2020/06/30

2020年6月の雑記

  2020年6月の雑記。(→7月5月

ショタっぽい女の子キャラは、この世で最も素晴らしいものだと信じる。フィクションでも超々稀少なのだが、今日この日、立体物において私はそれを実現した。この世で最も尊いものを私は手に入れた。しかも褐色肌+帽子ですぜ。


  06/29(Mon)

  『キミトユメミシ』も、サブライターを入れていたのか。ちょっと意外だった。クリエイター個々人の資質に大きく依存したブランドであり、しかも新興のブランド(つまり人脈やノウハウも乏しいと思われる)なので、基幹スタッフだけでできるかぎりを賄っているものと思っていた(※メインライターの緒乃氏が原稿チェックをしているのは当然として)。
  [ https://www.youtube.com/watch?v=JKlKm2WydEs ](1:22:00過ぎあたり)
  制作ノウハウもスタッフも人脈も十分にある既存メーカーであれば、制作進行の安定性、適性に応じた分業化、並行作業による期間短縮などを考慮して、サブライターを入れたり複数ライター制にしたりする。たった一人のスタッフに一つの部門を任せきるのはリスクも大きいからだ。

  『キミユメ』(2016年)は、発売前の印象ではensemble sweetやPULLTOP LATTEのような「白箱由来のピンク系」路線かと思っていたけど、中身はちょっと違った感じ。発売当初の印象は、「絵と声優は抜群に良さそうだが、企画と脚本が未知数、10年代半ばに乱立した白箱コメディ系の新規ブランドのワンオブゼム」という見方で買い控えてしまっていた。後から買ったけど。

  10年代半ば頃は、『らぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE!』(2013)、『モテすぎて修羅場なオレ』(2013)、『ゆめみがちーく!』(2014)など、新規ブランドによる白箱系~ピンク系のハーレムエロコメの流れがあったと認識している。既存メーカーでも、上記のensemble SWEETやPULLTOP LATTE、それからMoonstone Cherry、CUBE(CUFFS系列)のようにピンク系寄りのサブブランドを作る傾向が現れていた(cf. 2015年の記事「ピンク系ジャンルについて」)。
  『キミユメ』もそういう流れに乗ったものかなと思っていたが、第2作以降も創意ある状況設定と、予想外に真面目な脚本、工学畑らしいアイデア、そしてやけに力の入ったキャスティングで、見逃せないブランドになっていった。


  先日からblggrの仕様がちょっと変わったようで、ページ編集画面でホイールクリックしても画像を別タブで開けなくなっている。アップロードした画像のディテールなどを、公開前にチェックしておきたいのだが……。firefoxでは右クリックメニューから「リンクを新しいタブで開く」などで対処できるが、手間が増えて面倒になってしまった。


  模型関連の文章は模型雑記ページへ移設していく。


  とら三宮店は、今月末で閉店とのこと。私自身はほとんど行っていないからよく分からないが、なんとなく目立たない印象だった。女性向け同人、アニメディスクとCD、商業漫画、男性向け(18禁)同人と、ひととおりのものが揃っていたのだが……。
  閉店が売り上げの問題だったとするなら、他の専門店に食われたということかなあ。女性向け同人はすぐ向かいのハニーハートがあり、アニメディスクなどはanimateやGamersの方が強い。男性向け同人誌ではメロンの方が充実しているし。漫画はanimate、エンジョイスペースギルド、ジュンク堂が犇めいていて太刀打ちできない。
  新刊漫画をチェックするにはそこそこ適していたと思われるし、特典もいろいろ付けていたようだが、なんというか、「目利きがいない」という感じはあった。さらに立地条件も、三宮オタク街の端っこにあり(三宮駅から最も遠い)、行きづらかっただろう。店舗面積はそこそこ広かったのだが、それだけではどうにもならない。

 ともあれ、三宮センター街は、主要なオタクショップがほぼ全部揃っているという、非常に恵まれた環境なのだが、とらがそこから脱落するのは少々残念ではある。
  さすがに大阪日本橋ほどの規模ではないけれど、オタク街としての密度と物量という観点では、京都(寺町界隈)よりも上だからね……。関西でオタク街を定期利用するなら、日本橋や寺町よりも三宮を薦めたい。(誰にだ)


  先日の素体記事にちょっとずつ加筆していたら、どんどん規模が拡大してしまった。
  以前から、各社ガールプラモの包括的な比較記事を書きたいと考えていて、いろいろ買い揃えていたのだが、いっそ今回の記事をそちらの趣旨に寄せて思いっきり書ききってしまおうか。
  覚悟が決まったので、ひとまず記事名を変更して、ひととおり写真を掲載した。後は順次、紹介コメントを書いていくだけ……だが、すでに23時を回ってしまった。

