2022/10/10

2022年10月の雑記

 2022年10月の雑記。(→11月9月

今月の一枚。KOTOBUKIYA「兼志谷 シタラ : 天機、Ver.ガネーシャ」。ガールプラモ史上最大級のキットだが、パーツ構成は程良く整理されていて手間が掛からないし、それでいて単純なモナカに陥らず、構造的な面白味も味わえる。背面のメカ脚が逆関節になっているのも良い。




 10/24(Mon)

 ここのところ、twでちょこちょこ書いている。アーカイヴとして残すほどでもない雑感や、きちんと書きたいテーマの試し書き、それから広くシェアされた方がよいものの紹介(レアキットの紹介など)といったところ。
 いずれにしても、趣味生活は今のところ順調で、とりわけ漫画とゲームはたいへん豊かに過ごせているのだけど、しかし今後どのような方向性に行ったらいいか分からないという意味では、迷走しかけているかもしれない。


 もう少しだけ練習と経験のためにとHASEGAWAのバイクキットに手を出してみたら、痛い目を見た。古めのキットで組み立ても難しいし、色分けが乏しいので塗り分けも非常に手間が掛かる。うーん、HASEGAWAのキットは、ディテールはきれいなのだけど、パーツ構成がものすごく無頓着なので、艦船模型でもそれ以外でも、作るのがかなり大変だ。むしろTAMIYAキットの洗練をあらためて実感する経験になってしまった。



 10/15(Sat)

 バイク模型も一つ購入して組んでみた。「バイク」それ自体には興味が無いが、プラモデルの一つとしてはなかなか面白い。具体的には:
1) スケールモデルとしては最高レベルの縮尺(1/12)で、細部まで非常に良く表現されている。
2) 曲線的造形のパーツ群は、他分野では見かけない個性的なものばかりで新鮮味がある。
3) パズルのように組み上がっていく(※TAMIYAのパーツ構成の美質が発揮されている)。
4) 塗り分けも、かなり細かく指定されている。筆塗りでかなり賄えるが。
5) メッキパーツや、一体成形のゴムタイヤなど、工程も楽しいポイントが多々ある。
6) 複雑なメカパーツが露出するのも、スケールモデルらしい楽しさに通じる。

 というわけで、これはこれで面白いものだというのが理解できた。完成させても場所を取らないし、バイク模型を作り続けるモデラー生活も楽しそうだ。とはいえ、私自身はこれ一つで終わりにするつもりだが。

 城郭模型はパーツ構成が大味だが、存在感は抜群。
 艦船模型はパーツが小さすぎるが、細密感と巨大感は素晴らしい。
 AFVは迷彩塗装が大変だが、ノウハウの蓄積やキットの多さなど、アドヴァンテージが多い。
 カーモデルも表面塗装が大変だが、日常で馴染みのある車両という大きな強みがある。
 航空機模型は完成後にスペースを取りすぎるが、華やかで格好良い。
 こんなふうに、どのジャンルも長短があるので、好みで選んでいけばよいと思う。

TAMIYA「1/12 ニンジャ ZX-12R」。カウルがクリアグリーンで成形されている。実車ではあり得ないようなものにしたいという考えで、これを選んでみた。スケルトン趣味それ自体も、FUJIMI「赤城」を作った頃から持っている。
カウルを外した状態では、このようになる。もっとも、スケルトンキットなので、カウルを装着したままでも内部構造がいろいろ透けて見える(とりわけ車体下部の大きなパイプ群)。基本的に無塗装のままで、金属色を吹き付けと筆塗りで補った程度。
1/12スケールなので、同スケールのガールプラモを乗せて楽しめる。とはいえ、大半のガールプラモは股を大きく開くことができないので、かなりぎこちない乗り方になってしまうが。写真はFAG「フレズヴェルク(ラピッドレイダー版)」。
『朝凪のアクアノーツ』の「あいすくりん」は、四国にもあったのか(※ただし買ったのは関西で。四国旅行したわけではない)。以前調べた時は、九州にあるという話だったけど。ちなみに、通常のアイスクリームとは異なって、バニラシャーベットに近い感じ。



 10/10(Mon)

エクスプラス「Machinenmensch(機械人間)」。古典映画『メトロポリス』に登場したロボットがプラモデル化されたので、大喜びで購入して制作した。作中では、悪役に指示されてヒロイン「マリア」になりすますという役どころだが、このロボット姿の審美的なインパクトは大きい。
スヤタ(Suyata)の「アルテミス(Artemis)」も作っていた。とにかく大ボリューム、大迫力のたいへんな力作。ガールプラモ史でも一、二を争うサイズだろう。おっきいの、だいすき!
全体はこんな感じ。W30×H30×D20の超大物で、おそらくMD「シタラ:ガネーシャ」に匹敵するビッグサイズ。背面に大きな砲を背負いつつ、各種装甲や推進ユニットをいろいろ貼り付けて、さらにはファンネルを飛ばすこともできる。武装全体を一つにまとめてフライトユニットのように組むこともできるが、一部(武装脚部)は分解が必要なので、組み替えはやりづらい。
MG版「Ex-Sガンダム」と並べても遜色ないボリューム。ちなみにランナー塗装のみだが、それだけでも質感がかなり向上する。機体のライトブラウンはMr.Colorのクフィル色(+バフ少量)、グレーはTAMIYAの呉グレーを使った(※成形色もだいたいそのくらいの色合い)。
斜めから。ごちゃごちゃしているようでいて、全体のシルエットはすっきりまとまっている。パーツ精度は高めなので、組み立てはそれほど難しくないが、各部の嵌め込みやジョイントがやたらきつかったり、メカ腕の五指が関節フル可動だったり(=細かい作業になる)、エフェクトパーツのとげとげが痛かったりする。
背面から。ファンネル(仮)を射出する4枚のユニットは、左右に大きく広がっていて華やかだし、かなり自由な角度に動かせるので表情もつけられる。その他、簡単な紹介はtwでいろいろ書いておいた( https://twitter.com/cactus4554/status/1579009750117027843 )。


 半年以上、英語圏のYTber/VTberを聴いてきたけど、リスニングの能力はほとんど伸びていないように感じる。事情はいろいろ考えられる。
 1) 作業しながらの流し聴きでは、身につかない。きちんとトークに向き合って、中身を聞くつもりでなければ、リスニングにならない……ということかもしれない。
 2) 素人の日常トークを聴くだけでは、リスニングの力を伸ばすのに上限があるのかもしれない。すでに一定程度リスニングが出来ている場合、そこからもっと力を付けるには、語彙を増やせるような話題(ニュース動画や講義音声)や、多様な話し手のトークに向かっていく必要があるのだろう。

 もっとも、主目的はあくまで「娯楽」であって、聞き取りトレーニングのために聴いているわけではないから、それ自体はどうでもいいのだけど。
 
 「キョートのゲイシャってのは、 prostitute(娼婦)じゃなくて、いろいろなエンタテインメントを生業にしているparty peopleなんだよ」……うん、まあ、合ってる? 合っているけれど、パーティーピープルだと説明されてしまうと、なんとなくモヤモヤする。


 (→11月9月