2026/02/10

2026年2月の雑記

 2026年2月の雑記。


 02/28(Sat)

 これでもう3月に……この一ヶ月、どうしようかな……。

 そういえば、昨年4月にお目に掛かりましたSさんは、年度末であちらに戻られるのでしょうか。もし機会がありましたら、関西におられるうちに、ご一緒に日本橋散策するとか、あるいはどこか平日の手近なところで普通に昼ごはんを食べるくらいでもよいのですが、もしも何か良い機会がありましたら、どうぞ気兼ねなくお声掛け下さい。曜日や時間帯は、だいたい融通が利きます。
 年度末はきっとお忙しいだろうと思うので、気が引けるのですが、大阪近辺でしたらすぐに出向けますので。まあ、もしよろしければ……くらいの気分で。もちろん今回でなくても、どこか適当なところで機会を設けることはできるでしょうし。
 なお、こちらは連絡手段が限られるのですが、ブログはときどき拝見していますし、twitterのリプライやDMも受け取れます。イベントの時に名刺をいただいていたので、こちらからメールをお送りすることは可能ですし、ブログコメントをすることもできますね。


 アルカナディア「ギィ」も、店頭にあったのでノリで買っちゃったけど、ゴールド部分はどんな色で塗ろうかな。迫力重視で、濃いめのレッドゴールドにするのが無難だけど、全体の配色が重たいので、明るいブラス系のゴールドにするのも一案かもしれない。ただし、アイキャッチになる巨大袖のところで金-白が大きく混じり合っているので、下手に明るいゴールドにすると色の境目がはっきりしなくなって、デザインの効果が発揮されないという虞もある。メタリックカラーでキラキラするから、たぶん大丈夫だと思うけど。
 プロポーションに関しては、実際に組んでみなければ分からないが、バランスはわりと良さそうに見える。あくまで、「漫画などでデザインされるような、デフォルメ路理の体型」としての見方だが。ただし、頭部の大きさは解決しきれていないが、たしかフェイスパーツを規格共有している筈なので、サイズ変更に不可避的な制約があるのは分かるし、まあ仕方ない。

 「アルカナディア」シリーズはどういう体制で、どんなクリエイターとスタッフが、個々のキットを設計開発しているのだろう? 不勉強で、ろくに調べてもいないんだけど、関節構造の試みとかランナー構成の癖とかが見えなくて、どこかぼんやりと透明でつかみどころが無い。キャラクター個性そのものはかなり意欲的な実験をしているのだけど、組み立てキットとしては、なんとなく無難で教科書的で、手応えがどうにもはっきりしない。けっして下手なわけでもないのだが……。キャラ個性が強いぶん、キット構成はできるだけ素直になるようにバランスを取っているのかもしれないし、キャラデザの方向性が似通いすぎていて(金色パーツの多用とかアクセサリーパーツの癖とか)、違いを見て取りにくいのかもしれない。うーん。



 02/27(Fri)

 けもプラ「カオマニー」の方を、ひとまず無塗装のまま組み上げてみた。
 構成のベースは、VFGシリーズを踏襲していて、両肩の基部が丸く膨らんで隙間をうまく埋めていたり、胸部-腹部の間にリング状パーツを噛ませて隙間を隠したりしている。
 今回は太ももの前面を大きく抉って、脚を前に振り上げられるようにしている。いささか作為的だが、このキャラ全体のマニアックな雰囲気がその印象をカバーしているのが面白い。それと、臑にも可動ジョイントを設けているのがケモ系プラモとしてきわめて個性的。それ以外は、シンプルながら堅固なジョイントで動かしやすく、その一方でパーツフィットはちょっとだけ気になる(体毛色によるパーツ分割のところに、微妙な隙間が残る)。体毛モールドも、ところどころに毛の房のような中途半端な造形があるだけで、ここはあまり褒められない。まあ、あんまり本格的にするのも大変かもしれないが。興味深いところで、肉球のピンク色は塗装済みパーツ。おそらく成形色だと、この血色のよいピンク色が表現しにくかったためだが、きれいな緋色の塗装のおかげで、このキットのケモ感と色彩感がぐっと引き締まる。「ニホンオオカミ」の黒い肉球も塗装済み(※成形色はライトグレー)。
 というわけで、このキット単体で評価すると、「斬新なデザインを試みて、ケモキャラを造形したプラモとしては大成功。大きな獣人ハンドのリアルな造形や肉球のアイキャッチ、そして特異な可動のおかげもあって、ダイナミックに動かしまくるのが楽しい」。ただし、カラバリキットばかりだと飽きるので、今後のラインアップ展開次第だろう。