  というわけで1時間以上掛けて大幅加筆した:「ガールプラモの可動構造」。
  もっと踏み込んだ分析にしたかったけど、ひとまずは軽めに。
  文字数をカウントしてみたら、ちょうど1万字。わりと短かった。


  SHC全作品レヴューも、ずっと腹案として温めているのだが、なかなか書き出せない。



  06/27(Fri)

  というわけで今月のトップ写真がようやく決定した。

  「ショタっぽい女の子」と、「ボーイッシュな女の子」は、まったく別の存在なんだよ!
  ちょっと弱気ぎみな困り顔がまた、なんともたまらない……。感涙に咽び泣く。


  新作ゲームも無事に入手した。今月は北見六花祭でございます。
  こうやって定期的に出演して下さるのは、本当にありがたい。

  店頭で『黎明記:紫の章』が新作で置いてあった。在庫を今頃出してくるというのは考えにくいから、再生産したのかな? いずれにせよ、蒼依ハルヴォイスのヒロインをSLGパートのプレイヤーキャラとして活躍させられる貴重な作品なので、買う価値はある。

  ……ああ、そうか、『奮闘記』発売前に、関連タイトルを再生産したということかな。

  ちなみに、登場する妖怪は、天狗、油すまし、ぬらりひょん、雪女と、人型妖怪(喋れる知性もある)のオールスター。『黎明記』最初期の作品ということもあり、非常に力の入った顔触れ。


  [tw: 1252882981154246656 ]
 脚本のHARE氏って、北川氏だったのか。晴=hareなのか。


  [tw: 1275060633633865729 ]
  あ、あれ? アーエルかな?と思ったが、無関係のようだ。
  金髪の二つお団子が共通しているというだけだが。


  翌日起床したら13:00だった。何故だ……。
  疲れていたからというよりは、幸福感でストレスなく安眠できたからだと考えよう。



  06/22(Mon)

VOLKSの「プリムラ:シネンシス」をアレンジしたスイートパッションもどき。襟やリボンや肩アーマーは省略。ツインテールのリボンは紙製。武器はゲルググの薙刀などを組み合わせた。ツインテールは適当な初音ミクのフィギュアを使った。
頭飾りは、取り付け方に迷ったが、前髪パーツと後頭部パーツの間に挟んでいるだけ。ツインテールに干渉してしまっている。肩と腕の可動範囲は控えめなので、例のポーズを再現するのは困難。

  ようやくスイートパッション(の下手なコスプレをしている正体不明の褐色肌ガール)が完成した。まだ6月中だから、誕生日月間でセーフということにしよう。


  『エデンズリッター』シリーズの「千歳百合花」氏って何者だろうと検索したら、えっ……。
  (そしてやっぱり「花」ネームなのね……。「千」「百」という数字も入っている。)
  (ということは、今月は五行氏メインの新作が3本もあるのか……。)


  [ http://monoceros-plus.jp/2nd.html ](※アダルトゲームサイト注意)
  眼鏡ON/OFF機能があるとのこと。つまり常時ONにしておけということだな!
  ちなみにこのブランドは次作(第3作)も眼鏡ヒロインのようだ。スタッフさんたちはみんな良い人にちがいない!


  アダルトゲーム分野でも、タイトルに「隷」の文字が使えないらしいとか、「催眠」という単語が通販サイトで伏せ字にされるとか、あるいは「高校」「高校生」であると明示してはならないとかいった制約があるが、しかしそれでも、この分野で言語表現の広汎な自由が確保されているのは慶すべきことだと思う。18歳以上の理非善悪をきちんとわきまえた大人だけが買える商品だということでもあるが。
  それ以外にも、様々な社会的倫理的な制約は存在するor存在しただろう(※例えば、十年くらい前までは、実在の動物と交わる描写は倫理機構的にNGだったようだ)。また、法規制や自主規制の有無にかかわらず、制作者のモラルによって慎まれているものもあるだろう。さらに、この自由の領域において、剥き出しの偏見が再生産されてしまっているという側面が、皆無なわけではない。例えば同性愛者キャラや黒人キャラのステレオタイプな造形は、けっして褒められたものではない。しかし、それでもなお、全体としては、アニメやLNや商業漫画と比べて挑戦的な表現が可能になっているのは確かであり、また、過剰な用語自粛に侵食されていないことは、ひとまず幸いだと言ってよいだろう。


