2015/02/25

blggrについての雑感

  このブログサービスの仕様やアクセスについてのいろいろ。基本的に不満が多い。


  (2013/10/17)
  このblggrは、一つのgglアカウントで複数のブログを持てるのだが、プロフィール情報自体は個別ブログの上位のアカウント情報に属するため、各ブログ間で同一(単一)の管理者名が共用されてしまう。複数の名義を持って任意に使い分けるということができないのでは、複数のブログを作れることの実が上げられない(――こわいので試していないが、「プロフィール」上の名前を変えてしまうと、おそらく過去のブログ記事投稿者名も遡及的にすべて変えられてしまうだろう。もしも「その都度の投稿時点での管理者名で投稿者名が固定される」というのであれば、管理者が手間をかけることで、事実上、ブログ間で複数の名前を使い分けることが可能になるが……)。



  (2013/10/19)
  このblggrでは「自分のページビューを追跡しない」に設定してあるのだが、たまに私自身のページ閲覧もカウントされていることがある(――特にページ再編集をして投稿リストに戻った時に、つまり自分のものとしか考えられないタイミングで、ページビューが加算されているのに気付くことが多い)。どうでもいいことではあるが、意図された設定が適切に反映されていないのは気分の良いものではない。どうしてこんなことが起きるんだろうか。
  もとより――今アクセス統計を見てみると――アクセスのほとんどがリファラスパムとおぼしきurlで占められているブログだが。前のブログではこんなに多くはなかったと思うのだが、そういうのに引っかかりやすいキーワードでも使ってしまっているのか、それともこのweb全体でスパムが増えているということなのか、原因はよく分からない。間違ってurlを踏んでしまわないかぎり、こちらに実害は生じていないのではあるけれども。

  全体としては、blggrの仕様には満足している。レイアウト設定も融通が利くし、デザイン見本や追加ガジェットもヴァラエティ豊富だし、利用者の知識に応じてhtmlに立ち入った設計をすることもできるし、メンテナンス等で閲覧や編集が出来なくなることも(記憶のかぎり一度も)無い。blggrを選択した最大の理由は、現在利用可能なあらゆる(無料の)ブログサービスの中で、最も長続きする見込みが高いと思われること――つまり自分の作成した記事群が、サービス終了によって消滅することが無く、長期間保存されるであろうと期待できること――にある。
  懸念材料は、以前にも書いたとおり、gglが余計な介入をする可能性があること、そして、アダルトコンテンツの扱いが日本国内(法)基準ではなく合衆国基準で判断されるため注意を要すること。



  (2013/12/24)
  ggl検索トップページからblggr編集のトップページに到達するには、上のナビバーから「もっと見る」→「Blogger」に移動するのが一番早い。しかしその一方で、ナビバー右端のアカウントリンクからはblggr編集ページへ行けなくなってしまった(?)。このあたりの仕様変更が(その構成上の事情からして)比較的頻繁に生じやすいのが、gglアカウントの(大きな)難点だ。



  (2013/12/30)
  ページ下部に設置している「ブログ内検索」が正常に機能していない(存在する筈のページが正しくヒットしない)ことが判明したので削除したいのだが、空欄のままにするのも不格好だし、かといって代わりに置きたいものも無いので迷っている。ブログアーカイブは有用なので保持しておきたいが、サイドバー形式にはしたくない(――本文への集中を妨げるものは極力置きたくないので)。いっそ「他言語翻訳」でも置いてやろうか。……実際に機能していないものを置いたままにしておくのは、内容を誤認させる危険があるので、ひとまず削除。空いた場所に何かを設置するかどうかは、これから考える。
  blggrにはもう一つ問題があって、複数のブログを持つことができるにもかかわらず、blggrで表示(使用)する名前は一つしか設定できない、つまり複数のブログをそれぞれ別の管理者名で使用するということができない。そのため、こちらの新ブログでは新たな管理者名を名乗る(表示させる)ことが出来なくなっている(――もしblggrプロフィールの名前設定を変更したら、おそらく旧ブログの管理者名もそちらに合わせて修正されてしまうだろう)。この点でblggrは、単一値のアカウントが複数のブログを持つことを可能にしているが、匿名的に複数のブログを運用することを困難にしている。gglの顕名(実名)志向からすれば筋の通った仕様だと言うことはできるが、日本の一般的なブログ慣行にとっては好ましいものではない。