 ただし、「カスタマイズ」といっても、四肢や顔面を出来合いの「ケモ度:中」と「高」の2種類から選ぶだけ。さらに人間型パーツを買っても、それでようやく3種類。デザインの整合性を考えると、カスタマイズの幅はほとんど無い。また、犬猫以外のキャラクターを出していくとしても、体毛色や外見的特徴が大きく異なるので、混ぜることもできない(例えば、犬キャラに兎耳を付けても面白くはならない)。ここから出来るのは、せいぜい布服ヴァリエーションを増やすくらいだが、そちらはそちらで公式限定の予約生産なので、入手機会が限定されるという有様。……VFGに後継になるガールシリーズを計画しているのだろうけど、良い長期展望が見えてこない。うーん。
 それに対して「創彩」シリーズは、一般的な制服少女だけなので、頭部を交換したりカラバリを出したりしても、内容的な互換性は維持されている。水着ボディやアクセサリーなども、どのキャラにもほぼ汎用的に組み込める自由度がある。
 「30MS」も、おおまかに言えばSFバトルスーツ路線で一貫しているので、カスタマイズしてもおおむね成り立つ(※個人的には、あの中途半端で掘り下げの浅いデザインは退屈だと思っているけど)。ヘアスタイル特化のオプションパーツを大量に出しているのも、キットを多数購入してヴァリエーションを楽しむための良いきっかけになっている。
 VOLKSの「FIORE」シリーズは、キャラクターそのものの方向性は雑多だが、いくつかのカラバリキットを出しつつ、それぞれに合うようなオプションパーツをいろいろ出しているので、ラインアップそのものは上手く展開できている。
 そう考えると、Aoshimaのケモ系ネタは、基本的に「混ぜるな禁止」要素がきついし、体毛とぶつかるのでヘアスタイル変更も難しく、武装盛り付けにも適していない。単体のキャラデザはこんなにも挑戦的で、マニアックさ怪しい魅力との間で絶妙にバランスを取っていて、実に面白いのだけど……うーん、もったいない。

 それにしても、こういう二足歩行のケモキャラだと、毛筋はどの方向に流れていくのだろうか? 普通の犬猫を立たせただけだと、背中から脇の体毛の向きがおかしなことになりそうだ。

 写真はこんな感じ。格ゲーやアメコミの有名キャラのポーズを取らせて満足してしまうことが多々ある……いいのかそれで? 実際、ここから『ヴァンパイア』シリーズのフェリシアを再現するモデラーは、きっといるだろう(※人間肌パーツに模様を塗装して、それからあの青色のふんわりした長髪をなんとか作ればいい)。

 本格的なケモ(動物)系ガールキットは、これまでは「マスカーニャ」くらいだったかな。その意味では非常に珍しい。「アルカナディア」シリーズの蛇キャラと馬キャラも、人間の骨格を完全に脱しているし、VFGシリーズの「カイロス」(これもAoshima)も、雰囲気としてはそこそこ猫度が高めだった。悪魔キャラなどのファンタジー異種族ガールならば、たくさんあるのだけど(※特に中国メーカーのキットに多い)。
 人型を外れた骨格構造は、既存のノウハウをほとんど捨ててゼロからワンオフの設計をし直すことになるので、設計負担も大きいだろうし、使い回しも利かないからコスト面でも不利になる。だから、ケモ系ガールキットが乏しいのは理解できるし、今回の「けもプラ」がいかに挑戦的な企画であるかということでもある。



 02/21(Sat)

