2025年3月の雑記。
03/30(Sun)
この春は忙しくなりそうだが、春アニメは良さそうな作品が多く、いろいろと悩む。私は長らく、けっしてアニメオタクではなかったのだが、ここ数年は一クールに数本ずつオンライン視聴するようになっていて、まあ、こういうのも楽しいかなと思えるようになっている。とはいえ、産業構造の問題(低賃金による搾取性)、メディアミックス依存の中途半端さ(原作の摘まみ食い)、表現上の不出来(漫画のレイアウトをベタに再現しようとする大根演出)など、不満も多いのだが……。
改めて視聴検討メモ(※PVも一通りチェックしている)。太字は、第1話チェック確定。それ以外はまだ検討中。
オリジナル『プリンセッション・オーケストラ』は、少女アニメなので見なくていいかな。
『ウィッチウォッチ』は、キャスト陣が豪華だし、原作も優れているので、堅実に秀作になりそうだが、PVを見るかぎりでは演出が騒々しすぎて苦手かも。登場人物が多すぎるタイトルは、芝居の掘り下げも浅くなりがちだし。漫画版からの引き写しコンテになりそうな懸念も見える。
『勘違いの工房主』もキャストが素晴らしいが、映像面にも脚本面にもかなり不安が……。『通販』並を覚悟の上で、試しに見てみるか?
オリジナル『LAZARUS』は、実写テイストの画風。興味はあるが、画作りに食傷しそう。こういうのは洋画でやれば良いのであって、アニメ分野で見る意味がどれだけあるのかという疑問がある。
『ゴリラの神』は女性向け。主演がちょっときついが、上手いバランスで作ってくれれば……。
『かくして! マキナさん!!』は、大地葉氏の力演に期待できるが、白光隠しだらけで興醒めしそう。やめておこうかな。
『鬼人幻燈抄』は、和風歴史ファンタジー(バトル?)。早見氏の巫女キャラに期待。連続2クールとのこと。
『ボールパーク』は、ファイルーズ氏目当てだけで視聴するにはきつい。
『ある魔女』は、今一つかなあ……榊原氏の語り口は、ちょっと苦手になってきた。
『GQ』は、黒沢氏主演に惹かれるが、「私が見なくてもいいだろう」という気分。
オリジナル『アポカリプスホテル』は、美術設定も凝っていて、これなら期待できる。
『鷹峰さん』……主演が下手だった。コンテも面白くないし、視聴はやめておこう。
『ユア・フォルマ』は、医療技術SF。PVにやたら鮮やかな切れ味の芝居があって、誰かと調べたら斎藤千和氏だった。斎藤氏だったら、凄いのが当然なのが凄い。
『鼻血を止めて』は中国のSFアニメからの吹き替え。PVのBGMが、何故かバッハ『平均律』だった。
『未ル わたしのみらい』は、5つのスタジオによる5本の競作アニメのようだ。とりあえず観てみよう。
『リコリス・リコイル』は、ショートムービー集とのことだし、キャストも良いのでとりあえず視聴。ただし、内容面ではあまり期待していない。
『闇ヒーラー』は、ファンタジー世界の無免許医なのか。ハーレムものとしては楽しそう。
『ムーンライズ』はNF配信なので、残念ながらご縁が無い。
『ばいばい、アース』(2期)。キャストも作画も良さそうだが、まだ1期を視聴していなかった。
『神統記』は、田村睦心氏主演の古代日本風異世界ファンタジー。とりあえず試しに視聴。
『GUILTY GEAR STRIVE』は、サンジゲン制作なのでおそらくフル3Dモデリング。バトルものとの相性も良さそうに見える。
『剣聖になる』、ここでも強キャラ役の斎藤氏が。映像はそこそこ良さそうだが、配信はAPV独占なのでバイバイ(※地上波放映もあるけど)。
『GAMERA -Rebirth-』は、金元寿子氏の少年役主演。しかし3D感が強いし、配信はNF独占なので視聴除外(※NHKでも放送されるが)。