  新記事:「『素材ちゃん』と『ムーバブルボディ』の比較」。
  ランチャーくん「くっ……なんでボクがこんなポーズをさせられるんだよ……」。

  ランチャー&ランサーの余った頭部を上記の汎用素体に乗せたら、たいへんお下品で不気味な全裸プラモ2体が出来上がってしまった。早く布服を買ってあげなければ……。

恒例の眼鏡タイム。「ランサー(Hell Blaze)」だと、正統派の美少女眼鏡になる。目の下の悪魔的な隈取りも、ちょうど良いアクセントになっている。
「carbonia adamas」はかなりの小顔なので、横幅1.0cmの眼鏡を使う必要がある。丸みのある眼鏡のレトロな雰囲気が、キャラクターによく似合う。
「C.A.T.-00」にも眼鏡の恩寵を。これらの写真は、別ページ(眼鏡記事)にも追加掲載している。


  今週末は新作ゲームの発売日。どこから手を付けようか。
  ……それ以前に、未プレイのパッケージを大量に積みまくっているのだけど。



  06/18(Thu)

  あ……あれ……もうすぐ下旬? 6月に入ってから、いきなり時間の流れが早くなったような気がする。今月もいろいろやっていたつもりだが、やけに充実感が薄い……。


  [ https://www.youtube.com/watch?v=Bsi67-3clW0 ]
  藤咲さんが、「ですわ」キャラに……。(恐怖でどうにかなってしまったようにも聞こえる。)


  『神楽』新作。今回はローグ系ではなく、『夏神楽』以来のSRPG(多対多の敵味方ターン制)なので、武器の射程がそれほど活きないと思われる。ローグ神楽では、一アクションずつ同時進行していくので、射程1キャラと射程2キャラでは別世界になっていたものだが。
  射程3の弓キャラ「紫」は、さすがに有利が大きいと思うが、それでも3歩ならば一ターンで一気に詰め寄られてしまう。さらに、SRPGならではの不利も生じるだろう。具体的には、「縦横の直線しか攻撃できないが、マップが広いので斜めから接近される可能性が高い」。「ローグ系のように通路に逃げ込んで一対一に持ち込むことができない」。「複数の敵から連続攻撃を受けやすいので、弓キャラ=低防御キャラはリスクが大きい」と思われる。
  体験版も出ているが、来月すぐに製品版を買うつもりなので、触らずにおく。

  それにしても、中の人のトークを聞いたことのある声優さんが、アダルトシーンで神妙な芝居をしているのを聴くと、なんとなくおかしみを感じて吹き出してしまう。


  アダルトシーンでも、水音や打ちつけ音や発射音のようなSEは、いろいろな道具を使っているらしい。それに対して、キスのテキストやBGV(バックグラウンド音声)でペチャペチャやるのは、声優さん自身が演じている筈。前者と後者はまったく別の問題なので、一緒くたにしてどうこう言うのは間違いだろう。


  「えっ……この巨大な書籍構造物をいったん全部どけて、そこに棚を組み立ててから、また全部をいちいち並べていくの?」 心が折れた私は、ひとまずwebラジオに逃避した。

  ペーパージェンガ、つらいです……。(そんなに積んでいた自分が悪い。)

  『倉庫番』エクストラステージ:「じたくLv6」。
  主立ったものを収納し終えたところで気づいたが、最も厄介な同人誌の山こそは、最初になんとかするべきだったのでは……。(もう遅い)
  ともあれ、書籍やディスクをぎっしり詰め込んで、多少スペースに余裕が出来た。所要時間は4時間。まずまずの時間だろう。収納しきれなかったものが床に散乱しているが、うん、まあ、それは今日中になんとか……。

  組んでみて気づいたが、棚板が予想以上に弱そうだ。以前に買ったものと比べて、網目の直径がかなり細く、本を積むと中央部分が明らかに撓む。うーん、大丈夫かな? メーカー公称の耐荷重を見るかぎりでは、十分耐えられる筈だが……。メーカーによって、またはシリーズによって、棚板の構造(強度)は異なるようなので、実店舗であらかじめ強度を確認しておくべきだろう。
  以前買ったのは、たしかニトリだった。そちらは今でも、頑丈でリーズナブルなセットが置いてあるかもしれない。

  ぼくは、けいかくせいのある、かしこいこなので、今後のことを考えて上の一段分はひとまず空けておいたが、まあ、すぐに埋まるのだろうなあ。あまり荷重が嵩むのも怖いから、今のうちにフィギュアを並べてしまう方がよいかもしれない。最上段は、模型やゲームの箱など、重すぎないもの(万一落下してもダメージが小さいもの)を、天井まで届けとばかりに積み上げた。

  劇的に改善した筈なのに、何も変わっていないように見える……。おそらくは、収納しきれなかったものがあるのが原因だろう。特に画集や雑誌など、大判のものをきれいに整理できなかったのも悔やまれる。