 HGUC「ペーネロペー」の塗装がなかなか終わらない。高さそれ自体がすでにMG並だし、そのうえ左右に大きく広がった羽根があるので、MGキット2体分またはそれ以上の作業量になっている。あくまでHGUCなのでMG規格のような内部フレームこそ無いものの、広がった羽根の内側を塗装するのは、内部フレームを塗っているのと大差ない。さらに、平滑面が目立つので手抜きもできないし、色もホワイトなのでごまかしが利かない。今月中に完成させたいところだが……。

 というわけで、最低限の塗装は終えた。後は、装甲パーツをちょっとだけ色分けして塗り足すのと、ラインのスミ入れくらいで完成するかな。ただし、その「ちょっと」の分量が多いのだけど、頑張れば明日中には出来る筈、たぶん。

 使った塗料のレシピ(※いずれもツヤ消しにしている):
- 白:ブリュンヒルトホワイト(XGC-01)を使ってみた。濃く塗るとわずかに黄味がかってくる?
- 黒:ブラック+クロームシルバー。個人的な定番処理。
- 黄:ブルーエンジェルス(C329)にシルバーや少量レッドで色調を落ち着かせた。
- 青:ブルーエンジェルス(C328)。成形色にかなり近い色。
- 赤:レッドに艦底色と少量グレーを足して、色を落ち着かせた。
後は、一部のパネルなどをグレー(明:いつものバーリーグレー)とグレー(暗:佐世保グレー)を適当に使い分けて塗装して、ワンポイントの色を入れる予定。各部の穴だらけ部分はダサいので、周囲を濃いめのグレーで塗装して目立たないようにする。

 アイリスくんの名字「ブルックナー」は、作曲家ではなくて、チューバブランドを指していたのか。
 ……それにしても、チューバ一本300万円とは、さすがにお高いなあ。私がプラモデルに投じてきた費用総額もそのくらいになるけど、金額だけ比べても意味は無い。


 ペーネロペー完成。想定どおりの出来になった。とりわけ面の空疎感を解消するのは、おおむね上手くいったと思う。
 よそでも書いたとおり、完成時のボリュームは素晴らしいが、そのわりにパーツ構成はシンプルなので作りやすいし、脆い箇所も見当たらない(※さすがに股関節やスタンドは、少々グラつくけど)。
 ただし、BANDAIのいつもの悪癖で、ガンダム本体が「胴体が寸詰まりなのに対して、脚部が大きめに作られている」というバランスの悪いプロポーションなのは残念。

 けもプラは、「カオマニー」も買っておいた。ピンクの肉球と眼球以外は全て真っ白パーツという潔さ。元ネタの猫種がオッドアイ白猫なので、そうならざるを得ないのだけど。ユニークなキットではあるけれど、今のところはプレイアビリティが低いので、早いうちにウサギキャラ(つまりバニー)あたりを出して客を確保しておくのがいいんじゃないかな。
 ちなみに、バストは大小2種類を組み替えられるので、スリムサイズで組んでおけば既存の布服をいろいろ着せることができる。けもモデラーたちは、当面はそういう形で服飾アクセサリーを調達していけば楽しめるだろう。
 素肌パーツに塗装すれば、格ゲー『ヴァンパイア』シリーズのフェリシアを再現できないかなと思ったけど、うーん、あの頭髪をどのように再現するか……。


 昨年あたりからガールプラモで急激にエロ路線のキットが増えてきたのに困惑している。メガミ「PUNI」系統は素肌露出とともに煽情的なフェイスパーツを入れたし、Amakuniも参入してきた。Plamateaの新作も、ちょっときつい。けもプラもベースキットは全裸ケモだし。
 もちろん、以前からもお色気路線はずっと存在した(FAGの下着丸出しとか、Dark Adventとか、SkyTubeの「Love Toys」シリーズとか)。しかし、Amakuni「七星(ナナホ)」やFAG輝鎚のように肉感的なセックスアピールを前面に押し出してくるのは、一段階次元の違うアプローチに見える。メガミ「PUNI」の時点でかなり危なかった――たしか「メ○○キ顔」を入れかけていた――けど、量販店などに置けなくなる限界まで来ているのに危惧を覚える。
 もちろん、このガールキット量産時代で、お色気でないキット(とりわけ既存キャラ系)も無数に存在し、エロ路線のキットもそのごく一部にすぎないのではあるけれど。特にメガミチームは、ブレーキをちゃんと利かせられるかが、かなり疑わしいのよな……。



