる筈だ。
 私自身は、モデラーの気質レベルではかなり保守的で、既存のベーシックな技法とツールだけで程々にやりくりするのが性に合っている。しかしモデラーの理念レベルでは、制作過程における技術的開拓に独自の意義を認める立場に与したい。だから、艦船模型でひとまず基本的な技術は習得したものとして、他のジャンルにも手を出してみるようにしている。つまり、最近の建築物模型や潜水艦模型やインテリアキットへの取り組みは、そういうためでもある。いや、作業工程だけじゃなくて、完成したミニチュアを眺めるのも十分に楽しく知的刺激があるけれど。


 年内発売のガールプラモは、「マリア」(来週買う予定)と、10月のFRS「スレッタ」(試しに買ってみたい)くらいかな。先月発売の「ムサシ」、今月の「アイシス」、11月の「ヴェルルッタ」も、気が向いたら買うかもしれない。VOLKSの「アキレア」も、うーん、どうしようかなあ。


 「胃~之煮」は、そろそろ番組改変(タイトル変更)の時期かな。毎週楽しんで聴いているが、概要記事については前シリーズ(「ヱ柱」)から丸2年分も溜まっている。なんとかしなければ……。以前は30分が標準だったのが、最近は20分前後になっているので、作業時間は短めで済むと思うけど。


 島田氏の描くキャラは、とにかく「美人じゃない」のが、見ていて辛い。顔立ちの美しさというか何というか、「きれいになること」「身だしなみをきちんとすること」が意識の中に無さそうなところ、そういう未熟なだらしなさが、非常にきつい。ちなみに、昆虫を思わせる虚ろな目つきもかなり不気味だし、いったいどこに魅力を見出されているのか、いよいよ理解できなくなっている。カラーリングもどんよりと暗いし、配色も塗装モデラーへの配慮が欠如しているし……。


 Guiltyの『虜ノ』シリーズは、ヒロイン間の関係がいろいろと描かれているのが面白い。黒箱系ではあるけれど、そういうところにちょっとした情趣が匂い立つ。同じGuiltyでも、『○人の△女』シリーズは、広報段階でそういったヒロイン間のヨコの関係が見えてこなかったこともあって、一つも買っていない。低価格路線の『Nighemare』シリーズは、キャラ絵はたいへん可愛らしいと思うが、なんとなくよく分からなくて、ほとんど手を出していない。



 09/09(Fri)

 Escu:deの新作『廃村少女』は、御苑生氏主演か。これなら安心して買える。風鈴氏も、桃組の中ではマシな方だし、金松氏はもしかしたら流暢な英語キャラを披露されるのかも。
 10年代以降のEscu:deは、「独自システムの調教SLG」と「(しよーもない)エロコメAVG」を交互に制作しているので、こういうダーク系AVGは非常に珍しい。2012年の『紅蓮華』(※外部スタッフによる伝奇系AVG)以来になる。


 久しぶりに『神楽黎明記(ましろの章)』をプレイしたが、追加ダンジョンの「神御衣」は、耐性効果が2個付いている場合があるのか。混乱、麻痺、沈黙あたりの耐性があると安心だろう。
 「毒」はなんとでもなるし、「盲目」も敵の位置を把握していれば対処可能。「睡眠」は相手から攻撃を受ければすぐに回復する(※ただし、「妖怪の巣」などで敵の行動順番次第では、睡眠ハメでずっと動けなくなる危険があるが、そうなる確率は低いだろう)。「混乱」については、全周囲攻撃の「芭蕉扇」を装備している状態であれば、ほぼ問題にならない(※ただし、配下妖怪にも攻撃が当たってしまう)。「鈍足」は、妖怪の巣では厄介だが、一応は対処可能。「沈黙」を受けそうな時はあらかじめ大技を使っておくくらいの気持ちで。



 09/03(Sat)
 
 新しい月になったので、財布の力を解放して大量に買い込んできた。
 
 商業漫画単行本だと一日に20冊以上買うこともある。同人即売会だと、40冊ほどになる場合も。仕事(本業)関係だと、書店で大量購入して、レジで宅配発送してもらうことも(※宛先は自宅だったり、大学の研究室だったり)。
 PCゲームは、ポンバ買い出しで40本ほど買ってくることもあったが、近年はしていない。というか、そもそも遠出をしないので、まったく出来ていない。


 商業アダルトコミックはおそらく50冊を超えていて、そろそろダブり買いの危険が高まっているのでリスト化したいところだが……自宅倉庫を掘り返してチェックするのがほぼ不可能なので断念した。
 アダルトコミックに関しては、「あまり詳しくない(個々の作家もよく知らない)」+「数ヶ月に一回くらい、店頭でカジュアルに買うだけ」という状況。そのうえ「絵柄などの好みが固定的である」という条件が加わると、「見るたびに同じ作家に興味を持って、同じ本を繰り返し購入してしまう」ということになる可能性がある。実際、まさにその失敗を、すでに一度やらかしている。
 また、「単発の短編集単行本ばかりで、刊行時期も判別困難であり、しかも作家ごとに似たり寄ったりの内容である」という傾向が強い。このような状況だと、「ある作家に興味を持った時に、どの本を買えばよいか判断できない」、「ある作家の2冊目以降を買ってみたいという時に、どれが購入済みで、どれが未読だったかがすぐに分からない」ということになりやすい。
 そういった考慮から、リスト化には大きな効用がある……あるんだけど、作れそうにない。読んだ本をきちんと記憶していればいいのだけど、結局のところ、ほとんどは「(イチャイチャ寄りの)性的な関係を描いた短編集」なので、識別しにくい。バトルものや恋愛ものやSFといったような区分があるわけではないので……。「ケモ耳もの」とか「和服もの」とか「変身ヒロインもの」「低年齢もの」「オール眼鏡」といったように特定の趣向を打ち出している場合も多いが、それだけでは難しい。
 
 
  先月の家計簿は誤差400円台で済んだ。自販機で飲み物を買うなどの出費は記録していないので、多少のズレが生じるのは仕方ないが、そういうのを別とすればほぼ正確な記録になっていると言える。ずっと自宅に籠もっていたのだから、不明瞭な支出があろう筈もないが。
 9月に入ってから、趣味生活があまり捗らなかったが、そろそろ調子を取り戻していけそう。


 『神楽漫遊記』はサブタイトルで「いぶきとなずな」と、キャラ名をストレートに名乗らせている……ということは、今後「漫遊記」がシリーズ化していくと、同じコンビにはならないのではないか。つまり、シリーズ続編が出た場合には、「かんなとうづき」とか「御琴と涼香」になるのが自然なように思える。「いぶきとなずな:弐」というのも可能ではあるが、そのような構想であれば、もうちょっと副題に凝るものだろうし。ということで、そろそろ『鬼神楽』キャラが来てくれないかなあ。
 ただし、「道中記」のキャラであることを明示するために、明確に「いぶきとなずな」とタイトルにしているという可能性もあるけれど……。どうなるのかなあ。


(→-/8月