正面から。ほぼキットそのままの全塗装制作。シンプルな素組みだが、不慣れもあって工作時間は20時間以上掛かった。2011年発売のキットとのこと。
側面(左側)から。車体上面には、滑り止めのざらつきが表現されている。Meng ModelやHobbyBossのキットと比べると、やや目の粗いモールド。各部ペリスコープ等のパーツは、クリアパーツではなくイエロー成形色のまま。
斜め後ろから。このLIC(低強度紛争)モデルでは、ライトや窓を覆う網目パーツが、エッチングで提供されている。Legend社からバスケットとチェーンのレジンパーツが発売されているが、今回は使用せず、キットのまま制作した。上面は右側の車長ハッチが開閉可能。
上面から見下ろして。パネルラインにブラックで下地塗装してみたのだが、シナイグレー[1](モデルカステン)できれいに隠蔽されて、ほとんど目立たなくなってしまった。申し訳程度にドライブラシとウォッシングで色調変化を施した(つもり)。
後部。チェーンカーテンは、エッチングパーツに、半球状プラパーツを付けていくタイプ(後述)。Mengのキットだと鎖部分まで完全なプラ成形だし、Hobbybossは金属鎖を取り付けるようになっている。後部ハッチは上下にパーツが分かれているので開状態で制作することも一応可能。
右側。おいしいカニ味噌が取れそう。エンジングリルカバーもエッチング。アンテナくらいは、後で取り付けてもよいかも。砲身は事実上非可動。取り付けがややグラつき(接着固定させにくく)、角度がちょっとおかしくなってしまった。
右側を前方から。履帯は、直線部分は一体パーツになっており、前後のカーブする部分だけが細かく分割されているので、手間を省ける。牽引フックは一体パーツで、非可動。
砲塔右側を拡大。他社製品と比べてかなり割安で販売されているようだが、キットの出来には満足できた。存在感のあるメルカバ戦車をリーズナブルに楽しめる、良いキットだと思う。
チェーンカーテン。ランナーの一部に半球状の盛り上がりが多数設けられており、これらをカットしてエッチングパーツの両面に接着していくことになる。鋭利なニッパーが無ければ工作は難しかった。デザインナイフだと、怪我をしそうで怖い。