 02/18(Wed)

 ブルックナーガールが発売されたようなので、買いに行く。
 ブルックナーというとどうしてもクラシック音楽の作曲家を連想してしまうが、実際にそれを念頭に置いたネーミングだろう(※交響曲作品では、もちろんチューバなどを使っている)。

 というわけで購入してきたけど、帽子の装飾デカールを同梱ではなく予約特典に回すというみみっちいことをしたので、Plamatea(グッスマ)に対する印象は非常に悪くなっている。適当な市販装飾シールでなんとかするつもりだけど、いよいよもって「予約なんかしてやらん」(デカールを人質に取るような企業には、売上予測に貢献してやらん)という気分になっている。
 Aoshimaの「けもプラ」も店頭に出ていたので購入。こちらは例によって体毛塗装をしたいところだが、それに適した造形になっているどうかは、よく分からない。

 ブルックナー(……うーん)、雑感。
 組み立て(仮組み)だけなら2時間で出来た。全体の印象は、いつものグッスマ(Plamatea)。つまり、パーツ構成はシンプルで、作りは頑丈そう。胸部の金モール部分など、塗装済みパーツも入れている。関節などはシンプルで、構成も古いまま。要するに、(ガール)プラモ入門向けに位置づけられそうな方向性で、これはこれで好ましい。巨大な金管武器も、一体成形でかなりパーツ数を絞っている。ただし、残念ながらパーツ精度は今一つで、エッジも緩い(※同社のGuilty Princessと同等かそれ以下のクオリティ。つまり、かなりの低品質)。
 パッケージ封入のチラシには、6キャラが並んだイラストがあるので、少なくともそこまでは企画プランが出来ているのだろう(※あのFrontwing社と組んだノヴェルゲームも制作されているらしい。井澤詩織ヴォイスを聴ける!)。残念ながらキャラデザにはあまり魅力が無いが、せっかくガールプラモ分野でオリジナルシリーズに挑戦しているので、気持ちだけ応援はするつもり。


 こちらはスライド金型等による四肢のパーツ一体化を進めている。フェイスは体毛のパターンも含めて塗装済みで、鼻筋(マズル)の突き出たフェイスは眼球可動あり。平たい顔の方は、両目も一体成形(印刷済み)。全身体毛のモールドはかなり浅く、成形色も微妙にツヤがあって、リアルさは無い。可動に関しては、胸部-腹部の接続は例によってリングをかませた3段構造になっている。特筆すべきはハンドパーツで、大ぶりな四つ指の獣人ハンド(+足も)は、もちろん長い爪まで迫力ある本格派のケモ系造形になっている。人間に近いサイズのハンドも、肉球造形を付けているというこだわりようだし、各指の骨っぽさまで表現している。
 ただし、プレーンなキャラ一体だけで実売6000円というのは、ちょっとお高め。さらに、ケモ度の低い人間型に寄せるには、人間用オプションパーツセット(これも3000円台)を買う必要がある。また、現状では、ジーンズなどの着衣パーツが公式限定販売なので、できることが極端に限られる。というわけで、「やりたいことは分かるし、『創彩』『30MS』のように製品ラインアップを拡大していければ良いのだが、現時点ではケモキャラ特化しすぎ+ラインアップの貧弱さで、なかなかつらい」という感じ。せっかくなので、できるだけ買っていきたいところ。ちなみにキャラデザは、「かわらげ」氏。
 原理上は、規格さえ合えばいくらでも拡張できるのがプラキットの長所なので、ケモキャラのみに限定する必要も無いだろう。長期的には、「けもプラ」と並んで様々な「○○プラ」看板で新規コンテンツを出しつつ、機能的には相互連携するくらいに広げていければよいだろう。ジョイントなどに互換性を保ちつつ、例えば「がくせいプラ」とか「みずぎプラ」とか「妖怪プラ」とか「内臓プラ」(※実際、Aoshimaは人体模型プラモも出したことがある)といったような関連ブランドを増やしていく可能性はある。

