2020/04/04

模型雑話:2020年4~6月

  プラモデル&フィギュアの雑多なメモ。2020年4~6月。(→7月~1~3月


  06/27

「ランチャー」や「ウィッチ」は頭部を2つ作れるので、胴体を別途調達すれば2体分作れる。ショタっぽい女の子キャラは素晴らしい。
VOLKSの褐色肌お姉ちゃんと。13cm級素体と15cm級プラモを並べると、体格差がよく分かる。左の布服はAZONEの「1/12 マリンサロペットset(ネイビー&ホワイト)」。右の布服は、同社の「ギムナジウムセーラーワンピ(ネイビー&ベージュ)」。
上の写真のように、大柄なお姉ちゃんと一緒にいるのも良いが、隣の幼馴染(眼鏡)に弄ばれるショタっぽい女子キャラという関係もまた良し。左のキャラの服は、適当な余り物のコーデ。
「ギムナジウムセーラーワンピ」は、こちらのキャラの方が似合うかな。KOTOBUKIYA「ウィッチ(Darkness)」は、ぬぼっとした表情がたいへん可愛らしい。
偶然にも、赤&黒デザインのガールプラモを立て続けに制作してしまった。おかげで塗料を効率的に使い回しできた(※一応、4体とも全塗装している)。

  構成は以下のとおり:「ランチャー(Hell Blaze)」の頭部と、「素材ちゃん(褐色)」の胴体。

  FIOREのプリムラは、軽装状態だととても美しいプロポーションに見えるのだが、上の写真のように布服を着せると「小顔すぎる」「足が長すぎる」ように見えてしまう。頭部のサイズそれ自体は、隣のMDと比べても大差ないのだけど……。撮り方が良くないのだろうか?
  脚部の長さに関しては、実はFIOREだけの問題ではない。FAGも似たようなバランスで、足が大きく露出しすぎて、小さめの服を着た「つんつるてん」状態のように見える。1/12布服が本来想定しているボディ、つまり1/12ドール素体は、FAGやFIOREよりも1cmほど小さく、したがって脚部もほどほどに収まっている。
  Bullet Knightsのコンビは、以前から作ってみようと考えていた。当初はランナー塗装で済ませるつもりだったが、結局は真面目なパーツ毎塗装になってしまった。
  Carbonia(上の写真の右端)は、今月発売されたばかりの新作。せっかくだからと塗装制作に取り組んでみた。
  スイートパッションは、営業再開お祝いとしてVOLKSで買った。制作案それ自体は、ずいぶん前から温めていたもので、機会があればいつでも良かった。
  今月は湿度が高く、カブり(吹きつけ塗装の白化)に悩まされた。キット自体は買ってあったのだが、下旬になってようやく完成にこぎつけることが出来た。

  デカールはまだ貼っていない。今週中にはなんとか……。

  それ以外でも、ロボット模型などでいわゆる「黒立ち上げ」塗装を試してみたが、私には向かないようだ。表現効果は理解できるのだが、
  1) 塗装が二度塗り、三度塗りになり、手間が掛かる。塗料の消費も増える。
  2) どうしても厚塗りになりやすく、好みに合わない。
  3) ものによっては、グラデーションをコントロールしきれない(特に小サイズの場合)。
  4) 想定していた色調とズレる。これは私の未熟さのせいでもあるが。

  上の写真の4体で、購入価格はざっと23000円。その金で何が買えたか……などと考えてはいけない。私はまさにこれらが欲しかったから、これらに価値があると判断したからこそ、これらにお金を投じたのだ。

  模型制作で、私が最も頻繁にやらかす失敗は、もしかしたら「接着剤を余計なところに流して汚してしまう」かもしれない。接着剤を流し込んで貼り合わせようとしたら、いつの間にか接着剤が指にまで回っていて、プラモの表面に指紋がベチャリと付いてしまったり、せっかく塗装したところがグチャグチャになってしまったり……。気をつけているのだが、どうにも慣れない。高粘度タイプに切り替えた方がよいのかもしれない。
  パーツ紛失はほぼ皆無。パーツ破損も最近は全然無い。調色で望みの色を作るのも上手くいっている。塗装の失敗もほとんど無い。組み立てミスもしていない。強度確保などの工作も大過なくやりおおせている。……うーん、やっぱり接着剤の流れ込みミスが一番多いかも。しかも、最後の組み立て工程でやらかすものだから、心理的なダメージも大きい。


  新たに模型を完成させたので……
  新たに模型を買ってきた。(2コマオチ?)

