2019/10/27

『巣作りカリンちゃん』体験版感想

  『カリンちゃん』体験版の感想いろいろ。


  『カリンちゃん』体験版。ちょっと重かったが、577MBを無事DLできた。

  ゲームエンジンは、ソフトハウスキャラのもの(SystemAoi)。
  ヒロインとのイベント進行フラグ(条件)が明示される。『BB』シリーズや『大樹』っぽい。
  プレイングマニュアルの「セーブとロード」欄……「鋭意製作中!」がかわいい。
  オプションの「右クリックの割り当て」が逆になっている。バグ報告。
  海原氏の芝居が心に浸み入る。素晴らしい……。
  「フウは、フウのなまえでっすょ~」という不思議な節回しがめっちゃくちゃ楽しい。
  乃嶋氏の芝居も、切れ味と濃厚さがあって聴き応えがある。良い、実に良い……。
  CG班はNEXTON側だと思われるが、肌艶表現はどことなくSHCっぽさも感じられる。
  BGMはわりと良い感じ。『恋姫†無双』系の音楽だろうか。
  ナレーション(UI音声)の声優さんは誰だろう?
  『BB』のラキアさん(いみじくもCVは海原氏)も、ギュンギュスカー商会スタッフだった。
  立ち絵振り付けは、うなずきなどの上下動や、左右スライド移動があるくらいか。
  主人公はダンジョンマニアか。
  魔王ブリリアントパーク?
  メイン画面の立ち絵は、申し訳ないが、ちょっと邪魔なのでOFFにする。
  ロボ……? 何かいるのだろうか。
  ファンタジー世界でも金銭(経済)的観点をベースにするのが、いつもの内藤流。
  確認ダイアログなしで「建設」フェイズを抜けてしまう(イベントが進んでしまう)のは困る。
  ゲームパートは近年のSHCチーム++のスタイルそのまま。『勇者砲』が近い。
  ユニットが部隊単位にまとめられているので、配置が操作しやすくなった。
  このモブ「村人」女性の声は、青山氏? ということは賈駆も登場するのだろうか。
  なんだか全年齢仕様にも出来そうなくらいの、明るくのんびりした雰囲気。
  「ギオウ山」は、「魏王」の意味だろうか。
  海原氏の芝居が心地良くて心地良くて……。
  魔力結晶……SHC世界の設定を使っているようだ。
  男性キャラのキャスティングは、いつものSHCっぽい。少なくとも原田氏の声は聞こえる。
  モブ魔物や書店員など、青山ヴォイスがそこらじゅうで聞こえる。なんと幸せな世界!
  「クビキリマル」……『DC』の首切りチャンパウかな?
  「ゲンブ部屋のリキオー」……『LJ』の力王かな?
  カロン隊隊員にまで青山ヴォイスが! NEXTONさん、ありがとう、こんなにたくさん……。
  猫耳フードの「みる」キャラっていいよね。良いよね。
  モブの「頭巾の女性」の演者は風花氏かな。ずいぶん良い芝居をされるようになった。
  モブの「女戦士」も青山さんだ!
  ドラゴンの巣の話。上手いかたちで織り込んできている。
  ドロップは確認できず。強化素材を持っている敵は、ごく一部だけなのだろうか。
  アイテム装備は無いようだから、アイテムのドロップではないということだろうか。
  ケイファを撃破すると体験版は終了。既定のターン経過しても終了。
  資金が尽きたゲームオーバーのテキストもあり。
  イチカク隊を雇用できた。基本ユニット数が1なので、カズト隊に入れるのが良いか。
  資金面は余裕があるので、宝物庫に多少侵入されても構わずどんどん派遣してよい。
  進め方によってはケイファが侵入してこないまま終わってしまう。
  NEXTONからキャラだけを借りてきたソフトハウスキャラ新作という感じ。
  カロンは、『恋姫†無双』でいうと曹仁に当たるのか。
  イベントキャラが侵入したが撃破(捕縛)できなかったという時のテキストもある。
  カロンを放置していくこともできる。ただし、カロン捕縛は羅針盤開放の条件。
  カロンが加入すると戦力が格段に増強されるので、ケイファ撃破もかなり楽。
  体験版にはベッドシーンは無し。15禁程度の描写が一つあっただけ。
  体験版では引き継ぎ無し。製品版ではユニットレベルの引き継ぎなどがあるだろう。
  SHCでは恒例のイベントCGスライドショーも無い。
  ポッグやネイルも雇用できた。各エリアLv5ごとに、雇用可能性のあるユニットが来る?
  大波氏の声もあった(※『恋姫†無双』には出演していない)。ユメが登場するのか?