 ABSはわりと丈夫なので、溶剤で割れる心配はあまりしなくていいんじゃないかなと常々思っている。溶剤が靱性(プラの柔らかい粘り強さ)を弱めるのは確かなのだけど、装甲パーツの表面のように負荷の掛かっていないところであれば、ラッカー塗装をしてもたいした問題にはならない。関接部など、パーツをギチギチに差し込んだところに溶剤が流れないように注意する必要はあるが、それはPS素材でも大差ない。
 もちろん、数十年レベルの長期保存を考えるならば、あまり好ましいことではないけれど、現在の模型趣味やモデラー人生ではそこまで考えなくてもいいだろう。わざわざ頑丈なABSを使っているのは、工芸的ミニチュアよりも「動かして遊べるおもちゃ」であることを重視したプロダクトばかりだろうし。

 私自身、例えばスティレットガールの足首を破壊して固定接着する羽目になったことがあるし、ABS製でなくてもGP-02 (HGUC)の、これまた脚部関節が壊れてしまったことがある。裏を返せば、ラッカーで塗装しまくっても、破損事例はせいぜいそのくらい、ということでもある。それに、塗装しなくても、ポニーテールのジョイントなどが割れてしまうことはあるし。
 GP-02の破損は、もしも腕だったら原作どおりだった。「作動せんな……左腕が動かんのか」。

 というわけでブルックナーガールは半日ほどで完成。ゴールドの吹きつけ塗装とツヤ消しコートと、後は筆塗りでちょっとだけ色を足してみた。
 全体的な評価は上記のまま。両肩に軸回転が設けられているのは、武器を両手持ちするのには好都合。しかし股関節は左右に30度も開かないくらいだし、超ミニスカートのわりに太ももの前後スイングも引っかかる。後ろで束ねたロングヘアも、ジョイントが緩くて脱落しがち(仕方ないのでジョイントを接着固定した)。後ろの羽根も脱落しまくる。そしてやはり、恨むべきは帽子デカールの予約特典化。
 全体として、クオリティも可動もプレイアビリティも、同社のGuilty Princessシリーズと大差ない低空飛行。まあ、井澤詩織ヴォイスの小柄華奢キャラが巨大な武器を頑張って抱えているだけで十分可愛いけど。

 完成写真はこんな感じ。肩、腕、すねなどの縁取りもゴールドで塗ってみたが、見た目がうるさくなってしまったかもしれない。帽子とスカートがやはりのっぺりしているので、百円ショップのネイル用アクセサリーなどで装飾してやると見栄えがましになりそう。
 胴体の縦縞は、塗り分けると鬱陶しくなりそうだったので、白一色のままにした。15cm級の小サイズだと、下手にディテールを増やすと逆効果になりかねない。
 帽子の庇のブラックについて。キット段階でブラック塗装済みなのだけど、いったんパーツ全体にゴールドを吹き付けてから、筆塗りで黒を再現した。マスキングするよりもこちらの方が早いし、縁取りもきれいにできる。
 肩と腕のフリルは、薄いブルーで筆塗りして素材感の違いを表現した……つもりだけど、写真ではほとんど気づかれないと思う。
 ちなみに、パンツ丸出しができるだけ目立たないように撮影するのが面倒だった。(おばか)

