2026/08/17

『天幕のジャードゥーガル』原作漫画とアニメ版の比較対照:第5話

 第5話「蛇のまだらは外側に 人のまだらは内側に」

 原作漫画の第9話と第10話を扱っている。時代は1229年のオゴタイ即位直後からの動きを扱っている。
 サブタイトルは、モンゴルの俚諺であるらしい。
 脚本はふたたび加藤還一。絵コンテは笹木信作。90年代ジブリでアニメーターを務め、その後多数の作品で絵コンテの仕事をしているようだ。演出の石郷岡範和は、2010年代から活躍中。

『天幕のジャードゥーガル』原作漫画とアニメ版の比較対照:第4話

 第4話「炉の主(オッチギン)」

 原作漫画第7話の途中(1巻166頁)から、第8話の終わりまで(単行本第2巻)。1221年秋のモンゴル本拠地から、1229年の第二代皇帝即位までをカヴァーしている。
 サブタイトルはもちろん、当主となるべき末弟の地位のことだが、その「オッチギン」が即位しなかったという意外性にもつながっている。
 脚本は井上美緒(第7話も担当)。近年でも『不器用な先輩。』(2025)など、いくつかの作品でシリーズ構成を務めているクリエイターである。絵コンテ&演出は霜山朋久(第2話の作画監督も務めている)。90年代からのキャリアがあり、『SANDA』などの監督経験もある。

2026/08/16

『天幕のジャードゥーガル』原作漫画とアニメ版の比較対照:第3話

 第3話「消しえぬ炎」

 原作漫画の第5話の最初から、第7話の冒頭(1巻167頁)まで。1221年の春頃の連行途中から、同年秋にモンゴル本国に到着するまで。
 サブタイトルは、原作134頁の「こんな火で焼き消されるものか」という決意から取られている。
 脚本は佐藤寿昭(6話と8話も担当)。2010年代からのキャリアがあり、『貴族転生』(2025)ではシリーズ構成も務めている。絵コンテ&演出は安部祐二郎(第7話も担当)。『この素晴らしい世界に祝福を!』(第3期)などで監督経験もある。

『天幕のジャードゥーガル』原作漫画とアニメ版の比較対照:第2話

 第2話「サファルに咲く薔薇」

 原作漫画の第2話の途中(1巻54頁あたり)から、第4話の終わりまで。1221年頃のモンゴル軍襲来から、モンゴル本国へ連行されていく過程を描く。
 サブタイトルは、原作第2話冒頭のエピソードから取っている。満開を迎えられずに、2月(サファル)に咲きかけたまま終わってしまったバラのイメージが、主人公たちの境遇に重ねられている。
 今回の脚本は、前回に引き続いて加藤還一。絵コンテは山田尚子総監督。演出は山田尚子と藤倉拓也(※藤倉氏も、第1話からの連続)。

『天幕のジャードゥーガル』原作漫画とアニメ版の比較対照:第1話

 第1話「天にあるもの 地にあるもの」

 原作漫画には、各話タイトルは存在しない。このアニメ版第1話のサブタイトルは、原作で主人公が学んでいるクルアーン「天にあるもの 地にあるもの すべては アッラーに属す」(単行本1巻30頁、同36頁)から取られている。アニメ第1話(第1幕)の内容は、原作漫画の第1話から、第2話の途中(1巻60頁あたり)までを翻案している。作中の時代設定は西暦1213年から始まり、この話数の中では1221年のモンゴル襲来までを描く。
 今回の脚本は、シリーズ構成の加藤還一(敬称略、以下同様)。絵コンテ&演出はAbel Gongora監督、さらに演出補佐として藤倉拓也がクレジットされている。加藤氏は第2、5話も担当しており、藤倉氏は第2話でも演出担当している(山田総監督と連名)。