2024/09/13

VFG「フレイア・ヴィオン」完成写真

 Aoshimaのプラモデル「VFG:フレイア・ヴィオン」について(2024年8月発売、同9月制作)。

SF戦闘機とガールプラモを組み合わせたシリーズで、戦闘機を変形させてガールが騎乗することができる。さらにメカ部分を背負わせて(装着させて)ロボット型にすることもできるが、本稿では省略。


騎乗時に上体を反らせて美しいポーズを取ることができるのが、このシリーズの大きな魅力の一つ。肩関節のシルエットがきれいに維持され、なおかつ胸部-腹部の可動が柔軟で、さらに股関節を曲げた時のヒップのラインも破綻しないような設計になっている。パールコートの輝き……。
ガール部分は、15cm弱(※写真中央の「朱羅:弓兵(絆)」が15cm、右の「小石川エマ」は14cm)。胸部、腹部、太腿の模様は、塗装済みパーツ。左記写真ではCreosアメジストパールを吹いてある。VFG『マクロスΔ』シリーズでは、キャラクターごとに体格を変えているようだ(金型も別途製造)。
公式デザインのとおりに色再現するには、これらのパーツを塗装することになる。色再現のためのシールも同梱されているので(※一部はデカールも)、シンプルに組み立てるだけでも見栄えのする出来になる。可動変形(擦れ)を考えると、塗装よりもシールの方が良いかも。
ファイターモード。これでも全塗装しているのだが、写真にすると平板に見えてしまう……やはりスミ入れをすべきだったか。今回はカーモデルのようにコテコテのツヤ出し塗装をしたのだが、その分、ラインモールドが浅くなって、スミ入れがしづらくなってしまった。
ガウォークモード(デカールも貼ってある)。翼の先端部を引き出して下に折り曲げるとリンゴ型スピーカーユニットを装着できるが、強度に難があるので破損注意。
 スタンドはかなりグラつき、安定性は低い。ガール単体の支えにもなったり、四角形とV字型で組み替えられたりして面白いのだが……。
騎乗状態の全体像。レッド成形色は透けてしまうので、下地からの多重塗装。説明書にはカラーレシピが載っていないので、色は適当に。赤はTamiyaラッカー「ピュアレッド」で鮮やかに。オレンジもTamiya。黄色は、イエロー+少量オレンジ。上面の濃い赤のラインは、レッド+シルバーで目立たせた。白はCreos「クールホワイト」、黒はブラック+スーパーチタン。濃いグレーはVallejo水性「ブラックグレー」を筆塗り。ガール部分は、髪飾り(?)のブルーと胸部の黄色い▽マークを筆塗り。
様々な角度から。機体部分は無印版「ジークフリード」(VF-31J)そのまま。ただし、スピーカーユニットを装着するために、翼パーツが新造されている。
 変形機構は面白いのだが、どうしても塗装が剥がれてしまう。組み替えを楽しむなら、無塗装でスミ入れ(局所塗装+トップコート)をしてから、シールとデカールで彩りを追加しておくのが無難かも。
無印「ジークフリード」と並べて。見てのとおり、基本的な構成はほぼ同一。塗装難易度の観点でも、同じくらい。