  特に漫画は、買ったらすぐに読んでいるので、「未読/既読」の振り分けをせずに済んだ。そのあたりが管理しきれない書籍(専門書や文庫本)は、滅茶苦茶なまま……。

  「そういえば、この漫画、2巻まで買ったけど、続きを買っていないな……」というものもたくさん出てきた。というか、続刊が出ているのかどうかも把握していない。

  to do: 残りをなんとか整理する。大掃除をする。ゴミを始末する。

  メタルラックタワーをもう一本建てれば、残りの荷物もそれ以外の山も整理して収納できるのではなかろうか。どうせ棚無しでもごちゃごちゃしているのだし、部屋に存在する物品の量は変わらないわけだから、せめてコンパクトにまとめられれば環境改善するのではなかろうか。



  06/16(Tue)

 Ydbsは早々にアダルトゲームコーナーを排除した(※梅田店では2015年に閉鎖した)。さらに、ここ1~2年の間に、関西のSfMp各店もアダルトコーナーやフィギュアコーナーをどんどん畳んでいる。代わりに……というわけでもないが、きれいで明るい「animega」に模様替えしている。
  SfMp京都もかなり大量のアダルトゲームのパッケージ(中古を含む)を店頭に並べていたが、あの在庫はいったいどこに行ったのだろう? どこかの倉庫にまとめておいて、今後はオンラインで捌ききるのだろうか。いずれにしても、寂しい話だ。


  【 メタルラック雑感 】
  ホームセンターでメタルラックも買ってきた。配送依頼して、今週中には届く手筈。かなり大型のラックでも6000円程度、追加の棚板などを買っても1万円前後に収まる。家具としては非常に安価だし、耐荷重も100kgと頑丈だし、汚れにくい&掃除しやすいし、高さの調節も容易だし、本当に便利だよね……。
  お掃除は、隙間の埃はハタキで落として、床に掃除機を掛ければ済む。まあ、それでも微妙に汚れが溜まるけれど。室内に置いておくだけなので、腐食や破損の心配も無い(※十年以上使っているラックも、サビ一つ無く、きれいなままだ)。

  今回は、幅90cm×奥45cm×高180cmのものを選んだ。棚板は6枚、ポールは直径25mm。
  横幅について。あまり狭すぎるのは中途半端で、収納効率も落ちる。しかし、幅が広すぎると、問題も出てくる。具体的には、荷重限界が下がるし、取り回しも難しくなる(※引越時に配置しにくくなる)。これまでの経験上は、幅90cmでちょうど良かった。ただし、一般的な日本家屋だと、幅80cm以下の方が融通が利くと思う。1/350艦船模型を横置きするなら、幅70cmは必要になる。
  奥行きについて。狭すぎると収納性が落ちるし、転倒しやすくなる。かといって過剰に奥行きを取っても、奥に置いたものが見えないし、出っ張りすぎて邪魔になる。奥45cmだと、部屋の真ん中に置いて左右両側から使えるくらいの余裕がある。文庫本なら前後3層に収納することもできるし、アダルトゲームのパッケージ(18cm)でも前後2層に収納できる。ただし、壁面に置くと、出っ張りが邪魔になる可能性がある。また、漫画単行本(B6判)以上のサイズだと3層収納はできないので、奥行きが無駄になる可能性がある。そう考えると、35cmでも十分だと思う。35cmでも学術書を2層収納できる余裕がある。奥行きサイズは収納効率や利便性を決定的に左右するので、あらかじめ用途を考えて計算しておくのが良い。
  高さは、まあ、高ければ高い方がよいが、そこまで無理をしなくてもいい。手の届く範囲、目に見える範囲であればよいと思う。あまり積みすぎると、床の荷重が心配になってくるし。高さは、後からでも調整できる余地がある(※特に延長する方は比較的楽)。一般的な日本家屋(特に賃貸住宅)だと、高さ160~180cmくらいが常識的な限界だと思う。
  ポールの径は、荷重限界に直結する。メーカーの公称記載だと、直径19mmでも棚板1枚あたり50~75kgは耐えられる(つまり人一人乗っても大丈夫なくらい)だとされているので、日常の用途には十分なようだ。しかし19mmを25mmにしても価格はほとんど変わらないし、高く組む場合には尚更頑丈な方が安全だ。バラ売りパーツも25mmの方が数が多いようで、後からでも変更しやすい。基本的には25mm一択で良いと思う。
  棚板の枚数。棚板の間隔は30cm~35cmくらいを想定して適当に。今回は余裕を持たせるために、35cm間隔で配置できるようにした(36cm×5段=180cm、天板を含めて棚板は6枚)。あるいは、30cm×6段(天板を含めて7枚)でもよいと思う。一段の高さが30cmあれば、アダルトゲームのパッケージ(24cmまたは26cm)でも収納できるが、大型のパッケージ(29cm)だとギリギリ。いずれにせよ、段差を細かく調整することが出来るので、なんとでもなる。ちなみに、ものによって棚板の強度(網目の太さ)や縦横の向きが異なるので、実店舗であらかじめ確認しておく方がよい。
  接地面。設置する時は、車輪(キャスター)ではなく、完全固定の足(アジャスター)が良い。もちろん後者の方が耐荷重性が高いし、安定性や破損リスクの点でもアドヴァンテージがある。下に段ボールの切端を2枚ほど敷いておけば、床を傷つけることも無い(※少々アレな対処だが)。
  カラーは、シルバーとブラックが多い。ものによってはホワイトやブラウンの商品もあるが、ヴァリエーションに乏しい。棚板ごとに色を変えるというオモシロに挑戦してもいいかもしれない。私はやりたくないが。
  周囲。書籍などを普通に並べると、両端からこぼれ落ちてしまう。対処法は、「両端は縦に積む」「ブックエンドを使う」「紐などを張っておく」など。専門書などの、厚みのあるハードカバーであれば、そのまま並べても落ちにくい。