  しかし、ほんの3000円台のキットと2000円台のキットを買うだけで、レジでは7000円を超えてしまうのだよね……つらい。(例:(3700+2700)*1.1=7040円也)


  TAITOのプライズフィギュアは、とにかく肌の色合いが素晴らしい。微妙な透明感があるので、肌の潤いを感じさせてくれるし、凹凸に応じた微妙なグラデーションが出来るので、平板にならず、生き生きした立体感がある。また、程良く血色のよい健康的な色合いなので、見ていて気持ち良い。
  他社のプライズだと、――言っちゃ悪いが――ホワイトに濁ってべったりした単調な肌色で、見ていてつまらないし、色気も無い。
 高額フィギュアだと、肌全体を繊細に処理してあるので、それはもう見応えのあるクオリティになっているが、まあ、それは値段相応の出来映えと言うべきだ。TAITOは、低コストのプライズフィギュアでありながら、肌ツヤの良い素材を使ってくれている。ありがたい。以前入手した「レム(サロペット)」も絶品だったし、今日買ってきた「レム(ジャンパー水着)」も素晴らしい。

TAITO「レム:ジャンパー水着Ver.」。素肌無塗装のプライズフィギュアにしてこの出来映え。着崩したジャンパーの構造もかなり凝っている。ここ数ヶ月の中では出色のクオリティだと思う。ちなみに、腕はつながっていないようで、ジャンパー着脱は不可能と思われる。

  それにしても、この鬼姉妹、相変わらず節操なくコスプレしまくってるな……。



  06/13

  くっ……数ヶ月ぶりに塗装作業をしようと塗料瓶を開封したら、シンナーの匂いが脳にガツンと来る……。きつい。(※本当に危険なので、きちんと換気しましょう。)
  今回は簡単に、ランナー吹きつけ塗装で済ませる予定。


「carbonia adamas」がひとまず完成。ウェルドラインを消すために、一応全塗装してある。頭髪はMr. Colorのバーリーグレーでシックに。パーツ合わせ目の隙間や、可動干渉する箇所など、少々もったいないところがあるが、全体としては好き。
VOLKSのプリムラをスイートパッション風にアレンジしたら、期待以上に似合っていた。頭髪はキャラクターレッド+マルーンで鮮やかな色合いに。あとはカチューシャ、リボン、瞳(金色)などを調整したら完成。

  「もひとつ質問いいかな……先週買った初音ミクのフィギュア、どこ行った?」
  元ネタに忠実なパロディ台詞です。

  ツインテールをゼロから造形していくのは面倒だったので、ワンコインで適当な中古フィギュアを買ってきて頭髪部分を移植した。フィギュアをバラす過程で、素材の違いやパーツ構成など、副次的にいろいろな知識も得られたので、どうかやすらかにじょうぶつしてください、はつねみくのふぃぎゅあさん。

  模型制作率が75%を下回っていたが、この2体を完成させて再び75%に戻せた。


  関西は雨模様。グロス(ツヤあり)塗装は出来ない。


  06/02

  グフフライトタイプは、シナイグレーで塗ったら、さらに格好良くなるのでは?
  (好きなものと好きなものを掛け合わせればもっと良くなる筈だという、ありがちな誤解)

  グライフェンくんの装甲をシナイグレーで塗ったのは大当たりだった。
  轟雷や轟雷ガールをシナイグレーで塗っている方も見かける。確かに良く似合うだろう。


  [ http://www.chitocerium.com/ ]
  chitoceriumの新作(赤い子)が発売されていたが、店頭で迷って、結局(今日は)買わなかった。魅力はあるが、第一作の優美さがあまりにも良くて、それと比べてしまうと今一つ食指が動かない。いやしかし、次の青い子と比べると、赤い子のほうが良さそうに見えてきたし、顔も3パターンあるので自分の好みに合わせられるし……来週の仕事帰りに買っちゃおうかな……。顔以外は素肌露出が無いとか、露骨な球体関節趣味とか、頭髪表現が凝っているとか、なかなか見どころも多そうだし……。

