2020/09/30

2020年9月の雑記

  2020年9月の雑記。(→-/8月

EXQ「リーファ(メイド ver.)」。このシリーズの中では非常に完成度の高い一作だと思う。

  09/25(Fri)

『白昼夢の青写真』製品版パッケージの表と裏。箱の構造からして、表側は、写真の右側(オレンジ色基調の風景画の方)。銀髪キャラが描かれている方が、裏表紙側になる。デュアルフロントと捉えてもよいだろう。

  『白昼夢』のパッケージデザインは、一般的なアダルトゲームのようなキャラクター紹介も無ければ、一枚絵サンプルも載っていない。主要スタッフやバーコードや権利表示も、このワンピース箱の口の部分(書籍でいう小口の部分)にひっそり記載されている。キャッチコピーの一つも書かれていない。これをどう捉えるべきだろうか。
  メーカースタッフたちの趣味や美意識の発露だと見ることもできる。因習的なパッケージ売りに対する問題意識は、動画配信でも語られていた。また、ヒロインが一人だけというピーキーな作品内容に相応しい、尖ったパッケージデザインだと言うこともできるだろう。
  あるいは、ユーザーに対する信頼だろうか。ブランドとしてすでに4作目であり、発売前の広報活動も様々な形で展開されている。「製品版の箱にまで押しつけがましい宣伝文句を並べなくても、ユーザーたちはちゃんと買ってくれるだろう」という期待か。それとも、「ユーザーのお前等が本当に目の肥えたオタクであるならば、ちゃんと予約して買ってくれているんだろうな」という意味での期待か。いずれにしても、そういう信頼に賭けたデザインの提示に対して、ひとまず私がそれに応えられていたら幸いだ。
  あるいは、アダルトゲーム市場に対するふてぶてしさか、それとも現状に対する諦念か。製品版のセールスの9割以上が、発売日から数日のうちに決まってしまう。そういう市場であるならば、人目を引く奇抜なパッケージで一気に売りきるのも、一つの戦略であり得る。ただし、そんな売り切り勝負であるような市場を、「熱気と速度に満ちた目利きどもの鉄火場」として肯定的に捉えるか、それとも「ロングテールが期待できず、その都度の新商品もあっという間に流れ去っていく刹那的な市場」として悲観的に見るかは、人によると思うが。
  いずれにせよ、このようにパッケージデザインからして挑戦的なタイトルが、2020年の新作としてアダルトゲーム分野に出現してくれるのは、本当に嬉しい。

  特異なデザインのパッケージというと、ヒロインの後ろ姿だけが描かれている『水月』とか、SDキャラの後ろ姿だけが小さく描かれている『ぼくらがここにいるふしぎ。』とか、いろいろある。ヒロインの股間(下着)部分だけが大写しにされているタイトルもいくつかあった(例:『HUSHABY BABY』)。『百鬼』も、軍艦島のような島の遠景だけが描かれており、キャラクターは一人も描かれていない。『鬼作』や『死刑囚110』のように、悪役主人公(見栄えの良くない男性)が中央に大きく描かれているものもある。孤島生活SLG『南国ドミニオン』は、透明プラケースにヒロインたちがプリントされているが、それを外したパッケージ本体は、ひたすら美しい浜辺の風景だけという形になる。『時の森の物語』は木製パッケージで、表面にはタイトルが刻印されているだけ。『RUMBLE』『白神子』は、ほぼモノクロのパッケージアート。ただし、10年代に入ると、奇手のデザインはなりを潜め、絵のクオリティで正面から勝負するアプローチが支配的になっている。

  というわけで、週末はこのタイトルに専念したい。

  神代氏の演じる台詞の一つ一つに、神経とニュアンスと解釈がぎっしり詰まっている。
  なんという贅沢な時間……。

  一区切り。……あ、公式サイトにアップデートver. 1.1がある。今のうちに更新しておこう。

  アンドロイドキャラだから瞬き(目パチ演出)をしないのか。

  CASE3→1→2の順番になったようだ。体験版の雰囲気からすると、キャラ→物語(人間関係)→ドラマと、社会性がウェイトを増していく順番になった感じだろうか。一番とっつきやすい順番。
  複数のストーリーがザッピングしつつ並行進行するのは、『蜜柑』を思い出した。3つのオムニバスというだけならば、『フォークソング』もある。入れ子構造の多層的物語の先例としては『ヤミと帽子と本の旅人』『長靴をはいたデコ』『Forest』などもある(『黒の図書館』はただのバラバラな競作だったが)。そもそも、選択肢分岐等によって併存する複数のストーリーを、のちにそれら全てを夢なり時間逆転なりとして多層化して再統合しようとする発想は、まさにアダルトゲーム分野が鍛え上げてきたものだ。そう考えると、これでもやはりアダルトゲーム(あるいはアドヴェンチャーゲーム)の蓄積の中にちゃんと位置づけられる作品なのだ。本作が最終的にどのような形で3つの分枝ストーリーを位置づけるのかはまだ分からないが。
  夢のオムニバス並列といえば、そういえば『美少女万華鏡』シリーズは、まだ最後までプレイしていないままだった。


