第1作については別ページにも。
(2019/08/31)
『ジンコウガクエン』シリーズはたまに再プレイしたくなる。
しかしこれをプレイすると、なんだか人間性が露わになるような……。
例1: キャラメイクで趣味全開のキャラクターを作るよね。制服は黒セーラーだよね。
例2: そうやって作成した目当てのキャラクターに話しかけたらつれなくされてガッカリしているところに、別のキャラがスッと寄ってきてフレンドリーに会話してくれると、そちらのキャラになびいちゃうよね。仕方ないよね……。
例3: そんなふうにして親しい相手が複数出来ると、結局はその中から声で選んじゃうよね。でも、木村ヴォイスとか星野(安玖深)ヴォイスだったり琉花(藤咲)ヴォイスだったりすると、選びようがなくて二股、三股をずっと続けちゃうよね。ゲームシステムが許してくれているんだから問題無いと開き直るよね。
例4: 面倒になってくると、コンフィグで好感度制御を緩くして、イージーモードにするよね。苦労せずにモテる方がいいよね。ゲームシステムが許してく(以下略)。
……つくづく、人間性が露わになる。恥ずかしい。
『ジンコウガクエン2』
(c)2014 ILLUSION
貞操観念皆無で所構わず「サボり(保健室での性行為)」を促してくる奔放ネコ耳眼鏡キャラ。
こちらから話しかけてもそっけない対応ばかりでちっともデレないのに、いつの間にか好感度が上がっていて、上記画像のように毎ターン襲いかかってくるようになる。ならばと告白しても、恋人関係は拒絶すると来た。こんなのがいたら、ウブな男子学生の心を崩壊させるぞ……。しかも、これでヴォイスは琉花(藤咲)氏のねっとりのんびり口調なものだから、もう笑うしかない。
システム面では、うっかり虹色カードにしてしまったおかげで身体能力がやたら高くて、話しかけようとしても高速移動であっという間に視界から消えるし、逆に追いかけられたらすぐに捕まる。しかも、チャームを付けてしまったので周囲の人気も集めまくって、男女問わずあれこれしている。一匹もとい一人いるだけで学園生活を滅茶苦茶にかき回す、とんでもない爆弾キャラ……マジ妖狐。いっそ「葉子(ようこ)」とネーミングしておけば良かったか。
適当にキャラメイクしたら、こんなのが出来ました。ひでえ。
そして、こういったことがゲーム内で発生するのが『ジンコウガクエン』のバカゲーたる所以。
ちなみに、キャラメイクのデフォルト名前は「幻影楚子」だが、名前の「楚」はデフォルト性格から来ているし、名字の「幻影」はブランド名がIllusion(幻影)だから。
『いな☆こい!』の制服カラーリングもそれなりに再現してみたが、まったく似ない。もちろん声は「凜(木村氏)」に設定してあるが、『いな☆こい!』のような天然キャラではなく、礼儀正しいお嬢様キャラの芝居になっている。
『ケモノ娘の育て方』風に。こちらも幸いにしてセーラー服。柚原氏は出演していないので、「活」(秋野ヴォイス)を当ててみた。さすがに「がお!」とは言ってくれない。巨大デフォルメ眼球を再現する勇気は無かった。
安玖深ヴォイスの物腰柔らかなキャラクターといったら、『終末少女幻想アリスマチック』のこのキャラだろう。さすがに和装は再現できないが、それらしいカラーリングにした。両目は閉じたかたちにしておいても良いかもしれない。
秋野氏の可愛らしく朗らかなキャラと言えば『アマカノ』、ということで「朗」性格で作ってみたが、これが限界。もっとも、キャラメイクで簡単に再現できるようなイージーなキャラデザではなく、非常にデリケートなものであるということの裏返しだが。
「尖」性格ならば、『君が望む永遠』の速瀬水月もどきを作るのがオーソドックスだろう。もちろん水泳部設定で。そこそこ似ているが、「速瀬水月の3D化」と呼べるかというと、うーん。
制服はセーラー服なので、多少似せることができる。ただし、口調は「です・ます」の敬体ベースなので、水月らしさは乏しい。この「尖」性格だと、98%がツンの超ツンツン(デレ)になる。音声は北見氏。
二股指摘(浮気非難)時の台詞。名前との取り合わせが……。
ハグ要求。水月の「3、2、1、はい」を想起させる台詞。これに対してYESのリアクションを取ると、「抱きしめるとは一言も言ってないのですが。……まぁ、仕方がないですね」とツン(デレ)対応をされる。
「黒澤ダイヤ」のフィギュアを購入したので、ついでにもどきキャラを作ってみた。似ているようで似ていない。口元のホクロも一応再現したが、ほとんど見えない。原作を知らないので、キャラの性格は分からない。
同じく「津島善子」もどきの3Dキャラ。シニョン+ロングにすることは出来なかった。