 うーん、全身のプロポーションがおかしい。具体的には、例えば腕が短すぎるし、肩装甲のせいでさらに上腕が短く見えてしまう。前腕も同様で、中途半端に素肌が見えているせいで、短く感じてしまうし、シルエットの美しさも表現できない。
 そして腹部は妙に寸詰まりっぽいうえに、まっすぐ下がった寸胴で、そこからいきなりスカートが広がっている。ここもシルエットが整理されていない。
 さらに脚部も、素肌の太ももがやたら長くて、そのわりに脛部分が目立たず、非常にバランスが悪い。同時発売の赤色キャラ(平均的なプロポーション)と比べて、股下の高さはほぼ同じなのに、肩や頭は一段違うというのは、明らかに異常だ。つまり、脚部が長すぎるまま、腹部だけを縮めて強引に小柄キャラにしているということを意味する。
 頭部も、そのままだと首に埋もれてしまうので、上に引き出してやらなければいけない(※首元の接続方式はちょっと風変わりな二重ボールジョイントで、頭部から首を下に引き出すことができる)。
 そして長帽子も目立つ。ぼんやり高い帽子と、無策に長い太ももに挟まれて、胴体だけが高密度に上下圧縮されているかのようなデザインになってしまっている(※これは、繰り返すが、デカールを同梱しなかったメーカーの失敗でもある)。顔だけ見れば可愛らしいのだけど、裏を返せば、それ以外は魅力を作り出せていないということでもある。せめてもう少し、脚部に彩りやディテールを増やすとか、腹部をもう少し縦に伸ばして余裕を持たせるとか、ミニスカートをもうちょっと下に伸ばしてゆったりした印象にさせるとか、いろいろやりようはあっただろうに……あまりにも、もったいない。顔だけはかなり可愛いが、それも前髪が垂れているせいで表情が見えづらいし。
 うーん、やはり、「組みやすくて初心者向けではあるけど、全体に掘り下げが甘く、出来は今一つ」という感じの評価になる。武器デザインもVOLKSやギルプリと同レベルだし……。このキット/シリーズならではの独自性や挑戦的要素が見られないのも悲しい。
 見方を変えれば、ギルプリの音楽版だと思えば腹も立たないし、使い回しだらけのギルプリ(8000~8800円)と比べて、VTはそれぞれワンオフキットなのに7500円台と、内容面でも価格面でも頑張っている。ただしVTも、次の第3作は8800円に大幅値上げしているけど。(※ちなみに第3作は、クリアパーツの武装腕……肘関節が崩壊する未来しか見えない。)

 けもプラは、全身に毛筋塗装をするのは大変なので、ペーネロペーを完成させてから気長に取り組もう。せっかくだから、人間タイプのボディも買っておこうかな……。



 02/10(Tue)
 喜多村英梨、竹達彩奈、戸松遥各氏をついつい混同しそうになる。もちろん芝居の質はそれぞれに異なるのだが、世代の近いところで元気後輩系が得意そうな感じがあるためか、頭の中でごっちゃになりやすい。
 喜多村氏は元気キャラからクール系まで多彩にこなす方で、個人的にはボクっ娘系の印象が強い(『ソラノヲト』のクレハ、『レヴィアタン』のバハムート、『アムネジア』の庚霧江)。竹達氏は享楽的なキャラクターが特に目立つ(例えば枝垂ほたる。近年だと魔族アウラなども。初のメイン級キャラが中野梓だったりもするけど)。戸松氏は線の細いキャラが似合うが、年上キャラも含めて様々な役を、近年でも多数担当されている(『無駄づかい』の菊池茜はツッコミキャラ、『ネガポジアングラー』のアイスは年上キャラ、『よふかし』の桔梗セリではギャル路線など)。

 オンラインゲームをプレイしていれば多数の声優の芝居を聴けるのだろうけど、個人的な信条でガ○ャ系ゲームは一切プレイしないので、有名声優でもほとんど演技を耳にしていないことがわりと多い。


 今期のアニメはそろそろ折り返しの第6話に入るが、今のところ6作品を視聴中。『アルネの事件簿』は、特殊設定ミステリと外連味のある映像作りの取り合わせがユニークな味わいだし、『透明男』は一見のんびりしたシチュエーションからの繊細かつ大胆な掘り下げに凄みがある。映像面でも、闊達自在なジェスチャー演出がたいへん楽しい。『29歳』も、穏やかな作品ながら絵コンテのレイアウトなどに意外なほどのクオリティが見え隠れする。『ヘルモード』は、映像的には一段落ちるが、田村(睦)氏主演のおかげもあって安定感のあるストーリー進行が心地良い。ただし『シャンピニオン』は映像的な面白味が乏しいし、『違国』は粗が出てきたのでやめるかも。
 役者に関しては、 『透明男』の阿座上洋平氏が完全透明キャラを演じて、声だけでキャラクターの感情のニュアンスを表現しつくすという何代をこなしている。『29歳』の古川慎氏も、無骨な中にも時折ゆるやかな愛嬌を滲ませるコントロールが快い。『違国』の沢城氏の出来映えはもちろんとして。