  書籍もまたいろいろ買ってきたけど、置き場が無いので、再び室内に書籍塔を建設する羽目になりそうだ。どうしたものか……。(どうにもならない)


  気分転換に『黎明記』をプレイしていたら、「酔剣」の強さに気づいた。3倍ダメージという滅茶苦茶な仕様だったとは……。
  攻撃と同時に自身も混乱してしまうリスクがあるが、どうせ雑魚敵は一撃で倒してしまっているのでたいして怖くない。混乱はほんの数ターンで解除されるし。緊急の場合は必殺技で攻撃すれば、混乱していても指定した方向にちゃんと攻撃を出せるので、ラスボス戦でも十分実用的。Lv1でも200ダメージ以上になるので、ノーマルモードでもいきなり深層から開始できる。
  究極的には、「最高レベル+武器精錬最大+豪腕状態+攻撃力強化装備+必殺技使用+クリティカル発動」を組み合わせれば、最大で1848もの大ダメージを出せる(※実際に試した)。ダメージって999でカンストじゃなかったんだ……。


  キキの似顔絵……デフォルメイラストの可愛さは時代を超えた……。
  「ボクの可愛さが全部でてる!」

  口パクは、音声ベースの自動判別で動かしている模様。
  スクリプトで一々タイミング指定するのはさすがに大変すぎるだろう。

  音響面も素晴らしい。BGMの趣味もかなり好みだし、最も美しい場面で(旧作)主題歌の明確なインストアレンジを持ってきてそのシーンの重要性をはっきり知らせてくれる演出も、行き届いていて気持ち良い。

  シェイクスピアから8世紀ということは、西暦でいえば2400年代か。
  他の箇所の記述を見ると、2200年あたりのように読めるが。

  構成としては、サブシナリオ数本が並列したうえで、それらとは独立の長大なトゥルーシナリオが出現するというタイプのようだ。このようにまとめてしまえば昔からある構成の一つではあるが、本作ならではの独自性もある。
- 入れ子構造。「夢」という形で多層化されており、トゥルーシナリオ(基盤シナリオ)は個々のサブシナリオに対して明確にメタレベルに立つ。
- それとともに、サブシナリオの内容は、プレイヤーにとっては先に体験されるものだが、作中世界の順序としては後から形成されたものという扱いになる。
- それでいて、なかなか複雑なことに、基盤シナリオの存在が冒頭から明示されている。しかも、サブシナリオの進行中も「幕間」として定期的に差し込まれてくる。
- サブシナリオ群の展開形態も、通常のような選択肢分岐タイプではない。

  従来の作品では、サブシナリオ群は、あり得る未来の失敗した分枝として廃棄されたり、単なる夢だったとして事後的に破棄されたりする(『パンドラの夢』『黒の図書館』『マブラヴ オルタ』『神樹の館』『片恋いの月』『霞外籠逗留記』『あかときっ!』等々)。「正解」「真相」としての真のシナリオが、それらを偽のシナリオと見做して上から否定するのだ。言い換えれば、プレイヤーの体験を後からひっくり返すような、傲慢な真相としてのトゥルーシナリオが、しばしば描かれてきた。
  しかし、本作はそういう路線には行かないようだ。3つの夢のシナリオは、プレイヤーにとっても、また作中キャラクターにとっても、存在する意味のある肯定的経験として律儀に累積される。基盤シナリオも、サブシナリオと同一地平上で衝突するのではなく、夢を取り込む基盤としての現実という位置づけになっている。そういう意味で、誠実な構成だと言えるのかもしれない。

  とはいえ、その一方で、個々のサブシナリオは、必ずしもハッピーエンドではない。因習的な「めでたしめでたし」ではなく、影のある余韻を残すドラマティックな物語になっている。これは、本作の構成のおかげで可能になっているアプローチだと考えられる。すなわち:
  1) あらかじめ夢のシミュレーションであることが明示されており、その役割が見えている。それゆえ、素朴な感情移入(主人公への一体化)を放棄することができた。つまり、個々のサブシナリオでの主人公(=プレイヤーキャラ)にハッピーエンドを提供しなくてもいい。何かしらの情緒的な手応えが得られさえすれば、そのシナリオは受け入れられるものになる。
  2) いわば一本道進行であり、個々のサブシナリオは選択肢などのプレイヤーの介入行動を伴わない。つまり、「プレイヤーが上手くプレーしたことに対する褒賞としてのハッピーエンド」というゲーム観から、完全に手を切ることができた。アンビヴァレントな苦い味わいのある結末や、悲劇的側面のあるエンディング、そして別離で終わる物語を、堂々と提示することができた。
  3) 付随的に、ヒロイン全員がどうやら同一人物であるということが、プレイヤーにも察せられる。そのため、プレイヤーの意識の中で、ヒロイン間の人気の取り合いという問題が、ほぼ生じなくなるだろう。要するに、「サブシナリオのヒロインの存在がトゥルーシナリオによって破棄されるのは可哀想だと感じられる」、あるいは「サブシナリオのヒロインがトゥルーヒロインよりも可愛すぎてはバランスが崩れる」といった問題が生じない。こうしたことも、物語構成全体に(あるいは物語体験全体に)安定した土台を提供していると思われる。