『痕』の柏木楓。シンプルなおかっぱキャラだが、なかなか似ない。2009年版の『痕』では北見氏が演じていたらしいので「尖」性格にしてみたが、キャラの性格が違うのであまりフィットしない。
『クーデレ姉ちゃん観察日記』のヒロイン。さすがに一河氏原画のテイストには似せられないが、眼鏡+セーラー服というキャラデザの特徴だけはひとまず再現できた。性格は「淡」が妥当か。
『アイベヤ』のキャラ。白いセーラー服の上にクリーム色のセーターを着ているのだが(※作中季節は秋)、重ね着が再現できないのでカラーリング重視で黄色いセーラー服にした。性格は「月」で。
大笑いしたシーンの一つ。正論なのだけど、そもそもそういう次元の問題ではない。
サンプルキャラの一人。たいへん可愛い。全身キャラの、両手を後ろに回して上半身を突き出してくるポーズも、幼げな愛嬌があって可愛い。
心の赴くままにキャラメイクしていたら、なかなかきつい趣向のキャラが出来てしまった。ちなみに名前はランダム設定で適当に。本気モードの赤目ヴァージョンも作った。
キャラメイクのデータは画像形式になっているので、できればここにアップロードしたいところだが、「全裸画像なので気が引ける」「UL時にblggrに加工されて設定データが失われる可能性がある」という事情があるので、実行は差し控えている。
[ jinkouschool.com/ ](※一応18禁かも)
ここのパロキャラコーナーには、アニメやゲームのキャラクターを模したキャラメイクデータが大量に掲載されている。ツリ目の作り方や、特殊なヘアスタイルの活用法など、ざっと見るだけでもなかなか参考になる。ただし、アペンドデータを使っていたり改造データだったりするものは、自前では再現できなかったりゲーム中で使用できなかったりする。
「淡」ヴォイスの「白坂小梅」もどきキャラがあるが……見なかったことにしよう。
[ www.illusion.jp/preview/jg2/ ](※18禁サイト)
通常(?)のキャラクターについてはILLUSION公式サイトにもあるが、アップロード受付は終了しており、DLのみ可能になっている。
キャラメイク登録時に、ごく低い確率で強化版(虹色背景、俗にいうキラキラカード)になることがある。手許にある虹背景になった自作キャラの、なんと75%が琉花氏の「淡」ヴォイス。狙って作ったわけではなく、プレイヤー操作のレベルでは完全な偶然なのだが、これは「本当に偶然の巡り合わせ」なのか、それとももしかしたら「声によって虹色背景になる確率が違う」のか……? いずれにしても、本作の音声選択(=性格設定)の中では、この「淡」が一番好みなので、私としてはたいへん嬉しい偶然だ。ちなみに、「きゃらめいく」とゲーム本体は別のプログラムなので、プレイスタイルが影響しているという可能性はきわめて低い。
もっとも、「淡」ヴォイスにするようなキャラはたいてい体力や社交性が低くしてあるので、キラキラ効果で強化されてもメリットは薄いのだが。
『ジンコウガクエン』シリーズは、キャラメイクの細かさでは第2作が圧倒的だし、ゲームシステムも細やかになっている。日常風景の賑やかさも心地良い。ただし、マップが広すぎるので遊びづらいところもある。第1作は、ゲームシステムは比較的簡素だが、キャストが抜群に良い。2010年前後の黒白OKな個性派声優たちを絶妙に配置しているので、プレイし甲斐がある。なお、アダルトシーンは両作で多少システムが異なる。
『ジンコウガクエン』シリーズは、素晴らしいバカゲーです。
NPC同士の好感度が高まってきたところで、貞操観念設定の低いキャラが中庭や正門前などでやらかし始めると、それに釣られて周囲のNPCたちも一気に大乱戦を開始して、その無法地帯ぶりもすでに笑えるのだが、その風景にモブ音声で「コーヒーくらい飲めるよお」とか「どこか遊びに行こっか」といった日常台詞が混じってくると、何かの不条理ドラマを見ているようで大笑いしてしまう。中には、北見氏の冷静な声で「あなたのまぬけな顔を見に来ただけですから」という音声や、琉花あか氏ののんびりヴォイスが聞こえてきたりもして、さらに笑える。
琉花氏は、いわゆる言葉責めキャラを演じたら輝くのではないか、とも思う。
キャラクターは、全員自作できるのだが、デフォルトサンプルキャラの「然」性格の金野さんがたいへん可愛らしくて、いつもお付き合い(告白関係)してしまう。一方、「慎」性格の村上さんは、手を出さずに一人でのんびりさせておいてあげたい。
アダルトシーンは、コンフィグで暗転スキップにすることもできる。面倒なので自動スキップするようにしているが、オート処理だと勝手に*を使ったりしていてモヤっとすることも。