  模型分野に関しては、関西の都市部はわりと恵まれているようだ。関西だと「供給は十分潤沢だが、消費は程々に活発」な状況なので、人気キットや限定品キットがかなり長く店頭在庫に残っていることもよくある。京阪神全体で見ると店舗は非常に多く、つまり選択肢も多いし、日本橋などの大規模ショップもたくさんある。スケモ系のマニアックな専門店もある。
  関東は、人口規模が大きすぎる(=需要が大きすぎる)ので人気キットは一気に払底するらしい。また、あまり小規模な都市だと、そもそも入荷数がかなり絞られるので、店頭入手が困難になるようだ。まあ、現代では通販という手段もあるので、地域格差はかなり埋められると思うが。
  店頭購入のメリットは、「実物を見られる」という点が大きい。ショップによっては、箱を開封して成形色を見ることもできるし(まあ、あまり推奨できないが)、意欲的な店員さんがいると、完成品見本が展示されている場合もある。写真だけではキットの全体造形やディテールが判断しきれないので、実物を見られるというのは非常に大きなアドヴァンテージになる。


プラモデル制作は、作業スペースを確保する都合上、まとまった時間が必要なので、最近はいろいろ積みがち。とはいえ、パーツ洗浄までは済ませてあるので、折を見て手早く完成させたい。「プリムラ:シネンシス」(左から2番目)は、スイートパッション風に塗装する予定。
新作「イクスクレア」は、内箱の底面に自社製品の案内がプリントしてあった。こういうちょっとした配慮はこちらも楽しくなるし、製品紹介の如才なさという意味でも面白い。組立説明書(写真左側の冊子)が「操作説明」と書かれているのも、ロボット模型らしくて頬が緩んでしまう。橘猫工業は、応援していきたい。
「carbonia adamas」。例のパッケージ演出は今作も健在。開封した時の満足感が尋常じゃない……ふう。(※製品出荷状態では、この黒いカバーはビニールでシュリンクされていたが、撮影時は外している。カバーの中には、組立説明書が封入されている。)
目を閉じて、ひび割れの入ったフェイスパーツ。ロマンティシズムの表現としてはオーソドックスなものだが、これをガールプラモでやってくれるとは……ふう。

  褐色肌+黒赤装備のシネンシスは、対魔忍ユキカゼにアレンジすることもできそうだ。

  くっ……組んでもいないプラモの箱写真を上げるしか出来ないなんて……。
  (しかも、最近は艦船模型をなかなか作れていない。AFVに浮気ぎみ。)


  各種ニッパーを使ってみた感じだと、だいたい以下のような感触。

名前切れ味頑丈さ
片刃:アルティメット(5000円)51
片刃:ブレードワン(4000円)43
両刃:TAMIYA(2000円)25
両刃:入門ニッパー(1000円)13

  アルティメットは、刃が薄いのでとにかく脆い。刃先で捻れば折れるし、床に落としてももちろん刃が欠ける。その分、切れ味は別格だし、手元部分も持ちやすい。刃先が尖っていないので、狭いところに刃先を差し込んでカットするのは苦手。だから、極小パーツの多い艦船模型ではちょっと使いにくいと思う。
  ブレードワンは、刃をやや厚くしているので折れにくい(※まだ破損したことは無い)。切れ味は十分で、カット跡はきれいだし、長時間作業していても手にダメージが来ない。ただし、ストッパーなどの構造はアルティメットと同じなので、全体としてはやや脆いかもしれない。いずれにせよ、強度と切れ味のバランスがちょうど良く、総合的にはこれが一番好みで、ずっと常用している。
  TAMIYAの中級ニッパーは、有名な「先細薄刃ニッパー」と「精密ニッパー」を所持している。好みは前者。切れ味はそこそこだが、とにかく頑丈で、太いランナーを切断するにも安心して使える。たまに真鍮線やエッチングパーツや金属チェーンを切っているのだが、それでも刃こぼれしていない。ランナーを大雑把に切ってゴミにする時もこれ。
  緑色の持ち手の1000円ニッパーも持っている。刃はナマクラだし、蝶番部分も作りが緩い。真鍮線を切るのに使ったりする。
  巷の3000~4000円程度の高級片刃ニッパーは、たぶん「切れ味=3~4」くらいだと想像している。しかし今はブレードワンだけで満足しているので、他に浮気する予定は無い。

  プラモデル初心者にプレゼントするには、3000~4000円程度のニッパーがちょうど良いと思う。値段も高すぎないし、それでいて品質は十分だし、どのジャンルのプラモにも使えるし、初心者は工具までは気が回らないものだし、2本以上あっても困らないし、ハイクオリティのニッパーを使えば作業の快適さが段違いになる。もちろん、いきなりあげるのではなく、実物を試させて気に入りそうだったら余りものをあげるというのでもいい。
  いや、プレゼントする相手はいないけど。もしも大学の模型サークルあたりと縁が出来たら、サークルボックス用に一個くらいプレゼントするかもしれないが、今のところそんな予定は無い。


