2025/11/06

Kotobukiya「メルティーナ」について

 Kotobukiyaのプラモデル「メルティーナ」の制作メモと雑感。
 ※ヘビ人間(ラミア)のプラモデルの写真があります。苦手な方はご注意。


元デザインはピンク色ベースだが、グリーン基調に塗り直してみた。コンセプトは「ラミア・日本土着種」。アオダイショウを念頭に置いたが、龍のような色調にも見えるかも。青=人魚、緑=ドラゴン(竜/龍)で、ピンクorパープル=ラミアという感じなのかも。
ノーマル形態の上半身。元デザインのえぐみを消して、できるだけ穏やかに見えるようにした。元デザインのインド風(?)テイストも弱まったが。……せっかくだから六腕にしたかったなあ!!!
覚醒版(ウィライズ・モード)。違いは頭部のクワガタ冠、鋭く螺旋を描いているツインテール、両肩の装甲くらい。迫力はあるのだが、ディテールが人体部分に集中しているため、ヘビ部分が間延びして見えやすい。
装飾形態の上半身アップ。ツインテールが、両肩装甲と激しく干渉する。後ろ髪は、跳ね上げ可動で干渉を逃がせるが、ツインテールは扱いが難しい。上記写真のとおり、ツインテール無しにすることもできる。
ただし、ツインテール無しだと少々味気ないのも確かだ。全体の(くどめの)バランスを考えると、このくらいはあった方が良いのかもしれない。頭頂部のクワガタ角はさすがにダサいので外した。
俯瞰気味に撮影。ヘビ胴体部分(≒下半身)は、先端部まで50cm以上あるので、画面にきれいに収めるのが難しい。ツインテールの渦巻模様が苦手だったので、左右を入れ替えて取り付けた。爪は赤くした。
ヘビ胴体は、23節ものパーツが太いボールジョイントでつながれている。……うん、やっぱりリアル寄りにするとキモい。可動性能は、ヘビ部分を丸めるとギリギリ円を作れるくらい。
腰の接続部。定番の3mm……ではなさそうなのが微妙に厄介だが、微調整で様々なキャラをラミア化できそう。
試しにリツカウルフさんをば。上記のとおり、腰のへこみにただ乗せてみただけ。。。。。



 以下は、制作中のメモ。

 ラミアガールの「メルティーナ」は、配色が気に入らないし(というかデザイナーが苦手)、ヘビ胴体が明らかに透けてしまっているので、適当に塗り替える予定。オーソドックスにアオダイショウの緑色かなあ……ただし、これだと「邪神ちゃん」とカラーリングが被る。ニシキヘビのような網目模様にするのも一案だけど、「塗装の手間が掛かる」、「リアルすぎてキモくなるかも」、「鱗モールドが粗いのできれいな模様にできない」、「上半身のデザインとミスマッチ」、「可動時にパターンが崩れて見苦しくなるかも」といった懸念がある。惜しい……。
 もう一つの問題は、重心。ヘビ胴体は長いけれど、内部はスカスカなので、バランスを保てずにひっくり返ってしまう虞がある。内部に金属錘などを仕込んでおくのが無難かも。ただし、ネットの制作写真を見るかぎりでは、キットのままでも重心は安定しているようだ。
 ネットには尻尾ジョイントの破損報告がいくつも上がっているようで、あー、半透明ピンクって割れやすいよね……。そのあたりも設計がまずい。

 長い胴体のガールキャラに、どこかトラウマの気配が……あっ、アリだー!!(リアルクイーン)
 ロマサガ2にもネレイド族という下半身うねうねキャラがいたけど、あちらは人魚寄り。

 ヘビ胴体の色分けは、一部だけなのか……。全体を塗り分けるかどうかは判断に迷う。


  メルティーナは、いっそ邪神ちゃんカラーでいいような気がしてきた(つまり、金髪アオダイショウ)。ただし、ヘアスタイルが派手に散らかりすぎているし、金色パーツと紛れてしまうので、黒髪で抑えた方が引き締まるとは思う。あるいは、尖りすぎのツインテールは外してしまうか。

 というわけで、出来る範囲でパーツ切り出しと一部組み立てをしたが……輪切りで並んだヘビ胴体が、漫画『邪神ちゃん』で見たことのある状態になってしまった(※そちらは少ししか読んでいないけど)。さすがに見た目がグロいので、画像を出すのも憚られる。
 切り出しと組み立ての時間は、ちょうどアニメ1クール分だった(約5時間)。ボリュームの割に、モナカの連なりばかりなので、わりと簡単。やはり腹部は塗り分けしておきたい。


 メルティーナ塗装メモ。
 ヘビ胴体:グリーン2色。鱗の隙間はサンドイエロー系でスミ入れ。最後にグロスコーティング。
 装飾のゴールドも吹き付けで塗装。首輪や紐も、ゴールドで塗り分ける必要がある。
 紫はツヤ消し(一部は筆塗り)。Vallejoだと「Hexed lichen」にちょっと青+黒を足すくらい?
 グリーン:そのまま。あるいはパールを吹き付けるかも。
 布地ホワイト:これもパールを吹いておくかも。ただし、見た目はほとんど変わるまい。
 頭髪:配色バランスを考えると、シックな茶髪が良いかも。
 クリアパープル:そのまま。ただし、組んでみてバランスが悪かったら塗り変える。
 
 鱗の色を変えると、両頬の模様も塗り替えた方がよいかも。
 ハンドパーツも、設定に合わせるならパープルで塗る必要がある。
 左腕もウロコと同じ色で塗り分けると、非対称の異形感が強調されそう。

 切り出しと一部組み立てに5時間。マスキングと吹き付け塗装、そして一部筆塗りをしつつ組み上げるまで、約7時間。

 ハンドパーツは、紫(布)+金(指輪)+赤(爪)と、そこそこ手間が掛かる。PVC素材だが、プライマーを吹いてベタベタに → 塗装 → トップコートで強引に固める、という方法で、ひとまず剥がれにくい塗装を施した。

成形色とは異なる塗り分けは、現時点ではこのあたりを考えている。ヘビの腹部塗り分けは、無理にやらなくても良いと思う(※むしろ胴体をねじった時に境界線が破綻してしまう懸念がある)。腰周りの装飾は、せっかくなのできれいに塗り分けしてやりたい。中指にはリングも嵌まっている。