  まとめると、「シナリオの全体構成」「ゲームの進行制御システム」「個々のストーリーの方向性」がきちんと噛み合っていると言うことができる。コンセプトの明確な、良い作品だと思う。

  基盤シナリオはなかなかのSFシチュエーションで、科学的設定を披露するくだりの饒舌ぶりは、90年代~00年代初頭のアダルトゲーム分野が湛えていた理工系精神を思い起こさせもする。上記のシナリオ構造のことも含めて、本作もまたアダルトゲームの歴史と蓄積の上に立っているのだと思える。

  何百年経っても、ブラは金具ホックなのか。
  何百年経っても、「はじめて用のナノマシン無痛ゴム」みたいな便利グッズは無いのか。

  日常の衣服のデザインは、ほどよく未来世界らしい説得力があると思う。基本的には現代のものであり、ポケットなどの機能的な部分もそのまま残されているが、どことなく現代ふうではない雰囲気がある。

 出雲たんが真面目な顔で登場する度に、仮想空間でのエキセントリックな芝居ぶりを思い出して笑ってしまう。作品全体に裏付けられた、長続きする笑いを仕込んでくれたものだ。

  秋本ねりね氏がいたとは。

  ひとまず本編クリア。終盤のどんでん返しはちょっと強引だった。SF設定をさらに新たなSF設定でひっくり返しているわけだから。最初から一段階縮めたかたちで構成しても良かったのでは……。ともあれ、全体としてはオーソドックスで良い出来。
  後は、エピローグ→おまけシナリオで全部埋まるのかな。回想欄の空き具合からして、エピローグとおまけシナリオはアダルトシーンばかりになりそうだが。
  (えろしーんはめんどいから、きょうはもうねる。)

  『蜜柑』→『パンドラの夢』→『BALDR FORCE』を一気に読んだような味わい。
  大ネタの釣瓶打ちを、よくやりきってくれた。

  初回起動時の語りのシーンは、どうやったら再読できるんだろう?
  コンプリートしたら、どこかにコーナーが出来るのだろうか。
  (原始的な対処としては、ユーザーがsvdtを削除or一時退避すれば見られるけど。)


  ケモ耳キャラについて。ケモ耳と人間耳で合わせて4つになってしまうのではないかという問題について、大抵の作品は側頭部を頭髪で隠して描写を回避するのだが、漫画『魔王と俺の叛逆記』は明確な言及を与えている(2巻16頁)。
- 純血の獣人族は、ケモ耳のみ。全身に体毛があり、肉球もある本格派。
- 人間族との混血もあり、その場合は「四つ耳」になる。骨格なども人間に近付く。
筋の通った明快な説明であり、また、造形上も説得力がある。さらに、作中世界での意味づけも担っている(※人間族と異種族の間の戦争時には、混血の「四つ耳」は両方から迫害を受けたという描写がある)。
  個人的には、ケモ耳を側頭部に生やすタイプ(例:『巣作りドラゴン』)が上手いと思うが、四つ耳問題を正面から受け止めている上記『叛逆記』も面白い。

  ちなみに、『叛逆記』はわりと好み。丸々ふっくらした絵柄は愛嬌があって可愛らしいし、脚部をポテッと大きく描いているのも面白い。慌てた様子などの描写にも、生き生きした動きとユーモアがある。メカや背景のディテールも良い。

2020/09/17

『神楽黎明記』ダンジョン内アイテム

  『神楽黎明記』シリーズの、ダンジョン内に落ちているアイテムの出現パターンについて。
  まだまだ検証中。
  ※プレイヤーキャラの基本情報と、アイテムの性能や価格は、それぞれ別ページにて。

『神楽黎明記』アイテム情報

  『神楽黎明期』シリーズの武器、防具、道具類について。
  スペック、売却価格、精錬費用を調べた。
  ※プレイヤーキャラの基本情報と、ダンジョン内アイテムの配置は、それぞれ別ページにて。

2020/08/31

2020年8月の雑記

  2020年8月の雑記。(→9月7月

Good Smile Company「ACT MODE: MIO」。今月の一枚は、これにしておこう。figmaクオリティのガールフィギュアと、メカサメ組み立てプラモデルを合わせた、珍しいタイプのアイテム。

2020/07/31

2020年7月の雑記

  2020年7月の雑記。(→8月6月

GLITTER & GLAMOURS「ランチII」。青髪ヴァージョンと金髪ヴァージョンの2種類があるが、今回は青髪版を買った。