 注意点。ものによっては、網目が縦向きだったり横向きだったりする。方向によっては、本をまっすぐ入れる角度では下に落ちてしまう。購入時には、どちらの向きかを必ず確認すること。

  買う時は、普通のホームセンターが最もリーズナブルだと思う。品数も豊富だし、自家用車で行けば即日持ち帰れるし、1000円程度で配送もしてくれる。単純で頑丈な構造なので、アフターサービスの類は不要だし。東急ハンズのような店はむしろ高いし、品数も少ない。LOFTや無印にはたぶん売っていない。IKEAにも割安で良い商品があるが、ヴァリエーションがかなり乏しいようで、目当てのサイズが無い可能性がある。

  極端な発想としては、棚板1枚分だけを木板にすれば、それだけで頑丈な仕事机+便利な多段棚が出来上がる。超安上がり。しかも隙間だらけなのでケーブルなどを這わせるのも容易。耐荷重100kg超だから、デスクトップPCを置いても大丈夫なのはもちろんのこと、上半身を伏せて仮眠したりしても問題無いと思われる。ただし、四辺の枠の出っ張りが邪魔になる可能性が高いので、実用的ではないと思われる。また、照明に気をつける必要がある。

  デメリットは、デザインがやや味気ない点(これは仕方ない)と、物が落ちやすいこと(水平面もスカスカだし背板も無い)。また、箪笥のように箱にしっかり収納することができないので、保存性や区分けの点で問題になる場合がある。いずれにしても、書籍やゲームのパッケージやプラモデルの箱や音楽CDやDVDを詰め込む分には、何の問題も無い。

  そういえば、地震時の転倒防止を付けにくいという問題はあるかも。ただし、下の方に書籍をぎっしり詰め込んでおけば、それ自体が重石になるので大丈夫だと思う。

  よし、これで積みに積んだあれこれのパッケージをきれいに収納できr……と書いていたら、横に積んでいたDVDパッケージの小山がドサっと崩れた。コントかよ。

  上記のラックが届けば、ざっと60万立方センチメートル(=600リットル=PETボトル300本分)ほどの収納が出来るわけだが、それでも見た目のうえでは、「床から生えている書籍城壁に、ただ金属枠が嵌まっただけ」くらいの違いしかもたらさないのだよね……。とはいえ、実際には:
  1) これを機に、きちんと整理できる、
  2) 床置きではなくなる(きれいになる)、
  3) タワーだったものが安定する(書籍流も発生しなくなる)、
  4) 取り出しやすくなる、
  5) キャパが増える(高さも含めて、たぶん1.5倍くらいになる)、
といった多大なメリットがあるのは確かだ。


  ガレキやガールプラモの塗装中写真で、頭部だけが手持ち棒で掲げられているのを見ると、牧村美樹さんを思い出すよね。(ひどい)


  10年代を通じて、白箱系も性表現の比重を大きくしていった。つまり、ピンク系に接近していった。そしてそれとともに、「ヒロインが陥っている問題を主人公が解決してあげる」という辛気臭い側面がかなり薄まってきた。そういう救世主パラダイムは、問題にしなくてもよくなるんじゃないかと思っている。