  (2014/01/23)
  blggrの検索機能の頼りなさは、もうどうしようもない。自分が過去に書いたテキストを探そうとしても、ちっとも見つからない。各ページをDLしておいてHDD内検索をした方が、遺漏の生じる可能性がほとんど無いので、はるかにましだ。
  (お前が一つの記事を何十回何百回も再編集更新しているせいじゃないのか、とか言わない。)



  (2014/03/14)
  このblggrの「統計」-「トラフィック」の欄を見てみたら、「検索キーワード」という項目があるのだけど、これはいったい何の(どこの)検索のことなのだろうか?
  1)gglの検索結果? 例えば「あかときっ! 脱衣」という検索文字列がここに表示されているが、今この検索語を試してみてもgglのウェブ検索結果約140件の中に私のブログは含まれていない(――『あかときっ!』の紹介記事を書いているので、検索ヒットしないのはこれでおかしいが)。だから、これはggl検索結果(からの訪問者)を示すものではないと推測できる。
  1')gglの画像検索から来たのだろうか? いや、画像検索の場合は、ggl側の画像表示ページを中継して私のブログに来ている筈であり、私のブログに直接来ることは通常あり得ないので、これも当てはまらない可能性がある。
  2)navbarからの検索? いや、私のブログはnavbarを表示していないから、これではない。
  3)管理者(つまり私)自身の投稿管理画面からの語句検索? いや、私自身もそんな語句でブログ内検索をしたことは無い。
  4)それ以外の可能性。……何があり得るだろうか? 想像できない。
結局のところ、このblggrのアクセス統計は何をやっているのか、何を示しているのか、よく分からない。まあ、気にせず放置していればいいのだろうけど、いささか釈然としない。



  (2014/03/28)
  以前にblggrへの画像アップロード時に勝手に(自動的に)画像再変換されていると書いた(3/5の記事を参照)が、twでも、アップロード時に画像再圧縮とリサイズが行われているそうで、JPEGでは画質劣化されやすいがPNGでは劣化が少ない(という場合が多い?)という話が以前から出ていたようだ。このblggrでも、次に機会があれば(つまり、今後問題が生じた場合は)PNGを試してみることにしよう。FBはさらに事情がややこしく、PNGならば大丈夫というわけでもないようだ。



  (20114/05/03)
  このblggrの設定では「自分のページビューを追跡しない」ようにしているのだが、どうやら自分自身のページ閲覧回数もそのまま加算されてしまっているようだ。再編集したページを更新表示してレイアウトなどを確認して記事リスト画面に戻ってくると、必ず表示回数が1回増えている。いったん「追跡しない」→「追跡する」→「追跡しない」と切り替えてみても、状況は変わらず。表示回数それ自体は多かろうが少なかろうがどうでもいい――どちらかといえば少ない方が良い――のだが、設定した筈のものがきちんと働いていないのは気分の良いものではない。



  (2014/08/29)
  このblggrは、新ページ作成時の投稿タイトルに、半角アルファベットや英数字のようなシングルバイト文字が含まれていると、その文字列がそのままurlに反映されるという仕様になっている。例えば、タイトルを「machinemaiden」にすると、そのまま「machinemaiden.html」になる。しかし、文字列に字数制限は無いのだろうかと、「12345678901234567890123...」と100文字のタイトルで新投稿作成してみたところ、結果は「123456789012345678901234567890123456789.html」となった。つまり、urlに反映されるのは39文字までということのようだ。
  なお、マルチバイト文字と混合されている場合は、1バイト文字の部分のみが抽出される。例えばタイトルを「Schoolぷろじぇくと」にすると、「school.html」になる。また、シングルバイト文字ならなんでもよいというわけではない。例えば、半角カナや感嘆符"!"、アンダーバー"_"などは無視される。例えば「MERI+DIA~マリアディアナ~」のような投稿タイトルにした場合、urlは「meridia.html」のみになる。アルファベットでも、大文字はすべて小文字として扱われる。詳しく調べたわけではないが、urlに反映されるのはおそらく、半角アルファベット小文字26個と英数字10個の計36個のみではないかと思われる。いや、もう一つあった。(半角)スペースはハイフンに置き換えられるようだ。
  「Schoolぷろじぇくと」の例を見ても分かるように、非英語圏の利用者にとってはかなり中途半端なもので、大きなお世話だと言いたい側面がある。また、gglのことだから、もしかしてurlに反映されない禁則語が存在したとしても驚かない。



