2026/07/12

2026年7月の雑記

 2026年7月の雑記。

2026/07/11

漫画雑話(2026年7月)

 2026年7月に読んだ漫画の雑感。主に単行本新刊について。

2026/07/06

アニメ雑記(2026年7月)

 2026年7月の新作アニメ感想(※第4話あたりまで)。
 さしあたり『キャラメリゼ』(80点)、『クレバテスII』、『さよならララ』(80点)、『対あり』(70点)、『ジャードゥーガル』(85点)、『透明な夜』(65点)、『BLACK TORCH』(70点)、『ダンシング』(80点)の8本を視聴継続している。とりあえずおおまかに点数も付けてみる。60点台はひとまず合格、70点台は独自の個性があり、80点台は非常に充実した視聴覚表現とコンセプチュアルな特異性がある作品。
 『グロウアップショウ』と『手札が多め』は、精読はせずに流し見程度に付き合っていく。『岩元先輩』『捨てられ聖女』『ブチ切れ』『メビウス・ダスト』は、第1話のクオリティが期待に届かなかったので、残念ながら退却。

2026/07/05

『淡島百景』原作漫画とアニメ版の比較対照:第12話

 第12話「淡島百景」

 原作の最終話(第31話)に相当。ただし、原作の章題は「岡部絵美と伊吹桂子3」だったところを、アニメ版では上記のとおりメインタイトル=サブタイトルにしている。 脚本は中西やすひろ。絵コンテ&演出は、渡邉こと乃。時間は23:50と、ほんの10秒だけ通常よりも長い(おそらくエンドカードの分)。

『淡島百景』原作漫画とアニメ版の比較対照:第11話

 第11話「岡部絵美と伊吹桂子」

 原作は第29話の終わりから、第30話まで。ED後のワンシーンのみ、第31話(最終話)の冒頭を先取りしている。
 脚本は中西やすひろ。絵コンテ&演出は、山村日向。フリーの演出家とのことで、本作への参加はこの話数のみ。例によって、大筋はレイアウトや表情づけまで原作漫画に沿っているが、イメージカットなどをかなり増やしている。とはいえ、アニメーションとしての動き(キャラクターのモーション)などは、あまり付いていない。会話とモノローグを主体とする作品なので、そうした動画演出の重要度は他よりも低いタイトルではあるのだが。

2026/07/04

『淡島百景』原作漫画とアニメ版の比較対照:第10話

 第10話「長谷川慎爾と夏木詩子/城芙美子の娘/伊吹桂子と岡部絵美」

 「長谷川慎爾と夏木詩子」は原作第5巻27話のエピソード、「城芙美子の娘」は同28話、そして「伊吹桂子と岡部絵美」は第29話からの終盤エピソードに入っていく。
 脚本は中西やすひろ。絵コンテは渡邉こと乃。演出は田部伸一。全体としては原作漫画に寄り添っているが、「長谷川慎爾と夏木詩子」では花の象徴性演出が活用され、「城芙美子の娘」では大胆なレタリング演出、そして「伊吹桂子と岡部絵美」では水の超現実的なイメージがまとわりついて、アニメ媒体ならではの表現空間を創出している。

『淡島百景』原作漫画とアニメ版の比較対照:第9話

 第9話「淡島文化祭/柏原明穂と田畑若菜」

 「文化祭」は、原作第4巻第25-26話で、前話(アニメ第8話)から続く最新世代の物語である。「柏原明穂」は、第3巻末尾の第20話の単発エピソードだが、これを「文化祭」エピソードの中に挿入する形にしている。
 脚本は綾奈ゆにこ。絵コンテ&演出は、いしづかあつこ。とりわけ「柏原明穂」パートでは、彼女のキャラクター性を強調するような演出が多数投入されている。今回は23:55と、通常よりもわずかに長い尺を取っている。