『小市民シリーズ』2期。脚本に不安はあるが、神戸守監督頼みで今回も視聴予定。
『俺は星間国家の悪徳領主!』。転生スペオペ。軽薄志向は好みではないし、主演はちょっと苦手だが、キャスト陣は高水準だし、たまにはベタなロボットSFというのも……。
というわけで、ひとまず8本(事実上7本弱)にまで絞り込んだ。ここから多少増減があると思うけれど、毎日1本(24分)ならば漫画1~2冊分の時間だし、なんとか継続できそう。
私なりの選別ポリシー。
1) 最初の足切り。キャストで、「苦手な声優が多い」「期待できる役者がいない」ものはどんどん落としていく。12話で約5時間を付き合うことになるわけだから、芝居が合わないものは本当に苦痛になるので。逆に、キャストの座組に大きな魅力がある場合は、他の要素が駄目でも候補としてキープしておく。
2) そのうえで、ジャンル&ストーリーを見る。SFやオリジナルアニメは重視するが、スポーツ/恋愛/グルメ/動物/アイドルものは避けがち。ミステリ/エロコメ/洋風ファンタジーあたりは、箸休めのようにたまに視聴すると楽しい。ただし、この要素はさほど決定的なものではなく、重み付けを与える程度。
3) 制作スタッフについては、特に重要なクリエイターが関わっているものは最優先にする。ここで拾い上げるタイトルもある。その一方で、個人的なNGクリエイターもいくらか存在する。
4) さらに、PVなどで視聴覚演出を見ておく。間延びしていたり、色彩設計が好みでなかったりするものは避ける。主題歌が騒々しいものも敬遠傾向。逆に、背景美術などがきちんとしているものは期待を掛けておく。
5) 最終的には、第1話を視聴してみて、合うものと合わないもので選別する。最初の1話が駄目だったら、すぐに離れる。
とにかく数が多すぎるので、こうして消極的な基準で漉し取っていくだけでも大変だし、それでも残るタイトルは本当に良い作品だし、そして実際にいくつもの良作をじっくり視聴できる。もっとも、『通販』のように、キャスト一点突破で抜けてくる怪作もあるけど。
サブタイトルをマイナス符号「-」で括るのは、いい加減にやめてくれないかな……。範囲選択からのweb検索で、サブタイトルがマイナス検索されてしまい、一手間増えて面倒なので。
家計簿を見ると、今月も50冊以上の単行本を買っている。漫画雑記ページではちょうどその半分、25冊ほどに触れている。言及していない残りの半分は、ハズレだったり、特にコメントするところの無い作品だったり、逆に非常に難しい内容だったり、既刊の買い揃えだったり、アダルトコミック(※月平均1~2冊ほどカジュアルに買っている)だったりする。
多い月は80冊、少ない月は20冊ほどと、かなりバラつきがある。2018年までは、現在の半分くらいしか買っていなかったが、2019年から激増している。PC美少女ゲームが減ってきたニッチに、漫画が入ってきた感じかな。アダルトゲームの購入数は、今では月に数本くらいになっている。
模型趣味は、艦船が2015年から。ガール系は2017年から(最初はFigure-rise Bustで、さらにFA→FAGの流れが合流してきた)。航空機やAFVも、2017年頃からちょっとずつ実験的に手を出していった(※制作履歴をリスト化しているおかげでライフログ的に辿れる)。フィギュア(特にプライズ系)は、具体的な履歴を記録しておらず所持品一覧のみだが、たしか2015年からだったと思う。
コロナ以降、即売会や美術展やコンサートにはまったく行かなくなってしまった。クラシックCDも、主立った作品はだいたい持っているので、新しい録音は買わなくなった。