  とはいえ、それが非常に便利なのは分かる。
  1) 問題を解決するのは、カタルシスになる。
  2) 特定のヒロインのパーソナルな問題に主人公が踏み込んでいくのは、親密化のきっかけになる。あるいはその過程の描写として説得力がある。
  3) ヒロイン個別のシナリオに分岐するとして、大筋がどれも同じでは退屈してしまう。シナリオごとに新たなドラマ要素を持ち込もうとする時に、ルートヒロインの個人的事情に焦点を当てるのは、理に適ったやり方だ。
  4) 主人公が活躍しない(問題を解決しない)のは、肩透かしになってしまう。あまりに瑣末な問題を解決するだけでも、つまらなく感じられてしまう可能性がある。
  等々。
  盛り上がりのない20時間を保たせるのは非常に難しいし、外在的な問題を解決するばかりでは主人公が特定のヒロインと仲良くなるプロセスに説得力を持たせるのが難しい。そういう意味で、選んだヒロインの個人的問題を解決していくという筋書きは、たいへん便利なものだ。とはいえ、その力はずいぶん弱まってきている。主人公がヒロインの人生の苦境から救い出すというほど大袈裟でなくても、例えばヒロインの思い出の場所を一緒に探すとか、ヒロインと協力して何か良いものを作り上げるとかいった程度の優しく小さな物語であっても十分だと思う。
  まあ、それを埋め合わせるかのように、ベッドシーンがいよいよ長く、多く、ハイカロリーになっていくのはそれはそれでたいへん面倒なのだけど。



  06/13(Sat)

  [ nexton-net.jp/ms-toybox/skyrocket/kohaku/ ](※アダルトゲームサイト注意)
  卯衣氏主演の新作(7月発売)。共演の弖羽サキ(てばさき?)氏も、低音の迫力が素晴らしい。通常版が5800円、アニメ同梱版が12000円という新機軸の売り方だが、ひとまず買うつもり。

  ここのところ、卯衣氏は続編出演ばかりだったが、新作の情報がいくつか出てきている。同じく7月発売の『椿とワンルーム』は、CRYSTALiAブランド、つまり前作『恋いろは』でも卯衣氏を起用していた。

  『メガスキ』シリーズも続いているが、DMM専売ではなあ……。セット版がパッケージ化されるよう期待するしかない。

  getchuは「催眠」という単語がNGになっているようだ。あらすじなどの本文で「催○」になっているのはともかく、タイトルまで『催○』にしてしまうのはちょっとひどいなあ。タイトルで検索してもヒットしなくなってしまうし、そもそもタイトルを改変して掲載するのはいかがなものかと思うし、「催眠」という単語それ自体はべつに悪い意味とは限らないのだし。


  国内RPGで一番好きなシーン、最も印象深いシーン、特に良いと思った演出は……と考えてみたら、『DQ5』の妖精の森のくだりを思い出した。
  幼年時代の主人公は妖精を見ることができた。妖精に頼まれてお手伝いをするという、夢のような体験もしていた。のちに大人になった主人公が、特別なアイテムをもらうために妖精の森に入ったが、不思議な力で道に迷ってしまう。ところが、同行していた主人公の子供たちが妖精の姿を見つけたようで、妖精の住処まで案内してもらえた。しかし、主人公(=プレイヤー)の目には、妖精の姿は見えない。もはや何も見えていない。
  そのシーンでは、子供たちの台詞とドット絵の動きと、そして子供たちについていく主人公の姿が表示されるだけだ。しかし、そのほんの十数秒のシークエンスの中に、喪失の悲哀と懐古の苦みと主人公の変化がはっきりと描き出されていた。
  妖精の住処に辿り着いた時には、妖精たちの姿はちゃんと表示され、プレイヤーキャラが話しかけることもできる。しかし、その直前に起きていた断絶の経験が埋め合わされるわけではない。主人公は不可逆的に大人になってしまっているという事実はもはや揺るがない。

  ちなみに、久美氏による小説版では、成長した主人公も妖精の姿を認識できている。


  アダルトゲームは基本的にファンタジー的な「魔法少女」文化が強いので、メカ少女(機械的な武装をした女性キャラクター)はかなり少ない。『白銀のソレイユ』シリーズや、『クラインハーゼ』、『R.U.R.U.R』など、00年代後半にはいくつか現れたが、それ以降はなかなか見かけない。近年でも『極煌戦姫ミストルティア』のように、メカニカルな要素の多いキャラデザも現れているが。triangleだとシンフォニックシュガーや『神骸魂装姫ヤクモ』(バイザー)あたりも一応該当する。『ク・リトル・リトル』も、ヒロインが特撮ヒーローっぽい武装変身をしていた。古いタイトルだが『鬼畜王ランス』のイベント敵「PG7」「PG9」などもあるし、『その古城に勇者砲あり!』の「ギガメーコ」はロボヒロインだった。『モノごころ、モノすむすめ。』には、超合金ロボ玩具が擬人化(というか女体化)したキャラクターが登場する。
  武装部分の比重が高まると、そもそも人間型である必要が無い(人間が着込む必要が無い)ということになってしまうし、アダルトゲーム特有の官能性要求にも反するだろう。だから、人間部分は水着だったり露出が大きかったりしてボディコンシャスだし、武装部分は軽装に留まることが多い。ただし、例外として全身甲冑キャラもいる(『DR2ナイト雀鬼』『英雄×魔王』など)。また、『鉄と裸』『巣作りカリンちゃん』のように頭部全体を覆ってしまう兜キャラもいる。