2026/07/03

『淡島百景』原作漫画とアニメ版の比較対照:第8話

 第8話「小鳥遊紗羅/藤沢江里/雅楽川静香」

 原作第4巻の前半、第22-24話にそれぞれ対応する。同級生どうしの、ひとまとまりのエピソードである。時代設定としては、作中の最も若い世代になる。
 脚本はメインの中西やすひろ、絵コンテは銀さん、演出は増原光幸、DR MOVIE、Hwang Iljinの連名。DR MOVIEは、90年代に創立された韓国アニメ会社である。この回は、原作の黒ベタコマのところを新規作画で埋めるだけでなく、かなり自由に描写を作り直している。原則論としては、アニメ翻案が漫画の絵に縛られるべきではなく、映像は映像として、その媒体の特質に適した形で再構成されるべきだというのが私の個人的な立場だが、この話数については言えば、映像作品の絵コンテとしてあまり上手くいっていないように思う。

『淡島百景』原作漫画とアニメ版の比較対照:第7話

 第7話「山県沙織と武内実花子/武内実花子と山県沙織」

 原作第3巻の後半、第17-19話(「山県沙織と武内実花子」前編、中編、後編)に対応する。事実上ひとまとまりのエピソードである。アニメ第4話(原作第6話)の延長上の物語でもある。相変わらず、他のキャラクターたちとの関係は乏しい。 
 脚本は綾奈ゆにこ、絵コンテ&演出は渡邉こと乃。レイアウトやキャラ絵はかなり原作に寄せているが、小道具を活用したりイメージカットで上手くつないだりして、映像翻案ならではの意味作りをしている。

2026/07/02

『淡島百景』原作漫画とアニメ版の比較対照:第6話

 第6話「淡島怪談」

 初めての、人物名以外のサブタイトルである。この回と、そしてもちろん最終回が、淡島を巡る無数の人々が行き交うプラットフォームであることは論を俟たない。原作漫画の第2巻第11-13話に相当する。
 脚本はメインの中西やすひろ、絵コンテ&演出は内野宮晃希。内野宮氏は、第1話の演出も担当している。この回も、通常の23:40よりも長い24:40の長尺となっている。

『淡島百景』原作漫画とアニメ版の比較対照:第5話

 第5話「大久保あさ美/浅香みどりと浅上レオ」

 大久保のエピソードは、原作漫画の3巻14-16話(50ページ強)。浅香の方は、4巻21話の比較的短いストーリーである(16ページ)。
 脚本は中西やすひろ、絵コンテは渡邉こと乃、演出は田部伸一。田部氏は第10話の演出も担当する。原作漫画の構成に則しつつも、効果的な視聴覚演出が盛り込まれている。

2026/07/01

『淡島百景』原作漫画とアニメ版の比較対照:第4話

 第4話「四方木田かよと山県沙織/田畑若菜と田畑佐江子/柏木拓人と吉村さやか」

 今回は、脇筋のエピソードを集めている。原作漫画ではそれぞれ第6話、第10話、第5話に相当する。比較的くつろいだ内容が多いが、演出的にも色彩感豊かな表現や、舞台シーンのインパクトの強い絵面、さらにはユーモラスなデフォルメに至るまで、個性的な話数になっている。
 脚本は綾奈ゆにこ、絵コンテ&演出は、いしづかあつこ。いしづか氏は、『宇宙よりも遠い場所』などいくつもの作品で監督を務めている。

『淡島百景』原作漫画とアニメ版の比較対照:第3話

 第3話「伊吹桂子と日柳夏子/山路ルリ子と日柳夏子」

 シナリオは、原作第1巻第4話の後半部分と、第2巻第7-9話の伊吹家関連エピソードをまとめている。5話と6話は後回しになったが、シナリオ上の影響の小さいエピソードなので問題無い。原作漫画では、第7-9話は「山路ルリ子と日柳夏子(前編/中編/後編)」と題されているが、アニメ版は上記のとおり、桂子もフィーチャーするようにサブタイトルを改めている。
 脚本は中西やすひろ、絵コンテは「銀さん」、演出は森洸貴。銀さんは第9話のコンテも担当する。この回はふたたび、原作漫画のコマからの模倣が非常に多い。なお、この回は24分10秒と長め。

『淡島百景』の妄想年表

 漫画『淡島百景』およびそのアニメ翻案について、人間関係や時間経過が複雑なので、私なりの理解で年表的な見通しを試みた。