HASEGAWA「1/48 ボイジャー」を制作したので、簡単に紹介する。
キットは2012年発売で、定価は税抜2000円。
キットの全体像。右に大きく伸びた「磁力計ブーム」は約28cm、左側のアンテナ2本も約15cmと、なかなか派手な造形。中央の白いドームは、直径8cm程度。デリケートな部品が多くて制作にはかなり苦労したが、丸一日で出来上がるし、完成してみれば大きな満足感がある。
側面から。メカニカルな造形を楽しめる。ひときわ目立つ磁力計は、本来ならばまっすぐな直線にすべきだが、残念ながら撓んでしまった(※4本のパーツを縦に接着する)。台座はクリアブルーで、北半球の地形が裏側にモールドされている。
下側には、カメラ群を配置したユニットが伸びている。パッケージ画像では、トラスにホワイトが入っていたので、筆塗りで再現してみたが、これは見栄えの点であまり面白くなかったかも。
中央部の八角形ユニットは、「電源用バスハウジング」とのこと。「ゴールデンレコード」は、金メッキで塗装済み。細い棒状パーツが多く、しかもパーツ精度もそれほど高くないので、きれいに嵌め合わせるのは難しい。
写真右上の円筒状パーツは、原子力電池とのこと。右下の磁力計トラスは、TAMIYA水性塗料のカッパー(銅色)を筆塗りした。多少粗はあるが、1時間程度で塗りきれる。このくらいであれば、ドライブラシよりも細筆の方がやりやすい。市販のエッチング製トラスを調達して使うという選択肢もある。
背面(?)から。複雑に絡み合ったパイプ群は組みにくい。HASEGAWAキットにしては作りやすいが、それでも嵌め込みが難しかったり、折れやすいパーツが多かったりする。精密ニッパーと高性能な接着剤が無ければ、ボロボロになってしまいそう。塗装は、ホワイトとグロスブラックをエアブラシ塗装して、シルバーとカッパーは筆塗りした。