  06/10(Wed)

 「胃~之煮」が戻ってきた! しかし、冒頭のタイトルコールから戸惑っておられる。まあ、これが「胃~之煮」の味わいですな。


  フルプライスは、作品規模についてそれなりの目安がある(もちろん振れ幅は大きいが)。近年の低価格帯の相場はどのくらいだろうか。一般に、流通との兼ね合いなどがあって、とりわけCG枚数で価格帯が決まるという話は聞き及ぶ。経験上、売価100円につきCG1枚くらい(つまり定価2000円だったらイベントCGが20枚ほど含まれる)の基準はありそうだ。アダルトシーンの数も、CG枚数に応じてほぼ決まる。テキスト面では、かなりの幅がある。大手フルプライス系メーカーの低価格タイトルは、日常シーンがかなり大きいことが多いし、逆にロープライス専業メーカーだと、背景画像も使い回ししながら日常シーンはぎりぎりまで省略していることが多い。
  00年代後半にNornやsofthouse-sealによって2000~3000円のロープライス帯が確立されて以来、基本的には同じようなサイズ感が維持されていると思う。


  [ https://www.youtube.com/watch?v=q4ZcXooX4wM ]
  あさみ氏の模型動画。普段の動画ではリラックスした一人語りだったが、今回はコラボ企画とのことで、声優としての実力を本気で発揮しておられる。発声の精密さと言葉の説得力が桁違いで、さすがは本職の仕事だと引き込まれる。
  モデラーとしての仕事も、作品コンセプトを明確に見据えつつ、的確なアイデアときちんとした工作技術で作品のクオリティを上げておられ、見ごたえがある。造形上のディテールは落としながら、筆塗りの繊細な塗装によって質感や立体感や迫力を表現するというアプローチも、たいへん好ましい。というか、すごい。


  Todo: 準備と計画が整ったので、今週末こそは模型制作(塗装)に取りかかr……うん? 週末の京都は降水確率80%、60%とあるぞ。今回はツヤあり塗装にするつもりだから、カブり(高湿による白化)が怖い。遠めからエアブラシを吹いて様子見しよう。



  06/08(Mon)

  まずいな……最近の白色まつげ表現は、薄目の呪いを発動させやすい。
  みんな、たのむから、きをつけておくれよ……。


  [ https://twitter.com/volks_hobbydept/status/1269071508338610181 ]
  日程変更して、あさみ氏が7/25に日本橋VOLKSにいらっしゃるとのこと。


  今朝は、起きるのがちょっと辛かった。早朝に目が覚めて二度寝したせいもあるが、疲労もあるのだろう。そして――ここからが重要だが――疲れていると節制が利かなくなり、散財してしまう可能性がある。今日はなんとか自制したのでダメージは少ないが、あらためて気をつけよう。ダメージは少ないが。ダメージは少なかった筈だが……あら、それでも財布はずいぶんお軽く……。


  [ https://bugbug.news/b_game/7051/ ]
  [ https://ci-en.dlsite.com/creator/5648/article/325403 ]
  JORI氏のインタヴュー(座談会)記事とのこと。
  「BugBug」7月号は発売済みか、買わねば。

  100円コースで有料支援しているのは、「正式に新しい企画が出来たら、そこにもちゃんとお金を出していく心積もりがあるよ。そういうユーザーはちゃんといるよ」というサインのつもり。もっとも、JORI氏は律儀な方で、「まだコンテンツが無いのに有料ユーザーがいるのは心苦しい」といったことを書いておられたので、100円支援が心の負担になってしまってはこちらも申し訳ない。そのあたりの機微が、うまく伝わっているかどうかは分からないけど……。

  JORI氏やSHCメンバーがEscu:deに行ったら、楽しいことになりそうだけどなあ……。Escu:deは、プログラマーの人数は足りていると思うけど、それでもJORI氏の技術や企画ノウハウやポップさを持ち込んだら、もっと面白いものが出来そうなのだけど……。あるいは、でぼの巣に入っても、かなり重宝されると思う。ちなみに3社とも在阪メーカー。


  イエローテイルの商号変更の件。分かりづらい(覚えにくい)名前だけど、大丈夫かな……。
  まあ、ユーザーレベルではほとんど関係が無いけど。


  [tw: hajirusu_anime ]
  『はじるす』のアニメとな?
  メリー・ジェーンのアカウントをフォローしているから、そこがOVA制作するのだろう。



  06/05(Fri)