 『神楽』シリーズは、もう全作を律儀に追わなくてもいいかなと思っている。今回は『新風記:舞歌』をプレイ。百々目鬼も「鬼」属性なので、鬼斬系の武器を道中で入手できれば非常に楽になる。ただし、それで調子に乗ってレベル上げをサボると、鬼斬の効かないボスで苦戦する羽目になる。また、水場で蝦蟇の耐久力が上がっているのはちょっとだけ面倒。
 雲外鏡の反射スキルは、「盗み守り」で防げる(※こちらのクリティカルヒットが反射されて即死する危険がある)。しかし垢嘗めの防具外しは、「盗み守り」では防げない。こちらは配下妖怪を盾にしておけば安全。
 配下妖怪については、ラスボス大百足がたしか毒属性を持っているので、こちらの配下妖怪に大蜘蛛や鬼を使うと、毒攻撃でかえって回復させてしまう。
 今回のプレイでは、ステータス一時強化マスが少なかった一方で、大型雑魚がやけに多かった。偶然かもしれないが、内部的にバランス調整された可能性もある。


 1月下旬以降にどっさり買っていた漫画単行本も、ようやく(ほぼ)読み終えた。感想メモも、これから書いていく……積んで取り出せなくなってしまう前に。


 航空機用のディテールアップパーツは、かなり便利に使える。以前の「FAG(グランデ):アーキテクト」で投入してみて良い感触を得られたので、これでようやく「HG ペーネロペー」を自分なりに納得できるバランスで作れそう。このキットは両肩ののっぺり具合が本当に致命的なのよ……。
 特に「フォーメーションライトセット」が良い(※F-15用、1/721/48がある。リンク先は公式ページ)。ただの極薄の長方形or正方形のパーツなのだけど、スケールモデルらしい高品質でモールドの精密度は抜群だし、適当な面に貼り付けるだけで手軽にディテール感を上げてくれるし、それでいてシルエットそのものは変えないので見た目がうるさくもならない。パーツをグレーで軽く筆塗りするだけでも十分効果的だろうし、スミ入れをすれば細部がさらに引き締まる。価格も、実売1500円程度で24個も大量調達できるし(※1/72用の場合。1/48だと20個)、Finemoldsの定番商品なので入手性(安定供給)も確保されている。今回は1/72と1/48の2種類を買ってみて、サイズに応じた使い分けの実験&練習をしてみるつもり。パーツの合わせ目部分に貼り付けて誤魔化したり、間延びした面を埋めたり、場合によっては邪魔な接続穴を隠したりと、アイデア次第で柔軟に使えるポテンシャルがある。
 KOTOBUKIYAのMSGシリーズだと、パーツが大ぶりでディテールが合わないことも多いし(※そのぶん丈夫で、動かして遊べるのだけど)、パーツが凸凹するので悪目立ちしやすい。ガンプラなどのバラし売りパーツも、良い形状のものを見つけるのが難しいし、近年では供給も減っている。

 もう一つは、適当なAFVキットからパーツを取ってくるアプローチ。これも「アーキテクト」で実行したとおりだが、ユニークな形状の超精密パーツを、比較的安価に大量入手できる。ただしこちらは、多少難易度が上がる。「キット選定の見識」、「塗装がほぼ必要」、「精密すぎて破損リスクがある」、「同一パーツを大量入手するのはちょっと面倒」、「割高になりやすい」、「捨てパーツが多いのでもったいない」等々。
 ZVEZDAの「T-90」を、以前にたまたま作ってキット構成を把握していたので、そこから良いパーツを収奪もとい収穫できることも分かっていた。実売3000円台で、ハイディテールなパーツ群を多数入手できるし、どのパーツをどのように使うかを吟味する楽しみもある。それ以外だと、装甲戦闘車あたりも比較的安価で、OVMなどの面白いパーツをたくさん取れる場合がある。