ここ十年の趣味生活の大きな変動は、このあたりかな。そろそろまた、何か新しい趣味を開拓してみたいが、コンテンツ志向のインドア趣味は一通り経験してきたので、フロンティアはあまり残っていない。いや、古典芸能とか、書籍のジャンル分類なども含めれば、まだ無数にあるけれど。ペット飼育(※環境的に無理)、編み物やハンドメイド(※模型制作でほぼ満たされている)、ボードゲーム(※囲碁将棋は学生時代にちょっとだけやった)、料理(※最低限の自炊はしているが、趣味としては興味を持てない)、書道(※昔やっていた)、小説や詩歌の創作(※気質的に苦手)、ファッション(ネイルなど)……うーん。イラストレーション、プログラミング、視覚取得なども現代では趣味活動として取り組んでいる人がいるが、個人的には気が進まない。
そういえば、昨年の一時期は、数独(ナンプレ)などの紙上パズルをやりまくっていたが、すぐに飽きた。そんなに深みのある趣味ではなく、時間潰しにしかならないので、続かないのは当然だが。
というわけで、休日は丸一日、「自然選択号」のスミ入れと部分塗装(※ランナー吹き付け済み、切り出し前)を延々作業していた。このパーツ数とディテール精度では、このくらい時間が掛かるのも仕方ない。明日一日で組み上げられるかな。
橘猫工業「自然選択号」完成。おおまかなランナー塗装+部分筆塗り+スミ入れのみ。サイズは約24cm。リング状ユニットのミサイルハッチを開閉したり、後部ユニットにレーザー(?)を大量追加したり(※装甲パーツ差し替え)できる。ユニット構成はこんな感じ。最前面ユニットと最後端ユニットだけは角度固定だが、それ以外は回転可能(※こういうモジュールごとの回転要素が原作設定に由来するものかどうかは不明。空間戦闘の効率化や、回転で擬似重力を発生させるなどの趣旨で、SFメカではありがちな性能だが)。
後部スラスターを発光させるように基盤を組み込んだ電飾版で組むこともできるし、基盤抜きの純粋なプラだけの形態で組むこともできる。基本的に無加工で制作したが、前部ユニットの隙間が気になったのでクリアグリーンパーツで埋めている(※H5とE2の間)。見栄え優先で、ここの展開可動はしないように接着した。後部ユニットのディテールもいろいろ塗り分けたが(D2パーツ)、。組んでみたら全然目立たなかった。それと、H1/H3パーツは方向をきちんと合わせるべきだったが、適当に組んでしまった(※見栄えの点でほとんど問題にならないが)。
見てのとおり周囲4面が同じなので、同じモジュールユニットを4回組んだり6回組んだりするが、完成時はなかなかの重量感と存在感がある。パーツの貼り合わせ箇所が多いが、合わせ目処理をするのは一部だけで済む(※今回は細かい処理をせず、無頓着に組んだだけ)。
写真ではスミ入れがクドく見えるが、プラモ実物では気にならない。ディテール密度の高さを存分に堪能できるように、スミ入れは濃いめにする派。とはいえ、さすがにディテールがうるさ過ぎるので、トップコートで薄めにグレーを吹くかも。ちなみにデカールは未貼付。
朝食しか食べていなかった+長時間作業で疲労+最近の気温上昇への適応不足(たぶん)+睡眠やや短め+20分以上入浴(お風呂読書)=のぼせ。吐き気と大量発汗でちょっときつかったが、10分ほどで復調した。水分はたっぷり摂取していたし、普段はできるだけ気をつけているのだが、たまにやらかす(※年に1回か、せいぜい2回だけど)。
最大の原因は長時間入浴(お風呂読書)なのだが、時間の使い方として効率的だし、入湯時の退屈を紛らわせることにもなるし、否応なしに読書に集中できる時間になるし、そして楽しいしで、やめられない。ちなみに、本をお湯で濡らさないように、「片手で本を開いて、その手でページめくりもする」というスキルをすでに習得している。もちろん、バスタブの縁に寄り掛かって両手で読むのでもいいのだけど、それだと前傾姿勢があまり気持ち良くない。