  (2014/09/01)
  blggrでは、最初に新ページを作成する段階で、公開日付を未来に設定したうえで「公開」決定すると、すぐには公開されず、「スケジュール済み」として公開待ちの状態になる。なので、記事を未来の日付ですぐに公開したい場合は、まずは未来ではない日付時刻に設定したうえで記事作成し、いったん公開状態になってから日付を再編集するという手順が必要になるようだ。もう一つ注意点がある。公開待ちの段階では、そのページのurlはまだ確定されていない。公開待ちの状態で記事タイトルを変更すると、その変更後のタイトル文字列に従って、公開時に、当該ページのurlが決定される。



  (2014/09/25)
  あ、blggr側から勝手にPicasa連動が追加されてる。消した画像を完全消去するにはいいけど。



  (2014/10/15)
  画像アップロード時にblggrが余計な自動補正を掛けてくれるので、色調が致命的に下品になってしまう。今回は、Picasaに行って個別に補正解除してから再アップロードするという手間を掛けて元の状態(補正前)に戻したが、自動補正を一括無効化することはできないんだろうか。上の画像も、自動補正された状態では、肌がオレンジ色っぽくなり、しかものっぺりした色合いになってしまっていた。見比べるまでもない違いで、つらかった。
  ……あ、あった。Picasa側の設定で「補正off」、「フルサイズでのアップロード」に変更した。まずはこれで大丈夫だろうか。



  (2014/11/28)
  うわ、またこのページのurlが"diary201411.html"から"201411.html"に勝手に変更されてる。本当にgglは余計なことばかりするなあ。こういうお節介は大嫌いなので、抵抗してdiary201411を改めて作り直そう。gglのさらなるお節介でページ削除されたりしては困る(不信感)ので、念のためしばらくは両方のページを保持しておくが。2013年10月も同じ被害を受けていたので、これもページを作り直して再構築。
  gglのサービスであるblggrを選んだ理由は、「広告を入れずに済むこと」と「長期間保持される可能性が最も高いであろうこと」「レイアウト設計に融通が利く」で、とりわけ後者を最大限重視したためにこの選択に至ったのだが、デメリットとして「gglアカウントに紐付けられる」「gglが余計なことをする」「アダルト表現などが国際基準で判断される」という点もある。



  (2014/12/07)
  ふと思い立って、アクセス統計を見てみた。「ブラウザ別のページビュー」は、Firefoxが36%でトップ(ただし私自身のアクセスも含まれてしまっているが)、続いてChromeが35%。IEはかなり落ちて、上位二者以外のワンオブゼムになりつつある(13%)。OS別のページビューは、Winが76%。このブログが基本的にWindows向けPCゲームに関するものであることを考えると、案外低いと言ってよいかもしれない。もっとも、LinuxとAndroidがそれぞれ8%で、それ以外は1-2%という状況なので、携帯アクセスを考慮するとおおむね妥当な数字なのだろう。 国別ページビューは、見えている範囲だけで計算すると日本が64.1%で米国からが29.6%、ロシア2.5%、台湾1.1%、ドイツと韓国が0.7%。うーん……日本語話者でない人には(あるいは日本語ネイティヴにすら)相当読みづらい文章を書いていると思うのだが、大丈夫なのだろうか。攻略データや引用画像だけなら、見て分かってくれるであろう(つまり無駄足に終わりはしないであろう)と願っておこう。もっとも、リファラスパムとおぼしきvamなんちゃらやadsほにゃららからの大量アクセスだけで、上記のUSアクセスにほぼ相当するのだが。

  「自分のページビューを追跡しない」(=アクセスとしてカウントしない)ように設定している筈なのだが、相変わらずこの設定が反映されていない。余計なところで余計なことをするわりに、必要なところでやってくれないというblggrのこの無能感よ……。