 話を戻すと、ペーネロペーは、あの無茶なゴテゴテ厚着デザインがわりと好きで、GFF版も持っているくらい。ただし、羽根の内側のイエローの部分は洗練されないので、なんとかしたいが……(おそらく各層が個別可動のバインダーの筈なのだけど、HG版キットでは一体成形でただの段状パーツになってしまっており、機能性が見て取れない)。
 ROBOT魂版では、両肩などに例の小さなハの字型モールドが入れられているが、あの四隅チェックディテールは個人的に飽き果てていて、もうダサい(すでに古びたデザインだ)と思っているし、あれでは平面ののっぺりした間延びを解決できていない。
 食玩(だったかな?)では、10cm程度の小スケールなので、さすがにディテールを楽しむにはつらいが、全体のシルエットを鑑賞するには十分だし、武装の着脱もちゃんと出来る。

 平面の密度を高めるには、「コーションマークなどのデカール」、「スジ彫りやリベット彫りでディテールを増やす」、「汚し塗装、迷彩塗装、ダメージ表現などを入れる」、「暗い色にしてその部分を目立たなくする」、「カラーモジュレーションなどで、全体の中でバランスを取る」、「追加パーツを盛り付けてディテールを増やす」、「小スケールのキットを使うことで、間延びを回避する」など、様々なアプローチがあるのだけど、ジャンルごとに向き不向きがある。

 うーん、「ペーネロペー」は、むずい……。
- 装甲の面がのっぺりしすぎ(特に両肩)。
- かと思えば、ディテールのうるさ過ぎる箇所もある。
- ラインモールドの入れ方がダサい(特に袴前面やシールド)。溝そのものも太くて安っぽい。
- 各部のブツブツ穴がきもい。
- 足の脇のアウトリガーが中途半端(※元デザインでは爬虫類の爪のようにガッシリしていた筈)
 機体そのものとしては、シルエットの特異性を初めとして、ガンダムロボットの中でも上位の好きなメカなのだけど……。しかし、これらを改修するには、スキルもツールも時間も無い。
 仕方ないけど、RGシリーズのように装甲をホワイト/ライトグレーで適宜塗り分けて、多少なりとも間延びを解消しようかな……いや、それだとモールドのダサさが目立ってしまうかも……うーん。ユーザー作品はしばしばコーションデカールで平面の空疎さを解消しており、それがスマートな解決法だと思う。
 (※「リアルグレード」シリーズが装甲パーツを適当に複数の色に変えているのは、かなり嫌い。色を変えるべき機能的な合理性も無いし、色の配置も恣意的で美しくないし、あの小さなサイズで色分けをしているので見た目がゴチャゴチャする。)

 ひとまずパーツ切り出しと、できる範囲での組み立てで4時間半。大ぶりなパーツが多いし、塗り分けも少なめで済むので、比較的スムーズに完成させられそう。
 ただし、各種ウィングパーツの内側をグレーなどで塗り分けると、かなり手間が増える。ホワイトのままならば簡単なのだが……。どうしようかな。

 工程メモ。
- 下地ダーク塗装(※薄い色のパーツが透けないために。レッド成形色などは十分濃いけど)
- ホワイトとダークシルバー(フレーム部分)を塗装。
- マスキングしてイエロー、レッド、ブルーを塗装(※一部はシールの代わりに塗り分けが必要)。
- マスキングして、一部をライトグレー/ダークグレーで塗り分け(※しないと単調になってしまう)。
- 装甲の裏地(ダークグレー)。縁はマスキングが難しいので、筆塗りの方が簡単かつ確実。
- センサー部分など、一部を筆塗り。
- スミ入れと組み立て。

ボリュームは大きいが、広い面に吹き付け塗装するだけなので、塗装作業そのものは楽に済ませられる筈。レッドとブルーは、やや暗めの色にして引き締める。イエローも、安っぽくならないように彩度を落としておきたい。ホワイトも、わずかにブラックを混ぜておこうか。