  デカール貼りはけっして好きではない。ベタつくし、手間が掛かるし、扱いがデリケートなので、作業していて苛立ってしまうことが多い。とはいえ、失敗したことはほとんど無いし、いったん着手してしまえば開き直って粛々と作業を進めていけるけれど。



  05/10

  食玩(コレクショントイズ)についてはweb上にも情報がほとんど残っていないので、発売日を探すのも一苦労。ただのおもちゃと思われがちだが、後世の視点で振り返ると、意外なところに結びつきや文脈が見出される。


  [ https://bandai-hobby.net/item/3522/ ]
  ものは試しと、資料目的でこのプラモデルを作ったおかげで、webや同人書店でこのキャラクターのイラストを見ると、なんとなく愛着が湧くようになった……のかな? もしかしたら、べつに愛着や好意ではなくて、ただ単に「既知の存在を再認識できた安心感」のような原始的な反応にすぎないのかもしれない。わたし、じぶんのかんじょうがなんなのか、じぶんでもわからないの……。

  ちなみに、「ぷちりっつ」シリーズはあんまり面白くない。可動は首肩肘のみだし、(キャラデザからしてやむを得ないこととはいえ)設定色再現のためにやみくもにシールを貼らせまくるし、肌色パーツもべったりしていて魅力に欠ける。わざわざこれを買って組み立てるくらいなら、既製品のフィギュアやグッズで十分なのでは……。


  [ https://gashapon.jp/products/detail.html?jan_code=4549660478614000 ]
  「AQUA SHOOTERS!」は、最新の「1.5」の三人も入手してきた。ただ、服の色も顔立ちも、あんまり好みじゃないのよね……。まだ組んでいません。
  ラインアップが一番魅力的なのは第3弾だと思う。猫目の「和田あずき」さんがもう一人欲しいのだけど、近所の量販店で大負けして以来、手を拱いている。
  キャラ単体として一番好きなのは、やはり第4弾の「星乃ともよ」さん。片目隠れ、狂気の赤目、唯一の笑顔口元、八重歯、セーラー服とピーキーな要素を満載にしているわりに、全体がまとまっていて完成度が高い。アイプリントが左にずれているのが惜しい。

  1.5の三人を取り入れてフェイス組み替えのページも更新したいが、フェイスとボディの組み合わせで72通りも発生するので、気が乗らない。ただし、作業時間はたぶん2時間もあれば全パターンを追加撮影できると思う。



  04/27

  外出する所用のついでに、コンテストのグライフェンくんを引き取ってきた。参加賞としてMSGを一ついただいたので、何かに有効活用しよう。自分へのご褒美として、1/350艦船キットをもう一つ買った。

  「1/35 ベルリンの壁」という、なんともけったいなプラモデルも店頭で見かけたので、つい買ってしまった。本当にただの「壁」だけのプラモデルなのだが、スケールモデル分野ではありとあらゆる情景用の小物や建造物がキット化されているので、この壁プラモはけっして珍奇なものではない。キットそれ自体としても、上端の円筒がスライド金型で成形してあったり、大判の落書きデカールが同梱されていたりして、なかなか面白い。塗装指示はダークグレー1色だけというシンプルさ。

  スケールモデルも、なんのかんの言ってリーズナブルだと思う。
  1/350艦船模型も、比較的安価にかなりのボリュームのキットが買える。もちろんそれは、船体が中空(空っぽ)だからこそのボリュームではあるが、5000円~1万円程度で60cm級の存在感のあるキットを手に入れられる。しかも、上面に取り付ける細密な艤装のおかげで、けっして空疎大味にならず、見応えのある立体物になる。
  AFV(戦車等)や航空機のプラモデルも良いものだし、ロボット模型やガールプラモにも独自の楽しさがあるけど、私のモデラーとしての価値観のベースはやはり艦船模型にある。また、制作するのも鑑賞するのも一番楽しいのは艦船模型だし、私の現在の技術水準もやはり艦船模型が最も親和性が高いと思う。