  迷宮Lv16、所持金50800B(30ターン目)まで伸ばせた。慣れてくれば、「休憩」を挟まずにひたすら戦い続けてもなんとかなる。

  カズト部隊はスキルで部下の人数を増やせるので、最前線に立たせて壁にするか、あるいは強力な部下ユニットの数を増やして戦力アップを図るか。フウ部隊は回復スキルがあるので、体力の多い部下ユニットを入れる方が効果が大きい(※体験版範囲では誤差レベルだが)。カロン部隊は、リーダーのカロンがとにかく強力なので、支援効果のある部下ユニットと組ませるのが良いと思う。

  体験版の範囲でも、地域ランクが上がってくると一度に50ユニット近くが侵入してくるようになる。さすがに捌ききれない。

  1ターンはどのくらいの時間経過だろうか。噂を吹き込んでから冒険者が来るまでの時間だから、1ヶ月くらいの感じだろうか。長距離移動はフウの魔法で高速輸送してもらっていると考えよう。24ターンで丸2年間。迷宮レベルによるゲーム期間延長を含めると15+95=110ターンが最大限になるようだから、仮に1ターン1ヶ月だとすると9年強。20歳が29歳になるくらい。あるいは、1ターン1週間だと、110ターンで約2年。

  侵入者ユニットの編成はかなりバラバラで、レベルごとに顔触れが大きく異なる。データ系のこーりゃくをするなら、「各ユニットのステータス」「各エリア、各レベルの侵入者編成」「魔力結晶によるステータスアップ」あたりだろうか。イベントフラグは明示されているので、一々取り上げなくてもいいだろう。

  ゲーム進行の難易度バランスは、自由度が低い。『巣作り』『勇者砲』では、どのくらいの敵を呼び込むかを細かく調整できたのだが、今作では呼ぶかどうかの二択だけで、侵入者の顔触れは完全固定のようだ。「休憩」コマンドで敵の強さを下げることもできるが、全地域一律で下がってしまって融通が利かないし、ターン経過してしまうのでゲーム期間が圧迫される。

  巣の「面白さ」を提供する必要があるので、巣の造営に制限が掛かってしまうのもよろしくない。また、一つの戦闘部屋に配置できるのが「リーダー+部下」の一組だけなので、戦力の厚みを持てない。『勇者砲』『その大樹』などでは、増援ユニットを大量にストックしておくこともできたのだが。SLGタイトルに慣れていないユーザーのために難易度を下げてくると思われるので、それほどきつくはならないのだろうけど。

  お金の使いどころが少ない。巣の拡張&施設建設だけ。ユニット雇用したり、アイテムを購入したり、修繕費用が掛かったりといったことが一切無いようだ。かといって、巣の施設を数万Bの高額に設定されたとしたら、巣を柔軟に作り替えするのが難しくなってしまうだろう。

  部下ユニット選択時に、ユニット情報が見られないのは困る。ステータスを見比べながらコンビを決めていきたいのだが。

  [ twitter.com/matsuisansan/status/1187900374830608384 ]
  体験版は、製品版よりも難易度を下げてあるとのこと。実際、体験版では宝物庫侵入されても被害は無きに等しいから、かなり甘めになっているのだろう。

  フウは、『恋姫†無双』ではそれほど大きな役ではなかったのに、今作ではメイン級の扱いを受けているというのが、ちょっと面白い。あえて元作品とは雰囲気を変えてきたということなのか。あるいは、商売人キャラとして適任だったのか。もしかしたら、海原氏ファンのSHC側がフウを猛烈にプッシュしたのか。
  ちなみに海原氏は、SHCではヴィオラ(『Climber』)以来、サイリ(『DAISOUNAN』)、シルヴィア(『忍流』)、ラキア(『BB』シリーズ)、秋風(『雪鬼屋』)などの実績がある。『忍流』では、単発イベントのサブキャラ「フウ」という幽霊キャラも演じている。ただの偶然だと思うが、ちょっと面白い。

  あっ……青山氏がキャストに入っているということは、もしかしたら賈駆(だけ)じゃなくてリュミスも登場するのか!? すでに「ギュンギュスカー商会」が出てきているし、モンスターもソフトハウスキャラ作品のキャラクターばかりなので、リュミスを登場させても問題ないだろうし。
  さらに、大波氏とおぼしき声もあった。さすがはソフトハウスキャラ。