  今日は、「はにはにラジオ」あたりを聴こうかな。
  それとも、ちょうど一年前の「プララジ」第28回も良いかもしれない。


  先日、街中ですごい子を見かけた。つやつやの髪を、高めの位置できれいなポニテに結っていて、くりっとした眼鏡を掛けていて、すごく小柄で(たぶん中1くらい)、セーラー系の制服。すごかった……。王道のコンボと全体の完成度が、実に素晴らしかった。
  (※具体的に書くのはアレなので、ちょっとフェイクを入れています。)


  立った目の高さまで本を積むのは、さすがにまずいよね……。メタルラックを増設すれば、安定するし、収納性も高まるし、目の高さ以上に詰め込むことも可能になる。通路沿いなので気が引けたが、どうこう言っていられないので早めにラック購入しよう。


  猫の「まぐろ」さんも、お元気そうでなにより。


  [ https://twitter.com/kazenezumi/status/1269456562835165184 ]
  RPGというかSLGだけど、Escu:deもソフトハウスキャラもninetailもEushullyも、プレイヤー側のレベルに合わせたレベル変動制にしたり、周回の回数に合わせたレベル加算があったり、ハードモードが開放されたりして、2周目以降でも敵の強さがコントロールされており、それぞれにプレイヤーがダレないような工夫がある。これに関してはアダルトゲームの方が、ノウハウ蓄積や業界研究が進んでいるのかもしれない。
  変動制といっても、エリアごとにレベル上限があるので、周回を重ねると楽に倒せるようになっていく(序盤がダレない。例:『その大樹は魔界を喰らう!』)。また、ハードモードを選択すると、歯応えがある戦闘を楽しめる一方で、獲得経験値が増えてレベルアップしやすくなったり、ハードモード限定のドロップアイテムがあったりする(例えばninetail)。また、何周もプレイするようなタイトルだと、むしろ周回時の序盤は簡単になる方がありがたい(例:『英雄×魔王』)。

  とはいえ、どうにもならないダルーーーい周回ゲームもあるけど。『空帝戦騎』とか。
  逆に、Escu:deのように、周回引き継ぎを含めてゲームバランスを完璧に調整しているブランドもある(例:『あかときっ!』)。

  実際、コンシューマやオンライン(MMO)のレベル管理システムに、あまり良い印象が無いのは確かだ。ステータスの上限がきつくて、レベルアップしてもちっとも楽にならないとか、ステータスアップが極端に鈍っていくとか、レベルアップに必要な経験値がどんどん上がっていくとか……。

  ステータスやアイテムを引き継ぐ周回システムの意義。
1) 周回時の序盤をスムーズにする。あるいは、周回時の試行錯誤を容易にする。
2) アイテム収集欲に応える。
3) レベルアップを重ねることで、難敵に勝てるようになる(新たなルートや真ボス)。
だいたいこのあたりだろうか。


  「プララジ」概要記事は、海原氏ゲストの3回分を書き終えた。もうごーるしてもいいよね、という気分。『カリンちゃん』発売を迎えて、盛り上がりがここで一段落するし、また、そろそろラジオの最終回が視野に入ってくるという悲しさもある。


  昨年の『カリンちゃん』は、4月1日にネタ出しをして、7月に公式サイトを公開した。今年の『鬼ごっこ~』も正式に制作されているとしたら、来月には何かしら続報が来そうだ。というか、今月中は動きが見られなくても、まだ期待していられる。
  『恋姫†無双』シリーズには、とりたてて愛着を持っていないが、アダルトゲーム分野の非AVG新作が出るなら歓迎したい。



  06/02(Tue)

  営業再開お祝いとして、各オタクショップでいろいろ散財してきた。
  ただ商品を買うだけだから、お祝いも何も無いのだけど。


  今朝測定したら36度2分。前日は36度8分。……私は低体温寄りだったのか!?


  あっ……久しぶりに(?)買い物をしたせいで、「買った物には置き場が必要である」という単純にして厳然たる事実をすっかり忘れていた。どうしよう……。


  4月の模型制作は1個だけ。5月は0個だった。多忙のせいでもあるが、たまにはこんな時期もあるだろう。ゲームは、だいたい毎日プレイしている。最近は音楽と漫画の比重がかなり大きくなっている。漫画以外の書籍もいろいろ。アニメや映画の新作は、今年に入ってからはほとんど見ていない。過去タイトルのディスクを見返すことはあるが。
  今月はどうしようかな。やはり未プレイのゲームを……。


  「プララジ」概要記事を4ページに再編。15回ずつ(月単位の区切り)できれいにまとまった。残りは12回分か……。焦らずじっくり聴き返していこう。最近は、一日につきラジオ1~2回分くらいのペースで進めている。


  (→7月5月