「神道物語:豊臣秀羽」。笑顔がたいへん可愛い。金色と銀色はランナー塗装済み、後ろ髪はゴム素材、弓の弦は金属素材と、なかなか凝った作りになっている。価格もリーズナブルだし、パーツ精度も非常に高い。


  プラモデルは多くの店が割引販売しており、値引率も様々だが、基本的には2割引で買えれば十分だという姿勢でいる。もちろん一消費者としては、安ければ安いに越したことは無いし、特価販売もありがたく購入することがあるけれど、そこまで割引率に齷齪しなくてもよいというつもり。
1) 例えば20%OFFでも、十分妥当な価格だ。
2) 値下げを待って買い渋っていて、結局買い逃してしまっては本末転倒。
3) 買い渋る客ばかりで、、模型店が潰れてはこれまた本末転倒。
4) 20%OFFと30%OFFでも、価格差はせいぜい数百円。探し回る時間の無駄の方が大きい。
5) 「すぐに買って作りたい」という情熱を冷ましてしまっては、趣味の喜びが無くなる。



  04/04

  プラモデル「ルーデンス」(KOTOBUKIYA/KOJIMA PRODUCTIONS)の塗装メモ。
  [ https://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000003481/ ]

  設定色はかなり再現されているが、細部の塗り分けはいくらか不足する。部分塗装で組んだので、備忘録的に塗装箇所を書き出しておく。

まずは上半身の写真を。各部のディテールは、元の(女体化される前の)「ルーデンス」をおおむね踏襲しているようだ。以下、インストの設定画と完成サンプルを参考にして、塗装するとよい箇所を挙げていく。
頭部。髷のようなパーツは、塗装済み(ホワイトとグレーで塗り分けられている)。しかし、それでも色の足りない箇所がある。両顎のパーツは目立つところなので、グレーを塗り分けた。画像コメントの「※」印は、写真では塗装を行っていない。
胴体部分。エプロンの縁取りは、グレーで塗り分けると全体の印象が引き締まる。素体状態のA6パーツも同様。さらに金具部分も金属色に塗り分けると、素材感と密度感が高まる。
脇下のあたりは、色の不足が多い。上側のベルトは、エアブラシで塗装した。別パーツで色分けしてほしいところだが、ちょうど胸部と腹部の分かれ目に当たるので、ベルトを別パーツにすると強度確保が困難だったのだろう。
背中も、各部の円形パーツをゴールドに塗装し、縁取りをグレーで塗装した。ただし、バックパックを背負うとほとんど見えなくなる。
素体バックパック。設定どおりにカラーリングを再現するとなると、何箇所か塗装する必要がある。縦にゴールドを入れるところは、マスキングしておけば筆塗りでもきれいな直線に塗れるだろう。
バックパック。この写真の段階では、スミ入れは施していない。
腕部。目立つ部分なので、塗装して色を増やしておきたいところ。ちなみに素体手足は、設定画どおりなので塗装の必要は無い。
完成見本写真を見ると、肘の内側がグレーに塗り分けられているが、何故そうなるのか、よく分からない。
脚部はかなりシンプル。武装脚部は、足首と足の甲の接続がボールジョイントのような方式になっている。そのため、残念ながら保持強度が落ちている(つまり、足首がかなりグラつき、自立は困難)。
太腿の大きな円形パーツの周囲は、ホワイトに塗り分けることになっている。ただし今回は、ホワイトの微妙な調色が難しかったため、ゴールドのままにしている。

  [ https://union-creative.jp/goods/detail/?id=146 ]
   女体化される前の、元々のキャラクターはこんな感じ。

  ゴールド(Mランナーなど)は、ランナー塗装+筆塗り。Mr. Color:ゴールド+シルバー少量。
  シルバー(Kランナー)も、ランナー塗装(スーパーチタン)でお手軽に。
  ベルト(Nランナーなど)は、セールカラー。成形色とほぼ同色でちょうど良かった。
  各部のグレーは、水性塗料RLM75グレーバイオレットを使った。やや暗すぎたか。


  [ http://shop.joshin.co.jp/shop-blog/super-kidsland/archives/15956 ]
  コンテストの結果発表。1位はちょっと意外だったが、独自コンセプトの大物を設計してしっかり作り上げたことが評価されたのだろう。2位は、以前も述べたとおり、正統派のアプローチできれいにまとまっている。3位は、個性的な発想と工作技術の高さが抜きん出ている。
  個人的な好みとしては、シルフィーの作品が気に入った。


  (→7月~1~3月