2026/01/04

2026年1月の雑記

 2026年1月の雑記。

 01/04(Sun)

 「イ401」を、とりあえずパーツ切り出し。1/700は3時間、1/350は3時間半。
 これも艦船模型扱いでいいよね?

 塗装は、上面(濃いブルー)、下面(薄めのブルー)、内部フレーム(軍艦色orメタルカラー)、木甲板(ダークブラウン?)、そしてタカオ部分(別のブルー)、それと細部の塗り分けだけで良さそう。
 ただし、内側を筆塗りで済ませるか、それとも吹き付けにするか、どちらの方が効率的なのかで迷っている。たぶん、「内側を吹き付け → 適当にマスキングして表側を塗装 → リタッチとウェザリングで誤魔化す」で大丈夫だと思うのだけど……。


 「イ401」の内部フレームの塗装色で迷っている。
 1) 軍艦色(TAMIYAダークグレー)。設定どおりだし、スケール感にも即している。スミ入れも映える。しかし内部フレーム露出という個性を表現しづらい。ところによっては、別の色で塗り分けてもよい。局所的な筆塗りでも、同じ色をキープできる。
 2) いつものメタルブラック(※ツヤ消しブラックにシルバーを少量混ぜる)。金属的で重厚な質感を付け加えることができるし、内部フレームらしさを最大限強調できる。しかし、スミ入れが目立たないし、濃淡など複数の色での塗り分けも目立ちにくい。なお、影になる下面部分なので、色を明るめにする必要がある(※つまり、シルバーを多めに混ぜる)。
 3) 部分ごとに両者を使い分け。パーツ構成などを表現できるが、質感やスケール感が混在してしまう。今回はNG。
 3') グレーをメタルグレーにする折衷案もあるが、グレーとシルバーは特徴を殺し合うのでたぶん失敗する。NG。
 4) 1/700はグレー、1/350は金属色と、キット単位で使い分け。……面倒だし、並べて比較した時の面白味が損なわれる。NG。

 単純化して言えば、模型をどのように捉えるかの問題でもある。「こうある筈のもの」を再現するのか、それとも「こう見える筈のもの」を追求するのか。言い換えれば、模型の哲学(原理論、概念論、価値論、方法論)の問題にも直結している。
 1/700に縮小したら(実物を遠目で見た場合のように考えたら)金属色が認識できる筈が無いし、軍艦キャラなのだから、設定どおりのグレーで塗る(※質感やスケール感の表現は、ウェザリングなどで付与する)。これも一つの筋の通ったアプローチだ。
 それに対して、目の前に存在する模型そのものの中に、機能性を見て取れるようにすることこそが、模型の意義だという考え方も成り立つ。例えば、これは煤で汚れる排気口であり、ここはハッチが開く場所であり、これはリベット打ちの装甲であり、これはゴム素材であり、これはオイルが垂れるようなパーツであり、ここから人が搭乗し……といったことを認識できるようにする。これもまた、模型表現として意味のあるスタンスだ(※工業生産のプロトタイプ/雛形などでは、素材から重量まで実物そのままであることが必須条件になる場合もあるだろうけど、それはまた別の話)。

 模型、とりわけスケールモデル分野には、「モデル元となる実在物があって、それの再現を目指している」という特殊な大前提がある。もちろん、架空艦などで自由に逸脱してもいいのだけど、ひとまずの大前提としては「再現の営みであること」「モデル元に対して、(なにかしら最低限の)忠実性を持つこと」は、共有されている筈だ。しかしそれを具体化する道筋は一つではないし、そこでどのような価値=方法=表現を選択するかは、モデラー個々人の思想の問題になる。
 とりわけ艦船模型では、1/700という極端な縮尺が標準になっており、「そうある筈のもの」、「そう見える筈のもの」、「そう作用する筈のもの」の間の乖離が生じがちなので、方法選択の問題が前景化しやすい(※艦船モデラーの大半は、意識的または無意識的に、常にこの問題に直面している筈だ……たぶん)。しかしこれは原理的に、ロボット模型や人物プラモでも同じことが当てはまるし、もちろん絵(イラスト)でも同じ性質の問が提起される。