2013/07/23

『BUNNYBLACK3』マクドゥ課題一覧

  本作のストーリー上の目標でもある、マクドゥからの提出課題について。
  ※関連記事は『BUNNYBLACK3』メモページを参照。


  マクドゥからの課題要求は、ターンに関しては非常に規則的なタイミングで提示される。他方で要求額は、最初のうちは不規則に変動するが、次第に規則的なかたちになっていく。要求額は増大していくが、同時に〆切までのターン数も増加していくので、いったん安定した状態になれば破綻することは無くなる。

提示
ターン
〆切
ターン
期間食料資金資材
1172472001000500
22734712002200400
33544912002000500
446559100015001500
557669100035001200
6687911200070001800
7819211300050002500
89410511350050002000
910712013340020003400
1012213513300045003000
1113715013270050003500
1215216715450060002000
13169184155000100003000
14186201155000100004000
15203220176000100005000
16222239176000200006000
17241258177000200007000
18260279197000250008000
19281300199000250009000
2030232119100003000010000
2132334421110003000011000
2234636721120003000012000
2336939021130003000013000
2439241523140003000014000
2541744023150003000015000
2644246523160003000016000
2746749225170004000017000
2849451925180004000018000
2952154625190004000019000
3054857527200005000020000
3157760427210005000021000
3260663327220005000022000
3363566429230005000023000
3466669529240006000024000
3569772629250006000025000
3672875931260006000026000
3776179231270007000027000
3879482531280007000028000
3982786033290007000029000
4086289533300008000030000
4189793033310008000031000
4293296735320008000032000
43969100435330009000033000
441006104135340009000034000
451043108037350009000035000
461082111937360009000036000
471121115837370009000037000
481160119939380009000038000
491201124039390009000039000
501242128139400009000040000
総計8467002044700839300

※「提示ターン」のターン開始時に、要求額と〆切ターンが提示される。「〆切ターン」の行動終了時までに提出しなければゲームオーバー(デッドエンド)になる。

※ターン表示は999でカンストするが、1000ターン目以降もカウントは続いている。実際のターン数は、セーブ画面で確認することができる。

※50回目の課題提出以降、新たな課題要求は無くなる模様。ただし、そのことについて、特にイベントがあるわけではない。


  【 マクドゥの課題についての思案 】
  上のテーブルで、要求額を期間内ターン数で除算してみれば、1ターンにどのくらいリソースを産出できていれば足りるかが分かる。100ターンあたりまで(8回目の課題まで)で見ても、食料200、資金500、資材200程度を毎ターン供給できていれば問題無い。1000ターンを超えた終盤でも、ターン平均で食料1100/資金2600/資材1100程度を産出できていれば課題要求に応えていけるということが分かる。

  実際には50回目で課題要求は終了するが、もしも仮にこれがこのままのペースで51回目以降も継続されていったらどうなるか。つまり、食料と資材の要求額は1000ずつ増えていき、資金は3回毎に10000ずつ増えていくとしたら、はたしてダークス(プレイヤー)は要求に応えていくことができただろうか。1)課題提示から提出期限までの期間内必要なリソースを確保できていることを前提としたうえで、2)課題期限が増加した分の増産によって次回要求額の増加分を賄えるくらいの生産量があれば、要求額の上昇に追いついていくことができ、無限に課題要求が続いても破綻せずにいられることになる。計算上は、毎ターン1500/5000/1500ずつ稼いでいられる体勢であれば、課題期限の増加ペースと要求額の増加ペースの間の天秤をプラスに維持することができ、どれだけターンを進めても財政破綻することは無くなる(――ただし実際には、プログラム上、カンストの問題があるため、所持金のカンスト値[上限]が課題要求額のカンスト値を上回るように設計されていなければ、本当に無限というわけにはいかなくなるが)。
 
  街エリアが最大限拡張された状況で、生産施設を敷き詰めてそれぞれをきちんとレベルアップさせてあれば、食料1500/資金4000/資材1500ずつ蓄積していくのは困難ではない。しかし、そこからさらに、1500/5000/1500の生産量を実現するには、ある程度の慎重な設計が必要である。すなわち、施設種類の選択と配置数バランス、高レベルの「○○管理」持ち役職ユニットの育成と配置、ダークス宮の完全防衛体制などをきちんと整えれば、この要求を満たすような街配置は実際に実現可能である。施設配分や役職配置を周到に行えば、もっと高い収益を上げることもできるが、一般的なプレイヤーにとっては、1500/5000/1500はかなりぎりぎりの値だろう。

  制作者がどのように計算して各施設の生産量を設計したのかは分からないが、「ごく普通にちゃんと街運営すれば、ちょうど収支が均衡する」、そして「慎重に設計すれば、超長期的にも均衡が維持できる」という絶妙のゲームバランスが成立している。実際には課題要求は1281ターンで終了するが、そして一見すると課題要求は理不尽に増大していくが、このゲームは本質的に、破綻に向かうようには出来ておらず、プレイヤーがなまけることが無ければ彼等の生活は――そしてこのシミュレーション世界は――きちんと持続可能なものであることが保障されている。
 
  ちなみに、仮定から計算すれば、500回目の課題は87056ターン目に提示され、〆切(87395ターン目)までは339ターンの長さであり、食料49万/資金160万/資材49万が要求される。