  (2015/02/23)
  サイト内リンクについて。以前も書いたことかもしれないが……。このblggrでは、.comアドレスが基礎にあって、アクセス元に応じて国コード化されたアドレスにリダイレクトされるという仕様になっているようだ(――日本であれば.jp。他国からのアクセスでも同様に変化すると思われる)。comアドレスは、例えば投稿者自身の投稿一覧ページなどで用いられている(例:個々の記事の「表示」リンク)。さて、しかし、このブログ内の別ページへのハイパーリンクのurlを手動で指定する際に、私はどちらで記述すべきなのだろうか。
  1)今のところは、comアドレスで記入するようにしている。これは、大元のアドレスであり、そしてユニヴァーサルに通用する筈のアドレスだからという理由だ。しかし、このようにしていると、支障を来すかもしれない場面がある。閲覧者(私自身を含む)は、多くの場合、手動指定したのではないリンク(blggr側から提供されている「前の投稿」「ブログアーカイブ」あるいは個々の記事タイトル)によって移動するが、その際にはcomアドレスを経由することなく、特定の国コード準拠のアドレスの中だけでページ遷移を行っているだろう。ということは、comアドレスでの手動リンクを貼っている箇所では、クリック済みかどうかの判別がずれるため、閲覧者が当該リンク先記事をすでに読んでいた場合でも、まだ読んでいない記事かと誤認させてしまう虞がある。これがcomアドレスリンクの問題点ということになる。
  2)しかし、それでは特定の国コードアドレスにすれば問題は解決するのだろうか。たしかに、blggrのアクセス統計を見てみると、このブログへの訪問者は約67%が日本からのアクセスで、27%が米国からのアクセスとなっている(――第3位ロシアが2.2%で、4位の台湾が1.1%、以下、韓独仏あたりはいずれも1%未満)。だから、jpアドレスにしておけば、過半数の閲覧者にとっては、リンク先が閲覧済みかどうかが誤解無く認識できるようになる。他方、それ以外の国からの訪問者にとっては、問題はなんら解決されていない。ただし、それは、comアドレスで手動記述されていた場合とjpアドレスで記述されていた場合とで、良くはなっていないが、しかし悪くなるわけでもない。だから、jpアドレスで記述することは、少なくとも67%の訪問者の状況を改善し、残り33%の訪問者に対しては(そもそもどうしようもないのだが)改善も改悪もされないということになる。つまり、合理的にいえば、jpアドレスにした方が絶対的に良い(悪くなる側面は無い)という結論になる。実際には、米国アクセスのほとんどがスパムと思われるので、改善される閲覧者の比率はさらに高まる。
  しかし、jpアドレスの記述にすることを私は躊躇している。何故かというと: a)技術的理由。国コードリダイレクトの仕様が信頼しきれない。b)文化的理由。特定の国を優遇することをしたくない。そもそもblggrを選択した理由の一つが、まさに国内向けのドメスティックなサービスに依存したくないというものだった(――もちろん、blggrを選んだだけでコンテンツが国際化されるわけではないし、また国際基準に服することによるリスクもあるのだが)。c)統一性乃至整合性の理由。これまで膨大なハイパーリンクをcom指定してきた(そもそも当初は国コードへのリダイレクトは無かった筈だ)ので、それら全てを修正するのは至難だし、かといって今からjpリンク化すると整合性が取れなくなる(もっとも、comアドレスと国コードアドレスはすでに混在してしまっているのだから、整合性は理由にならない[あるいはせいぜい副次的なものでしかない]とも言えるが)。このように考えて、結局、comアドレスのままにしている。



  (2015/02/24)
  「3 月 23 日より、露骨な性描写を含むコンテンツは Blogger に掲載できなくなります。」というノーティスが「マイブログ」ページのトップに出たけど、私のブログは該当してないよね……。「露骨な性描写やヌードを扱った画像および動画を Blogger で一般公開することはできなくなります」とあり、それらが含まれる場合は「限定公開」モードに変更されるようだ(コンテンツそのものが削除されることは無いと明言されている)。他方、3/23以降の「新規のブログ」では、上記要件に該当するものは削除される可能性がある。この「新規のブログ」というのが、「新規ネームのブログ」のことなのか、それとも「既存ブログ内の新規記事(新規ページ)」も含まれるのかは、公式の説明からははっきりしない。
  私のブログの引用画像は、いずれもそうしたものに該当しない画像のみを選んでいるつもりだ。ただし、肌の露出の多い画像(例えば水着など)がそれと誤認される危険が無いわけではない。もしも仮にそのように不利な判断をされたとしても、限定公開化を避けるために、1)該当すると見做された画像がそうではないと抗弁する、2)該当すると見做された画像を差し替える、3)「芸術、教育、ドキュメンタリー、科学などの、公共の利益を目的とする裸体像の掲載は許可されるものとします」の例外要件に該当するのだと主張する、といった対応が出来る。
  振り返ってみると、これまで662枚の画像を掲載しており、その中には下着露出しているCG(複数枚)、排尿しているCG、水着姿のCG(複数枚)、ベッドシーン(事後)CGもあるが、このくらいならば「露骨な性描写」には当たらないだろう。ちなみに、ナイフ(『SWAN SONG』)や日本刀(『めぐひら』)を突きつけているCGもあったりするが、そちらは今回の問題には関わらない。



  (2015/03/04)
  先日のblggrアダルトコンテンツポリシー変更の件、結局実施されないことになったのか。重畳。