2026/10/08

アニメ雑記(2026年10月)

 2026年10月の新作アニメ感想。
 暫定評価は、『ひた隠す』70点、『剣でした』80点。……


●『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す』
 第1話。設定はいささか強引で、この第1話では回想シーンで描写をすっ飛ばしてしまっているが、主人公キャラの意志は把握できるし、森の中の不吉な雰囲気など、要所でニュアンスに満ちた映像表現を展開している。作画コストはせいぜい下の上くらいだと思われるが、絵の見せ方は意外なほど充実している。このペースで維持していってくれたら十分な出来。絵コンテは牧野友映監督。演出は副監督の村田尚樹氏と、堀川和人氏の連名。
 主演は若山氏。良いところもあるけど、薄いところもあって、まだよく分からない。 姉キャラは上坂氏。黒竜は、少年寄りの優しい声色なのがユニーク(※演じているのは徳留慎乃佑氏)。
 回想シーンでは画面アスペクト比が変わる(左右に黒帯が入る。たぶん4:3レイアウト)というのはちょっと面白い。


●『転生したら剣でした』(第2期)
 第1話は、やたらスムーズに話を進めて、さっそく浮遊島へ突入した。バトルシーンは躍動感があり、見えるか見えないかの瞬間的なコマに凄い表情のカットを入れていたりする。ただし、会話シーンは妙に説明的で凡庸なレイアウトもあるが、まあ仕方ない。第1期では石平監督自身が過半数の話数で絵コンテを担当しており、今回の第1話も石平氏のコンテ(※演出は副監督の清水一伸氏)。OPのクレジットでは、「アクションディレクター」として4人ものスタッフが挙げられているので、バトルシーンの動きはかなり期待できそう(砂金梨乃氏、西野武士氏、酒井智史氏、新田駿也氏)。
 OPの絵を見るに、その次の海洋国家編まで描いてくれそう。あの劇的なドラマを映像化してくれるのは嬉しいが、あまり話を急がず、ちゃんと情趣のある描き方をしてほしい。
 冒頭に登場する無名の少年は、井澤氏が演じている。三木氏の切れ味のよい芝居ぶりも相変わらず。